巨人軍高木京介投手が野球賭博に関与 処分は昨年の3選手より重くなる可能性も プロ野球界の未来は?

プロ野球読売ジャイアンツが8日、所属している高木京介選手が野球賭博に関わっていたと発表しました。

高木選手は8日付で謹慎処分となり、「球界のドン」こと渡辺恒雄最高顧問、白石興二郎オーナー、桃井恒和球団会長がこの責任を取って辞任する事も併せて発表したとの事です。

昨年の3選手の野球賭博関与に続く失態により、球界の盟主を自称してきた巨人軍のブランドはまたも大きく傷つくこととなってしまいました。

プロ野球開幕前のこの時期、しかも巨人軍生え抜きのプリンス、高橋由伸新監督を迎えて心機一転日本一奪回を目指していた矢先のこの不祥事に、球界は大きな激震に襲われています。

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プロ入り以来139試合無敗の男 安定感抜群のサウスポー

今回野球賭博に関与したとされている高木京介投手とはどのような選手なのでしょう。

生年月日:1989年9月5日生まれの26歳
投  打:左投げ左打ち
身  長:182㎝
体  重:80kg
最終学歴:国学院大学
プロ入り:2011年ドラフト4位
通算成績:139試合登板6勝0敗1セーブ

ハッキリ言ってバリバリの1軍投手です。昨年賭博が発覚した3選手とは比べ物にならないくらいの実績です。

特に凄いのが、139試合に登板して1試合も敗戦投手になっていないこと。1つも負けてないのです。これは日本プロ野球記録でもあります。

ピッチングとしては、スリークオーター気味のフォームから投げ込む140km台のキレのいい速球と、ブレーキの利いた切れ味鋭いカープ、それにスライダー、フォークも織り交ぜた本格派投手です。

今年も左の中継ぎとして、あるいは昨年調子の上がらなかった山口鉄也の代わりのセットアッパーまで任せられる程の役割を期待されていたはずの投手です。

巨人としては、戦力的にも非常に痛手となる事は間違いありません。

自分の登板試合に賭けていたとしたら、昨年の処分よりも重い処分も

暫定措置として謹慎処分となった高木投手ですが、この後厳しい処分が降る事は間違いありません。

恐らく昨年の3選手と同様、所属球団の巨人軍からは契約解除(実質上の解雇)処分、コミッショナーからは無期の失格処分が言い渡されると思います。

しかし、これはあくまでも高木投手が自らの投げる試合を賭けの対照としていなかった場合です。

高木投手は、2014年に8~9試合に賭けており、どの試合に賭けたかは覚えていないと説明しているとの事です。これは高木投手の携帯電話の履歴などを調べて裏付けを取るとは思うのですが、もしも調査の結果、高木投手が登板した試合に賭けていたと判明した場合は、もっと厳しい処分が下る事となるでしょう。

なぜならば、賭けに勝つために試合の勝敗を左右する事が出来る立場にいたからです。

高木投手は2014年には26試合に登板しています。この登板した26試合のうちどれかに賭けていたとしたら、大変なことになるでしょう。

これからの調査結果によっては、昭和に起きたプロ野球史に残る大事件である「黒い霧事件」以来の最悪な事態になる可能性もまだあるという事です。

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危機感を感じなければプロ野球は夢の世界ではなくなる

正直、プロ野球界を取り巻く現状は、非常に厳しいものがあります。

昨年の野球賭博の発覚に加えて、今年に入ってからは名球会入りもした大選手・清原和博容疑者が覚せい剤所持で逮捕されました。清原選手は引退後はプロ野球界と直接の関わりを持っていなかったとはいえ、プロ野球のイメージが著しく低下した事は間違いないでしょう。

昨年、読売巨人軍が野球賭博に関与したとして三選手を解雇した時には、一部メディアやネット上では「まだまだ氷山の一角」だとか、「トカゲの尻尾切りだ」などと言われていました。

図らずも、現時点でその見立ては正しかったことになります。こうなると、もっといるんじゃないか?という目で見られていくことは避けられないでしょう。

森田清司執行役員総務本部長コンプライアンス担当は「球団の責任者として、3人とも去年で膿を出し切れなかったという責任を強く感じているということ」と会見で語っていたそうですが、果たして本当に膿を出す気があったのか?と問われても仕方がないほどお粗末な対応だったと言わざるを得ません。

本当にプロ野球界がこれからも少年たちの夢の世界であり続けるためには、今まで以上の真摯かつ徹底した対応が迫られると思います。

それが出来ないのであれば、間違いなく「憧れの世界であるプロ野球界」は終わるでしょう。それくらいの危機感を持って取り組まないといけないと思います。

日本プロ野球界は世界から取り残されたガラパゴスなのか?

つい先日発表された巨人主催ゲームの地上波放送はわずか19試合にとどまり、あるアンケート結果では、野球選手を将来の夢と答えた子供たちは、サッカー選手と答えた子供のわずか3分の1以下という寂しいデータもあります。女子サッカーなでしこジャパンの五輪予選や世界卓球など、様々なスポーツイベントが目白押しだった先週は、週末に野球日本代表チームである「侍ジャパン」の台湾との親善試合もありましたが、視聴率は1桁と、サッカーや卓球に大きく水を開けられる格好となってしまいました。

プロ野球を取り巻く環境は非常に厳しいものであるのは間違いありません。

サッカーの真似をして代表チームを常設化し、公式大会があるわけでもないのに意味の無い親善試合を組んでお金儲けをする前に、やらなければならない事は山ほどあると思います。実際、侍ジャパンへの辞退選手が続出したという事実が、選手がこの試合をどう思っているかを如実に示していると思います。

アンチドーピングとコンプライアンスの遵守は、世界のスポーツ界では常識と言ってもいいですし、非常に厳しい監視の目を光らせています。

日本プロ野球界は、すでに時代の流れに取り残されたガラパゴスのように思えてなりません。

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