グラチャンバレーのシステム・大会概要解説 参加国決定条件や開催地等 世界選手権やW杯とは違う重要性とは?

9月5日に開幕するバレーボールの国際大会、「グラチャン」。開幕を前にしてグラチャンの独占放送権を持つ日テレの番宣にも力が入っている今日この頃です(笑)。

毎年のように開催され、ゴールデンタイムに試合が中継されている日本の中における人気スポーツ、バレーボール。その国際大会である「グラチャン」についてここでは簡単に説明していきましょう。

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4年に1度五輪開催の翌年開催の“バレーボール・ワールドグランドチャンピオンズカップ”通称グラチャン

バレーボール国際大会である「グラチャン」。実はこの「グラチャン」という名称は正式名称ではありません。略称です。実際の正式名称は

バレーボール・ワールドグランドチャンピオンズカップ

といいます。男子・女子に分かれてそれぞれ大会が催される事となります。

英語名称は「FIVB World Grand Champions Cup」といいます。冠名となっている“FIVB”とは国際バレーボール連盟の略称であり、紛れもない国際バレーボール連盟主催の公式戦だという事です。

開催は4年に1度、オリンピックの翌年に行われるため比較的覚えやすいかもしれません。昨年2016年はリオデジャネイロ五輪が開催された年であり、その翌年である2017年にはグラチャンが開催される年であるという事ですね。

各大陸王者とFIVB推薦国、そして開催国日本の6チームの総当たりリーグ戦

グラチャンの詳細な開催概要について説明しましょう。

まず大会参加チーム(参加国数)は男女ともに6チームづつ。この6チームが総当たりのリーグ戦を行い、成績の良かった順に優勝・2位・3位・・と順位を競っていくこととなります。

グラチャンに参加できる6チームの内訳は以下の通りとなります。

日本(開催国枠)
アジア王者
ヨーロッパ王者
北中米カリブ王者
南米王者
FIVB推薦国

日本だけ固有の国名となっているのは、日本がグラチャンの開催国だからです。グラチャンは1993年の第1回大会以来、全大会が日本開催で固定され続けています。つまり日本は開催国枠として固定され、日本での開催が続く限りはグラチャンに出場することが出来るという事です。

後はヨーロッパ、アジア、南米、北中米カリブ海の各大陸選手権優勝国、そして国際バレーボール連盟(FIVB)が推薦した1か国の計6ヵ国が参加して行われます。

男女バレーボール(FIVB)における国際三大大会とは?

次にこの「バレーボール・ワールドグランドチャンピオンズカップ(FIVB World Grand Champions Cup)」通称“グラチャン”の大会としての位置づけを見てみましょう。

まずバレーボールの国際大会といえば、世界三大大会というのが最も権威あるタイトルであるといわれています。そのバレーボールにおける世界三大大会というのが以下のものです。

オリンピック
ワールドカップ
世界選手権

この3大会がバレーボール界で最も権威ある大会といわれています。どの大会も4年に1度の開催であり、そうそうタイトル獲得の機会が頻繁に訪れるわけではありません。毎年開催されるワールドグランプリ等と比べれば難易度が非常に高いという事となります。

しかし、バレーの国際大会はこのグラチャンも入れて4大大会であるという括りで語るメディアなどもあります。上記3大会に比べれば歴史の新しいグラチャンですが、着実にその存在は認知されて認められてきているという事でしょう。

中には「日本開催で固定という時点で公正さに欠け、4大大会に加えるべきではない」という方もいらっしゃいますが、それを言うならワールドカップも日本開催で固定されて毎回日本は開催国枠で出場しています。全く状況はグラチャンと同じです。これに関してはやはり、日本開催が最も放映権料やスポンサー料、会場の入場料収入といった観点から高収益が期待できるからという事でしょう。だって、日本以外にこれだけバレー大会でお客の入る国が、ゴールデンで試合を放送して高視聴率が望める国があるでしょうか。まあそれを考えればFIVB的には致し方ないという大人の事情も察すべきなのかと思いますね(苦笑)。

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オリンピック、世界選手権、ワールドカップ、グラチャン時系列は?

前述したようにバレーボールにおける世界三大大会及びグラチャンは全て4年に1度開かれる大会です。ではどの時期に開かれるのかを見てみましょう。2010年代~東京五輪までを例にとってみます。

2010年  世界選手権
2011年  ワールドカップ
2012年  ロンドンオリンピック
2013年  グラチャン
2014年  世界選手権
2015年  ワールドカップ
2016年  リオデジャネイロオリンピック
2017年  グラチャン
2018年  世界選手権
2019年  ワールドカップ
2020年  東京オリンピック

オリンピック開催年を起点とすると、五輪開催年翌年開催がグラチャン、五輪開催年の2年後開催が世界選手権、そして五輪開催の3年後、次の五輪の前年開催大会がワールドカップという事になります。つまり、五輪、グラチャン、世界選手権、ワールドカップは全て別々の年に開催される事となっており、開催年が被る事は無いという事です。つまり、バレーファンにとっては毎年何かしらの国別世界大会を楽しめるという事ですね。

そしてこの各大会の開催順の中に、グラチャンという大会の真の重要性が隠されているといってもいいでしょう。

グラチャンは次の五輪に向けた各国の新チームの本格的なお披露目&腕試し大会?

グラチャンの大会としての特異性はバレーの国際大会の開催順にあるといってもいいと思います。

まず、バレーボールにおける各国の最大の目標はオリンピックとなります。従って、4年に1度のオリンピックイヤーに合わせてほとんどの国は代表強化を行います。日本などにおいてもオリンピックを一区切りとして多くの有力選手達は進退を決めますし、チームを率いる代表監督もほとんどの場合はオリンピック後から次オリンピックまでの4年契約で、オリンピックでの結果を求められる事となります。

そこで「グラチャン」です。

オリンピック後に世界選手権やワールドカップより先に行われる国際大会となるグラチャン。つまりそこには監督も一新(続投の場合もありますが)、選手や戦術も新たなものとなったニューチームとして挑む各国の姿があります。つまり、次のオリンピックに向けた各国がタイトルを賭けて競い合う大会となるのです。

3年後のオリンピックに向けて各国がどんな監督をトップに据え、どのような選手を選び、どのようなチームとして次のオリンピックを目指すのか?その最初の試金石となるのがこのグラチャンです。そのような観点から見てみると、ますます「グラチャン」という大会を楽しむことが出来ると思いますね。

ちなみに、グラチャンの過去の出場国や優勝国、日本代表の成績、個人成績などについては以下の記事に詳しいのでご参照ください。

バレーボール・グラチャン大会の歴史

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