WBCアメリカでの準決勝・決勝戦のルール・システム 3位決定戦の有無や予備投手入替・ビデオ判定等も

3月6日に韓国で1次ラウンド初戦が始まって以来2週間が経過し、16ヵ国が参加したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)も残すはベスト4に勝ち残った4チームのみとなりました。

残った4チームはプールE1位の日本と2位のオランダ、そしてプールF1位のプエルトリコと2位のアメリカ。昨年の優勝チームであるドミニカ共和国が2次ラウンドで敗退したのがこのWBCの戦いの過酷さを物語っていますね。

ここでは準決勝以降の大会システムやルール、日程や大会規定などをご紹介しましょう。

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3月21日からの準決勝・決勝戦3連戦 3位決定戦はなし

まずは準決勝と決勝戦の日程から見てみましょう。

3月21日(火)10時開始 準決勝第1試合
プエルトリコ 対 オランダ

3月22日(水)10時開始 準決勝第2試合
日本 対 アメリカ

3月23日(木)10時開始 WBC決勝戦
準決勝第1試合勝者 対 準決勝第2試合勝者

※試合時間等は全て日本時間

WBCの準決勝戦以降の日程は、3月21日から23日までの3日間で準決勝と決勝戦の全3試合を行います。

準決勝で敗れたチーム同士での3位決定戦は行いません。プレミア12は3位決定戦を行い、勝ったチームは3位、敗れたチームが4位という明確な順位付けを行いましたが、WBCで準決勝敗退のチームはベスト4敗退チームとして2チーム横並びの成績となります。

決勝戦以外での順位付けの試合はないため、優勝、準優勝のチーム以降の成績は、準決勝敗退(ベスト4)、2次ラウンド敗退(ベスト8)、1次ラウンド敗退(ベスト16)という順番となるということです。

球数制限は2次予選の80球から95球へと拡大‥しかし日程が‥

第2次ラウンドまでと準決勝以降で大きく変わる部分の一番大きな変更点といえば、やはり球数制限システムでしょう。球数制限システムについての詳細は以下の記事をご覧ください。

【WBC2017ルール】球数制限システム解説 侍ジャパン1次Rの試合を例に出してシミュレーション

球数制限の記事でも書いているように、第1次ラウンドは65球から始まった球数制限は2次ラウンドで80球へと増え、この準決勝と決勝戦では95球以上へとさらに増やされることとなります。優れた先発投手を揃えたチームは非常に有利になるシステムですね。

個人的に一番気になるのが、準決勝第1試合に出るチームと第2試合に出るチームとの投手起用に関する不公平さです。

準決勝2試合目に出場する我が日本と開催国のアメリカにとっては次の試合を見据えたときには準決勝第1試合に出場するプエルトリコとオランダに比べるとずいぶん不利となるルールなのです。

49球投げても決勝戦登板出来るのと29球しか投げられないチームとの違いとは

気になる投手起用での不公平さについてご説明しましょう。準決勝第1試合に出たチームは決勝戦まで中1日の休養日がありますが、準決勝第2試合のチームは決勝戦まで連戦となってしまいます。

ここで大きくものをいうのが、球数制限システムにおける中〇日システムです。

  1. 50球以上を投げたピッチャーは中4日以上空けなければ登板出来ない
  2. 30球以上を投げたピッチャーは中1日以上空けなければ登板出来ない
  3. 30球以下での投数であれば連投することが出来る
  4. 2試合連投した投手は最低中1日を空けなければ登板できない

50球以上投げる場合は中4日空けなければならないので一緒ですし、30球以下も連投できるのでまあ同じです。問題は30球以上50球以下の場合です。

準決勝第1試合に出場したチームの投手は、30級以上投げても50球以下の球数であれば、中1日あるので決勝戦にも問題なく投げることが出来ます。

しかし準決勝第2戦で戦うチームの投手は、球数を30球以下に抑えておかなければ、連戦となる決勝戦での登板が出来ないことになってしまうのです。

これはまさに日程による不公平意外の何者でもありません。普通に言考えれば、準化粧の2試合は同日に行うか、準決勝2試合目と決勝の間にも休養日を1日空けて同条件にするというのが普通だと思うのですが・・まあこの辺りの大雑把さというかアバウトさもいかにもアメリカらしいというか・・まあMLB主催なので致し方ないと割り切るほかないですね。

追記(訂正)

準決勝及び決勝戦における球数制限に関しまして、認識に誤りがありましたので訂正させていただきます。

大会の公式ルールとして

日程の不公平をなくすため、2日間で行われる準決勝は両試合とも“あたかも第2日目に行われたものとして”投手起用制限ルールを適用する

との記載があるとの指摘があり、その事実を確認しました。正しいルールとしては、

どちらの試合であっても準決勝で30球以上を投げた投手は、決勝では登板不可

が正しいルールとなり、球数制限上の不公平は起きないという事となります。お詫びして訂正します。大変失礼致しました。

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ホームラン判定以外にも適用される準決勝以降のビデオ判定

もう一つ、第2次ラウンドまでと準決勝以降で大きく様変わりするのがビデオ判定の導入です。

日本の試合をここまでご覧になってきたファンの中には、「1次ラウンドでも山田のホームラン判定でビデオ判定してたじゃないか」とおっしゃる方もいらっしゃるでしょうが、第1次、第2次ラウンドでのビデオ判定はホームラン判定のみなのです。

準決勝以降はホームラン判定だけでなく、MLBの公式基準に則って、様々なプレーにおいてのビデオ判定がなされるようになるのです。ストライク・ボール判定などは覆りませんが、微妙なフェア・ファウルだとかタッチプレーやフェンス際、フォースプレーなど、かなりの際どい判定に関しては正確なジャッジがなされることとなりそうです。ただし、テニスやバレーボールなどでもおなじみで、メジャーリーグでも採用されている「チャレンジシステム」に関してはこのWBCでは採用されていません。

この辺りのビデオ判定における制度はやはり最先端をいっているMLBだなと思えますね。NPBもこのチャレンジシステムなどについては早く導入してもらいたい部分ではありますね。

予備投手から入れ替え可能で準決勝から大物投手登場のチームも?日本には関係ない?

もう一つ、前回大会からの大きな変更点としては、予備投手登録システムが今大会から採用されたことも特筆すべきでしょう。

どんなシステム化といいますと、最終的に代表として選ばれた28選手以外に前もって10人の予備投手を登録しておけば、第1次ラウンド、第2次ラウンド終了時にそれぞれ2投手づつを入れ替えることが出来るというものです。

野球日本代表侍ジャパンは基本的にこの予備投手登録システムを活用しないことを明言していますので(ケガによる離脱以外で)、あまり日本では話題になりませんが、他の強豪国ではこのシステムを最大限に利用することを明言している国も多いです。

アメリカやドミニカ、プエルトリコなどの強豪国は準決勝以降からバリバリのメジャー投手が出てくる事を示唆しています。この予備登録システムによる選手入れ替えを最大限利用するつもりなのです。

日本代表は最初から一緒に戦ってきたメンバーで最後まで戦うと監督自ら明言しています。個人的にはやはりそっちの方がしっくりきますね。

準決勝までチームの一員として戦ってきたメンバーを外し、いくら大物選手とはいえ準決勝という大舞台からいきなりメンバー入りしておいしいとこから戦っていくのはやっぱり少し違和感を感じますね。

日本はこのシステムを利用しないと聞いて少しほっとしました。伝統的な日本人的考え方には合わないシステムですね。合理的に考えればもちろん全然ありなんでしょうけどね(苦笑)。

WBCアメリカラウンドシステム・ルールのまとめ

準決勝以降で特筆すべきシステム・ルールの変更点などについてまとめておきましょう。

  • 球数制限は95球へと増やされる
  • 準決勝第2試合に出場するチームは球数制限で不利
  • ホームラン判定以外でもビデオ判定が導入される
  • 予備投手システムによって大物投手が追加参加する可能性

この辺りが最も大きく変わってくる点でしょう。

中でも日本代表にとって最も大きな問題は、何度も言いますが準決勝に勝った場合に決勝戦までを連戦で臨まなければならなくなるという点でしょう。これによって準決勝で30球以上投げたピッチャーは問答無用で決勝戦登板不可能となってしまうのですから。

30球以上投げても決勝戦登板可能となるプエルトリコ、オランダに比べればものすごい不利となるこのルール、小久保裕紀監督、権藤博投手コーチにとっては頭の痛い日程・ルールとなることは間違いありません。

ただし、これらを乗り越えてこそ価値があると考えてこのハンデをものともせずに世界一の頂に立ってほしいですね。

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2 Responses to “WBCアメリカでの準決勝・決勝戦のルール・システム 3位決定戦の有無や予備投手入替・ビデオ判定等も”

  1. 訂正願います より:

    ちゃんとルールを把握した上でアメリカを非難するなり記事を書くなりなさって下さい
    第一日の試合も第二日と同じ日に試合が行われているとみなす事で
    日程による不公平が発生しないようにルールが定められています

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