ヘルタ原口元気は問題児?次期日本代表エースの攻撃と献身のプレースタイルとは

ドイツブンデスリーガのヘルタ・ベルリン(ヘルタBSC)に所属する日本人サッカー選手・原口元気。

ヘルタでは左サイドのスペシャリストとして不動のレギュラーを獲得し、サッカー日本A代表でも左サイドのレギュラーに定着しつつある日本を代表するサッカー選手です。

ここではそんな原口元気選手をご紹介します。

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原口元気のプロフィール

生年月日 :1991年5月9日生まれの25歳
愛称・通称:ゲンキ
出 身 地:埼玉県熊谷市
身   長:178cm
体   重:68kg
効 き 足:右足
所属チーム:ヘルタBSCベルリン
背 番 号:24
ポジション:FW(WG、ST)MF(SH、OH)
家   族:妻・香屋ルリコ(かやるりこ/元タレント)

原口元気のキャリア

小学校6年生時には所属していた江南南サッカー少年団のメンバーとして全日本少年サッカー大会で優勝。その年の全日本少年フットサル大会でも優勝。中学校入学と同時に地元埼玉の浦和レッズのジュニアユースへ入団し、その後は飛び級で一気にユースチームへと昇格。

早くから大器と注目されていた原口には、ドイツの名門バイエルン・ミュンヘンから練習生としてのオファーが届くなど、その存在は海外でも注目された逸材でした。

17歳になったばかりの2008年5月にはトップチームである浦和レッズに選手登録され、5月25日のナビスコカップ名古屋グランパス戦でデビューを飾ります。

ロンドンオリンピック世代のアンダーカテゴリーであるU-19日本代表にも選出されるなど、順調にキャリアを積み、選手登録から半年後には浦和とプロ契約を結びます。

2009年4月には浦和レッズ史上最年少Jリーグゴールを決めるなどレギュラーの座をつかみ、翌2010年こそサブに回る機会が多かったものの、2011年には完全にスタメンに定着。リーグ戦ではチームトップとなる9得点を挙げました。2013年には初の二けた得点を記録し、背番号も点取り屋の象徴である「9」を背負う事となります。

2014年5月にはドイツブンデスリーガに所属するヘルタ・ベルリンへの移籍が決定。1年目の後半からレギュラーに定着。2年目も左右両サイドのMFを中心としてレギュラー起用されるなど、完全にチームと監督の信頼を得て、ヘルタの中心選手の座を不動のものとしています。

クラブチームで活躍する一方で代表としては不遇でした。原口の世代であったロンドンオリンピック日本代表では、五輪予選ではメンバー入りして試合に出場していたものの、本番のロンドン五輪ではメンバー外となって無念の落選。

A代表でも2011年に初選出されましたが定着するには至らず、その後も2年間お呼びがかからず、代表初ゴールは2015年のイラク戦でした。A代表監督がヴァヒド・ハリルホジッチに代わってからは日本代表に定着、ハリルホジッチは原口の能力を高く買っており、左サイドの他、ボランチやサイドバック起用も試みるなど、そのユーティリティ性が重用されています。

原口元気は素行不良?激しい気性は過去に数多くの問題行動も

少年時代から常に数々の栄光に包まれてきた原口選手ですが、その一方で数々の問題も起こしてきた問題児という側面もクローズアップされて来ました。以下がその代表的なものです。

  • 2009年の練習中にエジミウソンと小競り合いを起こす が、練習後和解。
  • 2011年12月10日にチームメートの岡本拓也と喧嘩になり、コーチ陣の制止を振り切って倒れていた岡本の左肩を蹴って左肩関節脱臼(全治3週間)の怪我を負わせ、翌11日にクラブからけん責及び1週間の謹慎処分が下された。
  • 2012J1第27節対柏レイソル戦では、前半27分の交代直後、監督のミハイロ・ペトロヴィッチに詰め寄り[15] チームメイトになだめられたものの試合後サポーターへの挨拶の場に出向かず帰宅した。翌日、練習場にてチームメイトら全員の前で謝罪。
  • 2013年6月21日の練習中のミニゲームで監督の采配に不満を示しクーラーボックスを右足で蹴り上げ、直後に練習が中止。これを受け23日にアウェーで行われたナビスコカップセレッソ大阪戦の遠征メンバーから外れることが決定した。ペトロヴィッチ監督は「まだ若い選手ですし、我々が若い選手をつぶしてしまうのは簡単ですが、若い選手に間違いがあったとしても、我々はその間違いを正してあげたいと思います」と語った。

wikipediaより

試合中に相手と乱闘騒ぎを起こしたという事などではなく、ほとんどはチームメイトや監督に対してのトラブルですね。同じく浦和レッズと日本代表のチームメイトであった柏木陽介選手曰く「生意気小僧」。

とにかく自己主張の強さと気性の激しさはJリーグファンの間でも超有名なほどでした。

しかし、同じく浦和レッズに移籍した槙野智章選手などは原口選手のより理解者となって原口選手も徐々に感情をコントロールできるようになっていったと言われています。ヘルタに移籍した今では過去のような武勇伝は一切聞かれなくなっています。2015年に結婚した事も影響しているかもしれません。

その能力は誰もが認める超一流選手。激しい感情を闘争心に代えることが出来た今、ドイツでも日本代表でも無双しているのは当たり前と言えば当たり前なのかもしれません。

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フォア・ザ・チームに徹する献身性。攻守における運動量で監督の信頼は絶大

原口元気というサッカー選手の凄さ。その一つが「チームに対する献身性」です。

原口元気という選手は、過去の問題行動の影響で非常にエゴイストな選手と見られがちですが、プレースタイルはその正反対ともいえるものです。

攻撃的な選手なのですが、とにかくチームのために前線からの守備を怠りません。その運動量はチーム随一のものであり、よくこのプレーが90分持つなというほど凄まじい運動量です。相手ボールになれば自陣までボールを追いかけていき、マイボールになれば長い距離を走ってゴール前まで顔を出しています。こんなスプリントを90分間続けることが出来るのです。

原口選手が所属するヘルタ・ベルリンのダールダイ・バール監督や日本代表のハリルホジッチ監督の絶対的な信頼を受けているのはこの「チームのために泥臭い仕事ができる」献身性によるものが大きいのです。

自分でボールを奪われると、必ずすぐに守備に入って自分で取り戻そうとします。攻撃と守備の切り替えが非常に早く、とにかく守備をさぼる事をしません。全力で相手ボールを奪いに行きます。

負けず嫌いの激しい闘争心と、チームのために汗をかくことを厭わない献身性。これこそが原口元気という選手の特殊性であり、最大の武器なのかもしれません。

日本代表では希少なプレースタイル 縦への推進力溢れるドリブル

原口元気のもう一つの武器と言えば、やはりドリブルでしょう。

彼のドリブルはトリッキーでテクニカルなドリブルではなく、縦への推進力溢れるドリブルです。ゴールに向かっていけるドリブラーですね。

日本代表にはこのタイプのドリブラーが非常に少ないです。サイドに起用されている選手も、本来は中央の選手だったりセカンドトップタイプの選手だったりで、ドリブルで相手を振り切る純粋なウインガータイプはほとんどいません。

この原口選手はサイドを本職としているように、1対1で相手を置き去りに出来る生粋のウインガータイプであり、その意味でハリルホジッチの掲げる「デュエル(決闘)」に勝てる選手といえます。

そしてもともと推進力に定評のあったドリブルに加えて、ドイツに渡ってからはドリブルからのパスやシュートなどの判断力も劇的に進化しました。視野が広くなり、以前にもまして得点に結びつけるドリブラーとなったのです。自分で打つ場面と味方に任せる場面の使い分けが秀逸であり、球離れのタイミングの良さは天性のものと言わざるを得ません。今ではドリブルはチームの得点のための選択肢の一つという位置づけになっています。

右利きですが左サイドで使われる機会が多くなっているように、左サイドから中にカットインしての右足シュートは彼の最も得意な得点パターンです。しかし、中央にフィジカルが強くて得点力の高いセンターフォワードがいる場合には右サイドへ入ってクロサーとしても起用できます。ハリルは原口の運動量と守備力の高さ、縦への推進力からセントラルミッドフィールダー(ボランチ)としての適性も見出しています。

セカンドトップも出来ますし、シャドーも出来るという、まさに超万能な選手。

監督からしてみればこれほどチームにとってありがたい選手はいないでしょうね。

メガクラブでレギュラーを取る初の日本人選手となる可能性も・・

間違いなくこれからの日本代表を背負っていく事になるであろう原口元気。

彼の活躍はロシアワールドカップアジア最終予選で苦戦を続けている日本がW杯出場を果たせるかどうかの大きなカギを握っているといってもいいかもしれません。

ドリブラーといえば、そのプレースタイルからはしばしばエゴイスティックな一面が見受けられる選手も少なくありません。フリーの選手がいるのに強引に仕掛けて無理矢理シュートを打つ!みたいな。しかし原口選手からはそんな一面をほとんど見る事が出来ません。行くときは行く、渡すときは渡す、状況判断が素晴らしいのです。

そして自分が失ったボールは必ず自分が取り返す!という当たり前のことを当たり前にできる選手です。そしてそれを90分続けられる選手なのです。そしてこの当たり前のことが出来る前線の選手というのは、世界的に見ても実はものすごく少ないのです。

大きな怪我でもしない限り、この原口元気の未来には明るい未来が大きく広がっています。

数年後に最も世界で成功している日本人サッカー選手はこの原口元気である可能性は大いにあるでしょう。メガクラブ(レアル、バルサ、バイエルン、シティ、ユナイテッドなど)でレギュラーを張っている可能性さえあると思いますね。

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