ユーロ2016とは?見どころ、優勝予想など スペインの3連覇なるか?阻止するのはドイツかフランスかベルギーかイングランドか?

日本時間の6月10日朝4:00、フランス対ルーマニアの試合でいよいよサッカーのユーロ2016が開幕します。

今回の2016が第15回大会となるユーロ。今大会はフランスでの3度目の開催となります。日本では大会を狙ったテロ未遂など、ネガティブな話題が大きく報道されている現状ですが、そんな現状を打破してくれるくらいに熱い戦いを期待しようじゃありませんか。

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ユーロって何?

ユーロ、ユーロとテレビや新聞で騒いでいますが、ユーロとは略称であり、正式名称は「UEFA欧州選手権」と言います。UEFAとはヨーロッパサッカー連盟の略称であり、ヨーロッパのサッカー選手権という意味ですね。つまり、ヨーロッパサッカーの大陸王者を決める大会という事です。

この大会に優勝したチームは、ワールドカップの前年に行われる世界の各大陸王者が戦うFIFAコンフェデレーションズカップ(通称・コンフェデ)にヨーロッパ代表として出場する事が出来ます。こう言うとピンとくる人も多いのではないでしょうか。日本が昨年出場したアジアカップ。日本は残念ながら準々決勝でPK負けしてしまいましたが、優勝していればコンフェデにアジア大陸王者として出場できていたのです。つまり簡単に言うと、アジアカップのヨーロッパ版という事ですね。もちろん世界的な注目度も権威もユーロの方が断然ありますが(苦笑)。

このユーロですが、アジアカップと同じく4年に1度の開催となっています。一番覚えやすいのは、オリンピックの年に行われるという覚え方です。サッカーワールドカップの2年後ですね。W杯の中間年という事です。

このユーロの出場チームは全24か国。その出場国を決めるために、ワールドカップ終了直後からユーロ予選が始まります。その期間はなんと1年以上。もはやワールドカップ予選に匹敵するほどの長さです。そこから勝ち上がってきたチームが晴れてユーロへの出場権を得る事となるのです。

24か国に出場国が増えたユーロ2016。その是非は?

上の項で、ユーロの参加出場国24か国と書きましたが、実は前回のユーロ2012までは参加国は16か国でした。今大会から8チームが増えた事になります。今までの1.5倍のチームに門戸が広がったという事ですね。

この決定に関しては、ヨーロッパ内でも色々な意見がありました。やみくもに出場国数を増やす事でユーロのレベルが下がる事を懸念する声やUEFAの商業主義だというネガティブな意見。逆に出場国数を増やす事でユーロへの関心が多くの国に広まる事を喜ぶ声を中心にポジティブな意見。色々ありましたが結果的には出場国を8か国増やす事で落ち着きましたね。

この出場国数増に関しては、個人的には反対です。というか大反対と言ってもいいくらいです(苦笑)。

理由はただ一つ。ユーロのレベルが下がる事です。わたしがユーロを初めて見たのは、1992年大会だったと記憶しています。ラウドルップ兄弟やシュマイケル率いる伏兵デンマークが優勝した大波乱の年です。実はこの時は出場国数はわずか8か国でした。まさに選りすぐられた強豪中の強豪のみが参加できる大会だったのです。だからこそユーロは、ヨーロッパの国々にとってワールドカップよりも重要でレベルの高い大会と言われていたのです。

それが倍の16か国になり、さらに24か国・・。そりゃあ参加国増えればUEFAに入ってくる放映権料とかも増えるでしょうし、増やしたいのも分からんでもないですが・・ねえ(苦笑)。

そりゃあこれまで出場することも出来なかった国々にチャンスが与えられるのはその国にとってはありがたい事ではあるでしょうが、間違いなくユーロの価値は落ちたでしょうね。レベルの高い試合ばかりだったからユーロは面白かったんです。イタリアやフランス、スペイン、ドイツなどの超一流国でも予選敗退や初戦負けなんて日常茶飯事。そんな過酷なところがわたしにとっては一番の魅力だったのですが・・

まあ時代の流れには逆らえないという事でしょうか。ワールドカップも参加国を増やす方向になりそうですしね(苦笑)。

ユーロの過去優勝国 しばしば大波乱を巻き起こすワールドカップとは異質の大会

そんなヨーロッパのサッカー選手にとってはワールドカップ以上に価値を置く(置いていた?)大会、ユーロですが、歴史は思ったより浅く、今回のユーロ2016でまだ15回目に過ぎません。

過去の優勝回数の上位は以下の通り。

3回  ドイツ(西ドイツ時代を含む)
    スペイン
2回  フランス
1回  ソ連
    イタリア
    チェコスロバキア
    オランダ
    デンマーク
    ギリシャ

となっています。

ドイツはワールドカップ同様やはり強いですね。ワールドカップで1度しか優勝していないスペイン、フランスが3回、2回と複数回優勝しているのも面白いです。反対にワールドカップで3回優勝しているイタリアが1度しか優勝できていないのもなかなか興味深いですね。サッカーの母国・イングランドに至っては1度も優勝できていません。ユーロの特殊性を感じさせるデータですね。

ユーロ史上最大の番狂わせと言われた1992年のデンマーク、2004年のギリシャといった伏兵中の伏兵が大番狂わせを起こしているのも興味深いですね。これほどの大波乱は長い歴史を誇るワールドカップでもこれまでにありません。そんな大穴チームを見つけ出すのもユーロの醍醐味なのかもしれません。

ポゼッションにこだわるスペインのサッカーは既にトレンドではない?

出場24か国に拡大されて行われるユーロ2016。ずばり、優勝予想をしてみましょう。

まずは前人未到のユーロ三連覇がかかるスペイン。ユーロ予選は9勝1敗で予選グループCを堂々の1位通過で抜けて来ました。最新のFIFA世界ランキングでは6位にランクされています。

デルボスケ監督率いるチームは円熟しており、ピケ、イニエスタ、ブスケツなど中心となるバルセロナの選手も変わらず。サッカーもスペインらしいポゼッションスタイルですね。一見スキは無さそうに見えますが、このスタイルは今のヨーロッパサッカーの主流ではありません。研究されつくされています。それはブラジルワールドカップ2014でスペインが予選グループ敗退した事からも見てとれます。

今の主流はショートカウンターのサッカー。ポゼッションに重きを置いてくれるこのスペインのスタイルはショートカウンターの絶好の餌食となる危険を多分にはらんでいます。従来のスタイルとは別のオプションがあれば別ですが、ユーロ予選を見る限りそれも無さそうです。かつてのスペインは予選で無敵の強さを誇りながら、本戦ではあっさり負けてしまう事が多く、そのイメージが被ってしまうのはわたしだけでしょうか。「無敵艦隊」と呼ばれていた頃のスペインに戻ってしまったようなイメージをどうしても受けてしまうのです。

実力は認めますが、本番での弱さ、そして研究されつくされたポゼッションサッカーである事が気になってしまいますね。

自国開催で強いフランス デシャンの手腕にも期待

次に開催国のフランス。

開催国なので予選は免除されており出ていません。世界ランクは17位となっています。

このチームはスペインとは対照的に非常に若い才能に溢れた楽しみなチームですね。現役時代に闘将と呼ばれたディディエ・デシャン監督が率いるのも若いチームにはプラスなのではないでしょうか。

ユベントスのポグバやマンチェスター・ユナイテッドのマルシャル、アトレティコ・マドリーのグリーズマン、バイエルンのコマン・・本当にこれからのサッカー界をけん引していくであろう才能の宝庫です。ピッチ外の諸問題により招集を見送られたレアル・マドリーのベンゼマの不在を全く感じさせないのが凄いですね。

地元開催であった1998年のフランスワールドカップや1984年のユーロで優勝を果たした事からもわかるように、地元開催でのフランスチームの強さは別格と言ってもいいほどのものです。若さゆえの経験不足が気になりますが、不動の優勝候補と個人的には予想します。

本番できっちり間に合わせる勝負強いドイツ

ブラジルワールドカップ優勝国のドイツはどうでしょうか。

ユーロ予選はグループDを7勝2敗1分で1位通過を果たしました。世界ランキングは4位のチームです。

ワールドカップで圧倒的な力を示して優勝し、そのメンバーのほとんどが健在なのですから本来ならばバリバリの優勝候補のはずですが、思ったよりも前評判は高くないですね。その大きな要因が予選での低調な試合の数々。1位通過はさすがという他有りませんが、問題はその内容です。

ポーランドとアイルランドにアウェーで敗れ、ホームでもアイルランドと引き分けるという不安定さに加え、はるか格下相手にも圧倒的な強さを示すという程でもありませんでした。怪我人が出ていたという部分もありますが、内容的にはやはり不満の残るものでした。就任11年目を迎えるレーヴ監督の長期政権のためのマンネリ化なども要因として囁かれています。

しかし、予選で圧倒的強さを見せつけて本戦であっさり負ける事の多かったスペインとは真逆で、このドイツは予選でもたついても本番はきっちり結果を出すチームとしても有名です。間違いなく力はあるチームですし、長期政権、固定メンバー故の連携力の高さと戦術浸透度の高さはやはり優勝候補でしょう。

結局は本番できっちり結果を出してくると思いますね。

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ユーロ優勝経験なしのイングランドはホジソンが弱点?

今回いつになく前評判が高いのが、未だユーロで優勝の無いイングランドです。ユーロ予選ではグループEを10勝0敗の全勝で本戦に駒を進めて来ました。世界ランキングは11位となっています。

確かにハリー・ケインやジェイミー・ヴァーディーやラッシュフォードなど生きのいい若い選手も多く育ってきましたし、何より最終ライン、特にセンターバックにケーヒル、スモーリングという不動のレギュラーが登場したのが大きいですね。ファーディナンド、テリーの後釜に苦労していただけに、待望という感じですね。

これまで長年フォワードとしてチームを引っ張ってきたルーニーは恐らく2列目での起用となりそうです。今のルーニーのプレイスタイルだとそちらの方がフィットするでしょうね。攻撃にも守備にもタレントが揃った今回のイングランド、いよいよユーロ初制覇か?という空気になってきていますが、わたしは厳しいと思っています(冷や水ザバァッ笑)。

理由はイングランドの生来の勝負弱さと監督であるロイ・ホジソンですね。個人的にホジソンという監督はあまり好きではありません(汗)。わたしの印象は、弱いチーム向きの監督であるという印象です。弱者のサッカーをやらせればそこそこの成績が残せる監督だと思っています。しかしビッグクラブや強国の代表監督には向いていないと確信しています。イングランド低迷期の監督としてならありかもしれませんが、現在の優勝候補と目されるほどのイングランドの監督には決定的に向いていないと思われます。

イングランドのファンの方には申し訳ないのですが、ホジソンで勝ち上がるイメージがどうやっても浮かばないんです(涙)。

とはいえ、同じようなイメージを持っていたラニエリが今季、レスターを率いて優勝したんですから案外そういう監督が旬なのかもしれませんが(笑)。

タレント集団ベルギーは組織としてどうなのか?

現在のヨーロッパの国の中で最高位の世界ランキング2位に君臨しているのがベルギーです(1位は南米・アルゼンチン)。予選はグループBを7勝1敗2分けの成績でトップ通過です。

間違いなく今大会一番のタレント集団です。特に前線はアザール、ルカク、デ・ブライネ、デンベレ、ベンテケなど、キラ星の如く若き才能の宝庫です。優勝候補大本命とも言われているチームですね。

しかし不安は守備。強さはあるものの崩されるシーンが結構見受けられます。こんな状況での不動のセンターバックであるコンパニーの不在は痛いなんてものではありません。コンパニー不在というだけでわたしは優勝候補から外しますね(笑)。攻撃陣に関しても個々の能力をフルに生かしているとは言い難く、率いるヴィルモッツ監督はこのチームの選手たちの力を引き出せているとはわたしには思えません。

ブラジルワールドカップでも優勝候補のダークホースとして注目され、見事にベスト8入りしましたがわたしは正直期待外れでした。

「え?こんだけのメンバーいるのにこんなサッカーなの?」

という印象でしたね。堅実といえば堅実なのですが、特に攻撃陣に関して言えば、個人の能力頼みなんですよね。アザールの突破だったりフェライニの高さだったりという。組織で崩したりという引き出しは持っていない監督なんだなと実感しました。これでは強豪国に対抗できるとは思えませんね。もっといい監督に代えれば文句なしの優勝候補なんですけどね。

空気感が逆に怖いアズーリと、地味だが実力あるクロアチア、ポーランド

その他のチームに入れるのは忍びないのですが、イタリアはどうでしょうか。ランキングは12位。予選はグループHを7勝0敗3分けの1位通過で上がってきました。

うーん、地味です。地味すぎます。選手が本当に地味です。これがあのアズーリか??と思うほど地味な面子です。しかし堅実です。派手さは全くありませんが(笑)、とにかく堅い試合をするチームです。率いる新時代の名将・コンテ監督というのも不気味です。大会前は空気感が満載ですが、わたしは優勝候補だと思っています。こういうチームはトーナメントで強いです。

クリスティアーノ・ロナウドが所属するポルトガルは世界ランキング8位で予選グループIを7勝1敗の1位抜けで本戦出場です。

このチームも地味ですね。監督がフェルナンド・サントスというところからもう地味です(笑)。ここもCロナ以外のタレントがイマイチですね。ロナウドもレアルでの無双状態とはいかないでしょう。地力のあるチームですが、優勝するまでの力はないと思います。ベスト4入り辺りが現実的な目標というところでしょうか。

その他のチームで個人的に注目するのがクロアチアですね。イタリアと同じグループHに入って2位通過してきました。このチームも地味ですが毎回素晴らしいチームに仕上げてきています。タレントも揃っており、上位進出するだけの力は十分にあります。非常に怖いチームですね。

その他ではポーランドも要注意です。伝統の守備の堅さに加えて、レヴァンドフスキという稀代の点取り屋を擁した今大会は虎視眈々と上位を狙っているでしょう。ダークホースというに相応しいチームだと思います。

独断と偏見の優勝予想(汗)

さあ、それでは予想を発表します。

大本命  フランス
本命   ドイツ
対抗   イタリア
穴    スペイン
大穴   クロアチア
     ポーランド

こんな感じですかね。優勝大本命はフランスです。デシャンは「持ってる」監督だと思います。監督としての能力も申し分ないですね。

安定感抜群のドイツは2番手以下にはさすがに落とせません。

怖いのは空気になっているイタリア。本当に地味ですが(しつこい?笑)、負けないチームです。ノックアウト方式に最も適したチームですね。

あくまで独断と偏見の予想ですので、贔屓チームが低評価だからって叩かないでください、お願いします(涙)。

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