NHK大河ドラマ「真田丸」第18話「上洛」視聴感想とMVPと第19話「恋路」史実から見たネタバレ予想

第18回「上洛」視聴感想 大坂の陣に向けての重要な伏線と松の記憶回復での見事な回収

飛び石連休だった2016年のゴールデンウィークの最終日、5月8日に放送されたNHK大河ドラマ「真田丸」の第18話「上洛」の視聴率が今朝発表されました。

連休という事で視聴率は下がるだろうという大方の予想を超えて、何と前回17.0%から2%アップして19.0%。第5話以来、実に約3か月ぶりに19%台に乗せてきました。

このサイトでも何度も言っていますが、やはり豊臣秀吉や寧、茶々や石田三成(山本耕史)らが絡んでくる大坂編の強さと言った側面が大きいと思います。やはり知名度はずば抜けていますからね(笑)。日本人は秀吉や三成好きですしね(わたしもですが笑)。

そんな第18話「上洛」ですが、日本史的にはそう大きな出来事はありませんでしたね。ですが、真田家にとっては非常に大きな転機が訪れました。そう、昌幸の上洛と徳川家の与力になるという事です。与力とは、真田家が徳川家の直属の麾下となるという事です。徳川の大軍を相手に一戦仕り、ひと泡吹かせた真田安房守昌幸(草刈正雄)の心中が穏やかでなかったことは史実でも容易に想像がつきますね。

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「真田丸」の中では豊臣家臣となりながらもなお野心に燃える父・昌幸を抑えるために真田信繁(堺雅人)が秀吉に直談判するという筋書きでしたが、もちろん史実にこのような事実はありません。この部分は三谷幸喜氏の想像によるものです。が、なかなか興味深かったですね。なるほど、主人公をこういう風に絡ませていくってやり方もあるのか・・と思いました。史実に忠実であるべしと思われる視聴者の方はどうかわかりませんが、個人的にはドラマである以上これくらいの脚色は致し方ないと思っています。でなければ、真田信繁は大坂の陣まで、ほとんど何もする事が無いと思うので(苦笑)。

今回も食わせ物秀吉は全開でしたね。他人を不快にさせる天才である三成も(笑)。逆に真田家の面子を心配して昌幸にわざわざ面会に行く大谷吉継(片岡愛之助)の心配り。この辺りも実に人物描写が細かいですよね。

後々の伏線になる重要な場面もありましたね。昌幸が信繁に大坂城をどう攻めるかと聞いた場面です。難攻不落だと答える信繁に対して「大きければ大きいほどほころびが出る。弱い部分が必ずある」と答えた昌幸。これはまさに、30年後に信繁が大坂城の唯一の弱点と言われた南方に真田丸を築いて戦った事への重要な布石です。まさかここで出してくるとは思いませんでしたね。思わずニヤリとしてしまった方も多いのではないでしょうか(笑)。

反対に松(木村佳乃)が記憶を取り戻したのは、かつての松、きり(長澤まさみ)、梅(黒木華)の三人のかかとに関するガールズトーク(?)がきっかけだったというのも見事な伏線回収でしたね。あの場面は覚えていますが、まさか後々の伏線となるとは思っていませんでした。伏線と回収というのは三谷幸喜の十八番ですが、本当に些細な事でも注意して見ておかないといけませんね。結構細かいとこまで注意して見ているつもりなんですけどね(苦笑)。

「上洛」のMVP

うーん、今回は本当に難しいですね。大坂城の人たちに加えて真田家の人たちの登場場面も多く、徳川家も出て来ましたからね。主要キャスト勢揃いの回だったので・・

そんな中で久々のお兄ちゃん・真田信幸(大泉洋)に今回は一票を。

決め手は信繁との会話です。泰平の世になる事を信繁から聞かされて戦での華々しい活躍の場がなくなる事を思い、

「我らは生まれてくるのが遅すぎたのか・・」

と呟いたところは、普段は生真面目な兄が見せた真田魂を垣間見た気がしました。さすがは真田安房守の息子、さすがは真田一族だと。そして、そんな根っからの戦国武将気質の兄・信幸がこの後に家名存続のために関ヶ原で家康につき、その後は家名を守るという役割に徹したのを知っているから尚更感慨深かったですね。弟・信繁が関ヶ原の際の第二次上田合戦と大坂の陣で大暴れするのとはあまりに対照的です。

それ以外にも今回の信幸は、あまりに無礼な態度の三成に対して声を荒げるシーンや、徳川の配下になる事を秀吉から告げられて「わしはどこで間違ったのじゃ?!」と取り乱す父・昌幸に対して毅然と

「間違ってはおりませぬ!!」

と涙ぐみながら己に言い聞かせるように発するなど、見せ場十分でした。ここまではコメディパートの多かった信幸だっただけに余計にそのギャップが魅力的でしたね。真田は昌幸・信繁だけじゃないんだぞという事を高らかに宣言した回であったのかもしれませんね。

もちろん昌幸・信繁、それに秀吉や三成、吉継、女性陣のきり、松、おとり(草笛光子)、寧らの女性陣も良かったですね。総体的に見て主要キャストに何らかの見せ場が用意されている回でしたね。

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第19回「恋路」のストーリー

茶々(竹内結子)の警護役に取り立てられた信繁は、自由奔放な茶々の願いを断り切れずに二人きりで大坂城の案内をする事となる。そんな中で信繁は、まだ若年の身でありながら茶々が壮絶な半生を送ってきたことを知る事となり、あろう事か茶々に対して好意を抱くようになっていく。

そんな折、天下平定事業である九州征伐を終えようとしていた豊臣秀吉(小日向文世)は、かねてより懇意にしていた茶々を自分の側室として迎える事を決断。正室の寧(鈴木京香)に相談を持ち掛けてまでして茶々を自分のものにしようとする。しかし、茶々と信繁との仲の良さは豊臣家の中であらぬ方向に解釈され、信繁は思わぬ煽りを受ける事となる。

一方、秀吉の命によって徳川家康(内野聖陽)の与力となった真田家であったが、家康は完全に真田を信用したわけではなかった。真田家の出方を見るために家康が取った策は政略結婚。

真田昌幸の嫡男・真田信幸と、徳川四天王の一人、本多平八郎忠勝(藤岡弘、)の愛娘・稲姫(吉田羊)との縁談を思いつくのであった。


「恋路」史実から見たネタバレ予想

徳川家康が上洛して豊臣家の配下となり、豊臣秀吉の天下平定事業もほぼ完成しつつあった現在の「真田丸」の状況においては、日本史的に重要なイベントはしばらくありません。次は北条氏政(高嶋政伸)を攻める「小田原征伐」ですが、それはもう少し先の話ですね。ちなみにこの「小田原征伐」に至る過程では真田家が非常に大きく関わってきます。ですので、小田原に関してはかなり大きく取り扱うのは間違いないでしょう。

次回は予告を見る限り、豊臣秀吉と茶々、そして真田信幸と稲姫の二つの男女関係を中心に話が進められそうです。そこに信繁と茶々の関係も絡んでいくといった感じですね。

史実的にもこの頃に茶々は秀吉の側室となり、1~2年後には初子となる鶴松を産むこととなります。

そして真田信幸と稲姫の縁談ですが、真田丸では家康が真田の出方を探るための政略結婚という事のようですが、実際には徳川と真田の縁を深めるためだというのが通説ですね。家康は平八郎の娘・稲をいったん自分の養女としてから信幸の正室として嫁がせました。つまり形式上、信幸は家康の娘を妻として迎えたという事になります。これだけでも家康が真田に対して気を遣っていたことがよくわかりますね。

稲姫の実父でもある本多平八郎と信幸は関ヶ原の戦い後に、西軍についた昌幸・信繁の命運を大きく左右する事となります。そういう意味でもこの信幸と稲の縁談は真田家にとっては非常に重要な意味を成すイベントとも言えますね。

ちなみに真田信繁の正室はまだ空いたまま。この縁談はもう少し先の話となりそうなので、ここでは割愛させていただきます。楽しみは後にとっておきましょう(笑)。

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