土用の丑の日になぜ鰻を食べるのか?鰻の皮が苦手でも美味しく食べられるレシピや鰻業界の動き、土用丑の起源など

出典:wikipedia

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毎年この季節(6月下旬~7月上旬)になったら、スーパーやコンビニなどでチラシを渡されたりしませんか?

土用の丑の日用のウナギの注文書です。

うちも、毎年のように妻がスーパーからチラシを持って帰ってきて「今年はどれにする?」と言いながら目をキラキラさせています(笑)。

我が家ではもう何年も前から、「土用の丑の日にはうなぎを食べる」というのが習慣化してしまっていますね。皆さんのお宅ではいかがでしょうか。

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土用の丑の日とは?丑の日が2日ある年も?今年は?来年は?

みなさんも土用の丑の日というのは聞いた事があると思いますが、土用の丑の日って何?って人がほとんどだと思います(自分も最近までそうでしたし笑)。ちなみに漢字で書くと「土用の丑の日」です、「土曜の牛の日」ではありません。

土用とは、立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれの日の前、18日~19日の期間の事を言います。土用とは本来、立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれでありますから、1年に4回の土用期間があるのですが、現在で土用といえば、一般的に立秋前の夏の土用を指す事がほとんどです。

土用の丑の日とは、立秋前の夏の土用の期間のうちの丑の日の事を言うのです。

厄介なのは、祝日である春分の日や秋分の日がその年々で変わるように、土用期間もその年によって違います。入りの日も土用の日数もです。従って当然、土用の丑の日も年によって違う日になるという事になります。まあ実際には知らなくても、土用の丑の日が近づいてくると、前途したようにスーパーやコンビニでは丑の日用のウナギのチラシがそこかしこに置いてありますし、テレビの情報番組などでも特集を組みますから嫌でも知る事になるんですけどね(笑)。

お節介かもしれませんが(汗)、今後5年間の土用の丑の日(夏の土用)を纏めてみました(ちなみに土用丑は年によって2日ある場合もありますので、一の丑、二の丑としています)。

西 暦 年   元 号  土用一の丑  土用二の丑

2016年  平成28年 7月30日  なし
2017年  平成29年 7月25日  8月6日
2018年  平成30年 7月20日  8月1日
2019年  平成31年 7月27日  なし
2020年  平成32年 7月21日  8月2日

となります。

今年を含めた今後5年間のうち、3年は土用丑が2日あるという事ですね。ちなみに昨年の2015年も二の丑がある年でした。もし一の丑で食べられなかったとしても、二の丑で挽回(?)するチャンスが残されているのは、忙しい人たちにとっては有り難いことかもしれませんね。

何でもいっちょかみしいの(笑)大発明家・平賀源内が土用丑の立案者

この土用の丑の日にうなぎを食べるという習慣は、江戸時代に広まったと言われています。

江戸時代の発明家としても有名な平賀源内が、夏の季節にウナギが売れずに困っている鰻屋に、『本日丑の日』と書いたチラシを店先に貼らせたところ、その鰻屋は大繁盛。それを真似て他の鰻屋も夏の土用丑の日に大々的に売り始めた・・というのが土用丑にウナギを食べる習慣が定着した理由の定説となっています。発明だけに限らず、平賀源内さんって本当に色々といっちょかみしてますよね(笑)。まあ天才ですね。

土用丑にうなぎを食べ始めたのは江戸時代の話ですが、実はウナギを体力の落ちる夏場に精をつけるために食べた方が良いというのは、遠い昔、平安時代から言われていたといいます。なんと日本最古の和歌集である『万葉集』にそのことについて詠まれた歌があるのです。

古くからの言い伝えというのは、何かしらの根拠があるものが多いですよね。長い月日をかけた人々の経験と知恵によって生まれたものがほとんどだからです。

それにしても、今から約1300年前の日本人は、すでに滋養強壮のためにウナギを食べるという知識があったというのは本当に凄いですね。まさにこれこそ、歴史に学べという事ですよね。

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ウナギの皮が嫌いな人でも美味しく食べられる我が家のうな丼レシピ

みなさんは土用丑でウナギをどのように食べられますか?恐らく蒲焼かうな丼、鰻重で食べられる方が多いのではないでしょうか。ちなみにうちは鰻丼の一択です(笑)。

出典:wikipedia

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上の画像みたいなお店で出すような見た目じゃないですけど、味は間違いなくお店の味だと断言しますね(作るの嫁さんだけど笑)。

ではうちのうな丼のレシピを少しだけ御紹介します(作るのは嫁ですけど)。

まず、ウナギはスーパーで買ってきた、既に頭が落としてあり、開いて蒲焼にしてあるウナギを使います。

これをレンジで温めたり、フライパンで焼くのが普通なのかもしれませんが、うちは焼魚用のグリルを使っています。

  1. まずはグリルを予熱します。うちは約1~2分くらいですね。
  2. ウナギには軽く日本酒をかけておきます。うなぎ約100g当たり大さじ一杯位。かけるのは表だけです。皮の部分にはかけません。これによってウナギの身ががふっくらするんです。
  3. 予熱しておいたグリルでウナギを焼きます。うちは両面焼き用なので裏返しませんが、片面焼グリルならば裏返しながら焼きましょう。
  4. 1~2分焼いたところで表面に軽くウナギのたれをささっと塗ります。
  5. その後、焼目を見ながらこげないよう気を付け、目安で2~3分焼いたら出来上がり。
  6. そのまま食べれば蒲焼に。1cmから2cmに切ってご飯に乗せ、タレやお好みで山椒などをつければうな丼に。お好みでどうぞ。

簡単でしょ?なんで鰻の蒲焼きをあえてもう一度魚焼きで焼くのか?と思う人もいらっしゃるでしょうが、これは、わたしとうちの娘がとにかく魚の皮が嫌いだからです。

蒲焼にしてある鰻も、ものによっては皮の部分のぬめり感がすごく気になるんですよね。しかし、この方法でもう一度焼いたら非常に香ばしく出来上がり、皮もパリパリになってウナギの皮が苦手な私と娘も美味しく食べられるのです。

鰻の皮を取っちゃってもいいかもしれませんが、それだと逆に味気ないですよね。是非一度お試しあれ(作ったのは嫁d・・略)。

裏技:土用丑の日の翌日に鰻を求めてスーパーを徘徊している二十代女子

まあ本当土用の丑の日っていうのは、日本人にとってすっかり鰻を食べる日に定着していますね。

今では丑の日といえば、スーパーやコンビニが仁義なきウナギバトルを繰り広げて客を取り合っている状況となっています。商品も、定番であるウナギの蒲焼の他にも、すでに鰻重になっているものなども用意してあり、家庭用から一人暮らし用まで多種多様になってきています。

話は変わりますが、うちの勤め先の同僚に、土用の丑の日にはうなぎを食べない主義の二十代女性社員がいます。彼女は毎年、土用の丑の日の次の日にウナギを食べる事を習慣としている女なのです。

理由はただ一つ、土用の丑の日の翌日にはウナギが安く買えるから!!、だそうです(笑)。

なるほど、確かにそうでしょうね。大量に仕入れたウナギが全て売れる店ばかりではないですもんね。丑の日が終わっちゃったら安売りしてでも在庫処分しますよね。というわけで、彼女はこの方法のために、丑の日の翌日にスーパーを何件か回っているそうです。マメというか何というか、わたしには真似出来ませんが(苦笑)。

しかし、もともと鰻というのはビタミンやミネラル、タンパク質などの栄養分が豊富であり、体力が落ちる夏にこそ最も適した食べ物だと言われています。そういう意味では、夏場に食べるんですから理に適っていると言えば言えるんでしょうね、真似はしませんけど。

夏土用以外にもウナギを食べる時代が来る?四季の土用丑にウナギが並ぶ?

最初に話したように、古くは平安時代から夏場の滋養強壮の食べ物として日本人に親しまれてきたウナギ。そして、正確に言えば土用の丑の日といえば夏だけではなく、それぞれの季節にあるのです。

そこに着目したウナギの養殖産業やスーパー、コンビニなどの小売店は、現在の夏土用だけではなく、それぞれの季節の土用の丑の日にもウナギを食べる事を習慣化しようとアピールする動きが活性化しているようです。

確かに、ウナギの一番の旬は冬眠前の一番脂ののった11月から12月頃だと言われています。現在食べられている夏土用というのは、ウナギに詳しい人に言わせれば、全く旬ではないとの事です。

そこを上手くアピールできれば、夏土用以外の土用丑も定着できるかもしれませんね。

まあそういう動きは、ウナギが大好きなわたしにとっては非常に喜ばしい事ですね。日本人のウナギの食文化が今以上に栄えて、ウナギ業者も繁栄すれば今よりも価格がお手頃になるかもしれませんしね。とにかく日本特有と言ってもいいこのウナギに関する食文化。これからも大事にしていきたいものですね。

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