本田圭佑が日本人離れしたメンタルを持つ秘密とは?PKキッカー批判や数々の逆境、性格や人間性など

イタリアセリエAの名門・ACミランで活躍するサッカー選手、本田圭佑。

彼の事を知らない日本人はほとんどいないと言ってもいいほどの日本を代表するアスリートです。

日本には数多くの一流アスリートがいますが、本田圭佑のメンタルの強さはその中でも群を抜いていると言ってもいいほどであると個人的には思っています。

以前わたしはこんな記事を書きました。

ACミラン本田の移籍は確実?ロッソネーロで苦戦する理由とおすすめ移籍チーム 本田△よ、どこへ行く?

これが昨年11月に書いた記事、約4か月前ですね。

今読んでみると、かなり失礼な記事です(爆汗)。本田がミランを退団する前提で書いてます。今思えば失礼と思えますが、この記事を書いた昨年秋頃の本田圭佑を取り巻く環境というのは、本当に絶望的な物だったのです(自己弁護?w)。

メディアでのチーム批判により、イタリアメディア、クラブ、監督、チームメイト、サポーターの全てを敵に回したうえに出場機会を与えられず、今季限りでの放出は確実と言われた本田圭佑は、あれから4か月たった今、破竹の勢いで上位争いを繰り広げるACミランの不動のスタメンとしてメディア、ファン、監督、チームメイトから絶大な信頼を得ています。

全くもって、こんなに強靭なメンタリティの持ち主が日本にもいるんだなという感想しかわきませんね。

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決してサッカーエリートではなかった本田圭佑少年

本田圭佑(29歳)

生年月日 :1986年6月13日生まれ
出 身 地:大阪府摂津市
家族構成 :妻と一子(長男)
出 身 校:星稜高校
所属クラブ:名古屋グランパス→VVVフェンロ(オランダ)→CSKAモスクワ(ロシア)→ACミラン(イタリア)

彼は決してサッカーエリートではありませんでした。中学校時代は、地元大阪のガンバ大阪ジュニアユースに入団していましたが、高校は石川県の星稜高校へと進学しています。普通ならば、そのままガンバ大阪ユースへと昇格するところです。

その理由はユースチームから入団内定を出してもらえなかったからです。当時のガンバジュニアユースは逸材揃いでした。「天才」の異名を持ちスペインのマジョルカなどでもプレーした、本田と同じレフティーで生年月日も全く同じ家永昭博、オランダのフィテッセに所属した安田理大、今もガンバの不動の守護神としてゴールを守る東口順昭など。そんな層の厚いガンバのユースへの昇格内定を得られずに、星稜高校へと進学した本田少年の心中はいかほどだったでしょう。

この第一の挫折ともいえる逆境は、星稜高校を高校サッカー選手権で石川県勢初のベスト4に導くなどの活躍で見事に跳ね返してしまうのです。思えば、この頃から本田圭佑という男の鋼のメンタルの片鱗は見えていたと言ってもいいのかもしれませんね。

貪欲なまでの向上心と弛まぬ努力、そして目標を達成するという強い想い

少年・本田圭佑の有名なエピソードに、小学校時代の卒業文集に書いた将来の夢があります。彼は将来の夢として、

「イタリア・セリエAに入団して背番号10をつける」

と書いています。そしてそれから17年経った今、彼はその夢を現実としています。しかも、セリエAの中でも屈指の名門・ACミランの10番です。

「念ずれば叶う」という日本のことわざがあります。これは、一生懸命に念じていれば夢はかなうという意味ではありません。念じてさえいれば叶うのだったら、日本は成功者だらけでしょう(笑)。本田圭佑は誰よりも努力したうえで、自らの成功を信じていたればこそなのでしょう。実際、彼が若い頃指摘されていたのが、運動量の少なさです。ガンバユースに入団できなかったのも、スピード不足に加えて、運動量にも問題があったと言われています。そしてその課題はJリーグの名古屋に入団した後も度々メディアやサポーターなどから指摘されていました。

しかし、今のミランでは右サイドを主戦場に、守備と攻撃にチーム一ともいえる運動量を誇る選手となっています。厳しいトレーニングなくしてスタミナを養えるわけもなく、これこそまさに己に課した厳しい鍛錬の賜物と言えるでしょう。本田本人のキャラからいって、絶対に「努力してますよ」的な部分は見せませんけどね(笑)。

と思ったら言ってました(苦笑)。こんな言葉です。

「人生24時間の一日のなかで余った時間は他にもあるわけですよ。それを他の奴が休んでる間に走ることに着手すれば、プラスαこのちょっと伸びたら凄いことになる。」

まあ、こういうとこなんでしょうね、本田圭佑の本質というのは。全てに貪欲。そして向上心旺盛。まさに成功者のメンタリティと言っていいと思いますね。

PKキッカーは美味しい役回り?考えさせられるバッジョの名言

本田圭佑はいい意味でも悪い意味でも話題性抜群です。

ネットなどでは熱狂的なファンがいる一方で、熱狂的なアンチも多数存在します。それは本田圭佑のビッグマウス、日本人には珍しいほどのその言動や行動も大きな要因と言えるでしょう。

わたしがアンチの人たちの言動で最も気になるのが、本田がPK(ペナルティキック)を蹴りたがる事を揶揄する人が多い事です。

特に日本代表の試合ではキッカー・本田に対して批判的な意見が多く見受けられますね。

まあ、確かにPKを決めれば得点者になれるわけで、オイシイと言えばその通りなんですよね。PKの成功率はおよそ70~80%と言われているほど成功率が高いため、余計そういわれるのでしょう。自分で獲得したPKならばまだしも、他人が倒されて獲得したPKを蹴って自分の得点になる場合などは特に、そう思う気持ちもなんとなくわかります。

ですけど「決めて当たり前」と思われているPKを蹴る事のプレッシャーって凄いものだと思います。特にワールドカップ出場権をかけた日本代表の試合など、重要な試合の重要な局面などでは特に。決めて当たり前だからこそ、受ける重圧も半端ないと思うんですよね。とてもじゃないですけど、

「よっしゃ、1点いただきっ♪」

なんてメンタリティで蹴れるものではないと思います。全ての勝負の責任、そしてチームの、いや日本サッカーの重圧を一身に背負ってのキッカーなのです。そこで積極的に「俺が蹴る」といってキッカーを務める本田圭佑はやはり日本人離れした精神力の持ち主なのだと思います。

そういえば、イタリアの至宝と呼ばれた往年のスーパースター、ロベルト・バッジョはこんな名言を残しています。

「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持ったものだけだ」

自身も、アメリカワールドカップ決勝の対ブラジルPK戦で最後にPKを外して優勝を逃した経験を持つだけに、とても重く響く言葉ですね・・

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スターを演じる表の顔と、陽気な大阪人である本来の顔

これほどまでに強靭なメンタルの持ち主の本田圭佑ですが、その人間性や性格というのはどういうものなのでしょう。

一般的なイメージとしては、「自信家」「気難しそう」「孤高の人」そんな言葉をイメージされる人が多いのではないでしょうか。

しかし、元々本田は関西人。彼のメディアの前で見せる姿は、あくまでパブリックイメージを意識したもののようです。

日本代表で活躍するサウザンプトンのDF・吉田麻也は、本田圭佑についてかつてこんなことを言っていました。

「マスコミの前でいじると怒るんです」

セリフはうろ覚えなので多少間違ってるかもしれませんが、とにかく衆目の目のあるところではいじらせないというような内容でした。これは逆を返すと、普段の仲間内ではいじりOKって感じに受け取れませんか?本田圭佑のイメージ上、表向きはカッコよく、あくまでクールに、って感じなのでしょう。実際、ある日の日本代表の試合後に、ミックスゾーンでインタビューを受けていた吉田麻也の頭を後ろから叩いて去っていった本田の姿などを見ても、本来は陽気な人間のように思えます。

本田圭佑のモノマネでR-1グランプリを制したお笑いピン芸人の「じゅんいちダビッドソン」とも交流があるようで、食事会で一緒になった浦和レッズの槙野智章によると、じゅんいちダビッドソンの本田モノマネを、本田圭佑自身が物まねしたそうです。槇野いわく、

「本田の方がじゅんいちに寄せていっているw」

というほどの大盛り上がりだったそうです。

人によっては自分のモノマネをするタレントに嫌悪感を抱く人も多いのですが、この辺りはなかなか器が大きいというか、懐の深い人物と言った印象を受けますね。

本田圭佑のもうひとつの夢

絶望的な状況の中、これ以上ないほどの逆境を覆し、そのプレーによってイタリア中の評価を一変させた本田圭佑。

長い低迷に苦しむかつての名門・ACミランの中で、これ以上ないほどの存在感を示して、日に日にその評価は高まるばかりです。長らく任せてもらえなかったフリーキックも先日ついに解禁されましたね。

小学校時代の「セリエAで10番を背負う」という夢を実現し、ミランで活躍を続ける不屈の男・本田圭佑。

しかし、小学校時代の卒業文集にはもう一つ、書かれていたことがあるのです。

「世界一のサッカー選手になる事」

もう一つ残された夢を手に入れるまでは、この日本人サッカー選手のモチベーションが切れる事はないのでしょうね。

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