金やん吠える!!プレミア12の存在意義と未来とは?日本プロ野球界よ、400勝投手の声をどう聞く?

野球の世界大会、プレミア12がいよいよ開幕しましたね。

プロ野球の日本シリーズも終わったこの時期は1年中で最もスポーツイベントの少ない時期という事もあり、スポーツ好きには有り難いイベントと言えるかもしれません。

しかしこのプレミア12、今回が初開催となる大会という事もあり色々と物議を醸しているのもまた事実なのです。

そして、あの日本プロ野球界の大御所もこんな苦言を呈しています。

金田正一氏 侍ジャパンの解散を提案、今の時期は体を休めるべき

あの空前絶後の大記録、400勝投手の金やんです。

息子は男前俳優・金田賢一の金やんです。

ロッテ監督時代、乱闘で突っ込んできて足がもつれて倒れたトレーバー選手の顔面にサッカーボールキックを叩き込んだあの金やんです。

全盛期のストレートは180km/h(笑)は出ていたと豪語するあの金やんです。

そんなレジェンド・金田正一氏がプレミア12をバッサリ。

野球の国際大会はオリンピックの復活だけでいい、それ以外のお金儲けのための大会は必要なし。今の時期はゆっくり体をケアしてペナントレースに備えるべき、との事です。

このプロ野球界の重鎮の耳の痛い提言は、日本プロ野球機構にどう聞こえているのでしょうか。

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そもそもプレミア12で代表ビジネスって成立すんの?

そもそも日本プロ野球が、野球日本代表を全てプロ野球選手で派遣したのはミスタージャイアンツ・長嶋茂雄率いる(長嶋が脳梗塞で倒れ、五輪本番は中畑清が指揮)アテネ五輪からです。シドニー五輪の時にはまだ部分解禁でしたが、長嶋JAPANの盛り上がりは凄かったですよね。北京ではメダルなしに終わりましたが、代表人気を決定づけたのが、2006年・2009年のWBC(ワールドベースボールクラシック)での2連覇達成です。

ロンドンオリンピックで野球は残念ながら競技除外となりましたが、長嶋JAPANと星野JAPANの盛り上がりは国民的な物であり、王貞治率いる第1回、原辰徳率いる第2回のWBC優勝はアメリカ開催である時差の関係で不規則な試合時間ながら連日驚異的な視聴率を記録し、代表人気の高さを示しました。

この事実を見る限り、野球における代表ビジネスは成立しているかのように思われます。

しかし、WBCはMLB(メジャーリーグベースボール)機構とMLB選手会主導で始まった大会であるため、メジャーリーガーが参加しており、文字通り世界一を決める大会と呼んでも差し支えないかと思います(実際には色々ありますが長くなるのでここでは割愛させて下さい涙)。

オリンピックはメジャーリーガーの参加はありませんが、ご存知の通り全世界のスポーツの頂点に立つ大会であり、国の威信を懸けて戦うので盛り上がります。

しかし、このプレミア12はどうでしょうか?

メジャーリーガーは不参加。
大会の権威もなし(第1回だから仕方ないっちゃ仕方ないですが)。
時期的にプロ野球選手が唯一ゆっくり体を休める時期の開催。

上記の3点の理由から、正直まともにチームが組めているのは日本・韓国・台湾くらいです。

一応、第1戦の韓国戦は視聴率19%を記録したそうですが、メジャーリーガー不参加による大会のレベルの低さがプロ野球ファンに知られていくにつれ、盛り下がっていくことも十分考えられると自分は思っています。

金やんも記事の中で、「メジャーリーガーが出ていないのに日本がプロ野球選手を派遣しなくてもいい」とおっしゃってます。

「なんだ、マジでやってんの日本や韓国だけじゃん」

ファンにそう思われた時がこの大会の終わりであると思いますし、その危険性は十分はらんでいるのです。

プレミア12を待ち受ける未来って?

このプレミア12が今後国際大会として権威を高め、世界的な野球の発展に貢献していくためには、メジャーリーガーの参加解禁しかありません。

しかし、それは非常に困難であると言わざるを得ません。

このプレミア12の主催者はWBSC(世界野球ソフトボール連盟)です。ここがポイントです。

WBSCはこの組織の前身である国際野球連盟(IBAF)の頃、オリンピックからの競技除外による補助金の打ち切りで存続の危機に陥り、MLBからの資金援助によって何とか解体を免れた組織です。MLBは資金援助の代わりに色々な条件をIBAFに課しますが、その一つがIBAF主催の国際大会の見直しであり、IBAF主催の野球ワールドカップを中止する事でMLB主催のワールド・ベースボール・クラシックを世界の野球大会の最高峰に位置付ける事になるのです。

そして、廃止されたワールドカップの代わりにWBSCが主催する事となったのがこのプレミア12なのです。

こういった経緯を見れば、WBSC(元IBAF)が参加を渋るMLBに参加を強制することなど出来るはずもない事は明白です。

パトロンを怒らせてしまったら再び組織存続の危機に立つわけですからね(苦笑)

メジャーリーグがこの大会に参加するメリットは今のところありませんが、デメリットはたくさんあります。その最たるもの、それがワールド・ベースボール・クラシックです。MLBは自らが開催するワールドベースボールクラシックの「世界一を決める大会」という権威とそれによる利権を保つために、プレミア12がワールドベースボールクラシック以上に成功してもらっては困るのです。よって、メジャーリーガーの参加は絶望的なのです。

そしてメジャーリーガーが参加しない以上、この大会の世界的な成功は恐らくありません。

このプレミア12の未来は非常に困難と言わざるを得ないのです。

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メジャーリーグ一極集中の歪(いびつ)な世界の野球界

メジャーリーガーの参加なしにはまともにチームも組めない程にアジアの国以外の野球選手はメジャーリーグに所属しています。

アメリカ本国はもとより、カナダ、メキシコ、ドミニカ、プエルトリコ、ベネズエラ、オーストラリアなど、およそ野球の盛んな国の一流選手はメジャーに活躍の場を求めます。

結果、本国のリーグはもはやメジャーリーガー育成施設の様な物であり、まともに国内のリーグを運営出来ているのは日本、韓国、台湾、キューバくらいでしょう。

これでは野球の世界的な普及など夢のまた夢です。

まあ、メジャーリーグ30球団の中のナンバーワンを決める試合を「ワールドシリーズ」(世界一決定戦)と呼んでしまうような国民性ですからね。メジャー以外は野球にあらずって事なのかもしれませんね。しかし悔しいですが、それくらいに他の国のプロ野球リーグに比べて、経営規模も、選手の質も、量も桁違いなのですから致し方ないですね。第一、日本、韓国、台湾、キューバも超一流は続々メジャーへ渡っていますし、格差は広がる一方でこの構図はちょっと変えようがないと思います。

 

結論としては金やんのおっしゃるとおり、やはり自国のプロ野球のペナントレースに支障を来さないようにこの大会へのプロ参加は見送るべきだと思います。

もともと野球のワールドカップはアマチュアが参加していましたしそれで問題ないと思うのですが、野球の日本代表「侍ジャパン」を利用して美味しい思いをしたい人たちがたくさんいるのでしょう。

しかし、この時期に無理をして翌年のペナントレースでパフォーマンスを落とすようでは本末転倒であり、長期的に見ればよほど日本プロ野球界にとっての損失になるのではないでしょうか。

 

結論 金やんの言ってる事は正しいっつー事です(笑)

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