NHK大河ドラマ「真田丸」第10話「妙手」史実から見たネタバレ予想 上杉景勝は真田を許すか?矢沢頼綱奮戦す?

いやいや、何週間ぶりですかね?

何がって?あれですよ、あれ。「真田丸」ファンの間でコアなマニアを作りつつあるあれです。室賀正武

「黙れ、こわっぱあぁっ!!」

です(笑)。

久々に見られて感無量です。なんたって、正武は・・(うわっ、何をする?やめっ・・ガクッ)。

失礼しました。危うく何週間か後のネタバレをしてしまうところでした。

肝心の本筋はというと、今回はそれほど進展はなかったように思われましたが、最後の最後に大きなイベントが待っていましたね。

そう、北条と徳川の和睦です。

この「真田丸」において数週間にわたって描かれてきた「天正壬午の乱」は、この和睦によって一応の収束を見たと歴史では言われています。

しかしこの和睦こそが、真田家と徳川家康の長きにわたる因縁の幕開けとなったのです。

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第10回「妙手」のストーリー

武田家旧領である甲斐を巡って熾烈な戦いを繰り広げていた徳川家康(内野聖陽)と北条氏政(高嶋政伸)。

信濃で独立して大名になる事を目論んでいた真田昌幸(草刈正雄)は、北条家から徳川家につくことで信濃における自身の立場を確立するとともに、信濃からの北条家の影響力排除を狙っていた。

ところが北条家と対立していた徳川家康は、突如として北条家と和睦を結ぶ。

これによって徳川についた真田家の立場も微妙なものとなり、昌幸の独立への道に大きな障害となって立ちふさがる事となる。

昌幸の嫡男・真田信幸(大泉洋)と次男・真田信繁(堺雅人)は徳川家康の居城である、駿河国浜松城へと向かう。そこで家康と対面した二人は、北条との和睦の償いとして、真田の領地である信州上田に新しい城を築くことを家康に要求するのであった。

しかし家康は逆に、真田家が自力で得た上州・沼田領を北条家に差し出すよう迫る。

一方、信繁には心を通わせ合う真田の郷の(黒木華)より嬉しい知らせが届くのであった。

真田家の要ともいえる沼田領を徳川・北条から守るために昌幸の打った手は、一度は裏切った越後・上杉景勝(遠藤憲一)を頼る事であった。

真田家の命運をかけ、信繁は命を賭して単身越後・春日山城へと乗り込む。

「妙手」史実から見たネタバレ予想

北条と徳川の和議が相なって、これにより北条、上杉、徳川の三勢力が旧武田領である信濃・甲斐・上野を巡って争った「天正壬午の乱(てんしょうじんごのらん)」も終わりを迎えました。

日本史の中ではひとまずこれでめでたしめでたしとなるのですが、「真田丸」は真田家の物語。真田家の本当の戦いはここから始まると言ってもいいものです。

史実において最も重要なのは、北条家と徳川家の和睦の条件として、真田昌幸が自力で領土として治めていた上野国・沼田城を北条家に譲るという項目があった事です。当時真田家は徳川配下でしたから、主君筋にあたる家康が、配下の真田の領地を北条家に譲ると言うのは、まあそれはそれでありかもしれませんね。

しかし、真田昌幸としてはそうはいきません。これまで主君を代えながら渡り歩いてきたのは、真田の家を守るため、真田の領地を守るためです。そのために最も最良の判断をしてきたのです。徳川についたのもそのためです。領土を守るために選んだ主君が、その領土を勝手に取り上げてしまったという事です。

そうなると、もはや昌幸のとる行動は一つです。

そうです、またも主君を代えます。

史実では徳川家康を見限って、一度は反旗を翻した上杉景勝を頼るのです。

こうなると、上杉が再び真田を味方として引き入れるのかが焦点となりますが、上杉は真田を許し、真田の領地を守る事を約束してくれるのです。

何故上杉景勝は裏切った真田家を許し、再び配下に加えたのか?

大きく分けて3つの理由があると考えられます。

先代・上杉謙信から連なる上杉家の家風 「義」の心

最も大きいのがこれです。

景勝の義父・上杉謙信は、常に正義のために戦った武将です。己の欲望のために戦をした事は一度もありません。上杉家の家風は強きをくじき弱きを助けるというもの。

実際に、武田信玄と上杉謙信が「川中島の戦い」で戦ったのは、武田信玄によって領土を奪われた村上義清に乞われたからです。義清の旧領を回復するための戦いでした。

景勝もそんな謙信の思想を色濃く受け継いだ武将でした。

真田昌幸を許したのは「義」の心厚い景勝が、窮地にあえぐ真田を見捨てられなかったというのが大きいのではないでしょうか。

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台頭する羽柴秀吉と上杉景勝が徳川・北条連合に対抗するため

最大勢力を誇りながら本能寺で横死した織田信長の跡目は、羽柴秀吉と柴田勝家の対立が決定的となっていました。

北陸で柴田勝家と戦いを繰り広げていた上杉景勝は、対柴田で利害の一致した秀吉と友好的な関係を築いていました。

徳川と北条が和睦した以上、その勢力は侮れないものとなります。秀吉にとってみると、勝家との織田家の跡目争いを制しても、その後に徳川・北条という強大な敵が控えていたのです(実際、勝家を倒した後に秀吉は徳川とも北条とも戦っています)。

これに対抗するためにも、秀吉にとっては是が非でも味方を増やしたい状況だったのです。それは南に位置する北条・徳川の脅威に怯える景勝も同じ。真田家の上杉家への麾下は、真田が羽柴・上杉連合軍に加わったという政治的側面も大きいのです。

ひとえに真田昌幸という男の類い稀なる能力の賜物

いくら上杉景勝が義に厚い男であろうとも、いくら秀吉・景勝が反徳川・北条連合の仲間が欲しいからであろうとも、無能な人間では必要とされません。

上杉に限らず、昌幸がこれだけ主君をコロコロ代えながらもその度に許されたり滅ぼされたりしなかったのは、真田昌幸という人物が、時の実力者にとっては必要とされる程の能力を持っていたからに他ならないでしょう。

敵に回すよりは味方に引き入れれば重宝するぞと思わせるだけの武将であったからだと思われます。これはわたしの想像なのですが、昌幸という男は、どこか憎めない人間だったのではないでしょうか。主君をころころ変える度に、

「またかよ、ほんと懲りねえ奴だな(苦笑)」

って感じで見られていたのではないかと思えてならないのです。

昌幸という男は狡猾で謀略家であり、秀でた能力を持ちながらも、どこか愛すべき人間であったような気さえしますね。


昌幸の叔父・矢沢頼綱の奮闘も見どころ

次週「妙手」では、本格的に真田家対徳川家の戦いが切って落とされます。

直接対決ではないですが、家康と昌幸の丁々発止の腹の探り合いや駆け引きなどが見られるはずです。そこに信繁がどう絡んでくるのかも大いに楽しみですね。

上杉景勝がどのように真田を許すのかも非常に気になります。

池波正太郎原作の30年前のNHKドラマ「真田太平記」では、上杉景勝が裏切った真田を許すシーンがありましたが、このシーンはドラマ史に残る名シーンとして今でも語り草となっている名場面です。

三谷幸喜がどう描くのか楽しみでしょうがないですね。

そして個人的にはもう一つ楽しみがあります。

史実ではこの時期に、真田家の沼田城が北条家の猛攻を受けます。

この時、沼田城に籠って北条の大軍を前に壮絶な戦いを繰り広げたのが、昌幸の叔父である矢沢頼綱(綾田俊樹)です。

老齢の頼綱が槍を手に北条軍に立ち回る勇姿も次週の大きな楽しみですね(さすがにこの場面はやるでしょw)。

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