NHK大河ドラマ「真田丸」第5話「窮地」詳細ネタバレ&あらすじと視聴感想、今週のMVP

第5回「窮地」詳細ネタバレストーリー

天正十年(1582年)六月二日の未明に起こった日本史上に残る大事件、「本能寺の変」。この変によって、天下統一目前の織田信長(吉田鋼太郎)は志半ばで49歳の生涯を閉じた。

織田信長を自刃に追い込んだ明智光秀(岩下尚史)は、同じく京に滞在していた信長の嫡男・織田信忠(玉置玲央)も京都・二条城において自害へと追い込んだ。

信長の招きに応じて京へ行くために大坂・堺に滞在中の徳川家康(内野聖陽)は、武田勝頼(平岳大)を裏切って家康配下となっていた穴山梅雪(榎木孝明)とともに本能寺で信長が討たれたことを知る。同盟者でもあり、庇護者ともいえる立場でもある信長を失った家康は取り乱す。しかし側近の石川数正(伊藤正之)本田忠勝(藤岡弘、)らになだめられ、ようやく平静を取り戻した家康は、堺の東、伊賀国を抜けて本拠地・三河へ帰るという困難な選択をするのであった。

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一方、安土城に滞在している真田信繁(堺雅人)は、混乱するさ中、情勢を調べるため矢沢三十郎頼幸(迫田孝也)とともに京へ向かう事を決意し、松の夫・小山田茂誠(高木渉)に姉・松(木村佳乃)の事を託し、三十郎を連れて京へ旅立つ。

真田家の領地である真田の郷では、真田家の重臣・高梨内記(中原丈雄)が、娘のきり(長澤まさみ)に対して、真田家へ奉公に出るよう話をする。信繁に対してほのかな恋心を抱いていたきりは、胸の高鳴りを覚えるのだった。

明智郡の追撃を逃れるために険しい伊賀の山道を三河へ向かって進む家康達。

しかし、家康と行動を共にする事を危険視した梅雪は、腰痛を理由に家康と別行動を取る事になった。結局、この後別行動をとった梅雪は落ち武者狩りに遭遇し、命を落とす事になるのであった。

梅雪と別れた家康には、地元・伊賀国出身の家臣であり忍びである服部半蔵(浜谷健司)が家康の逃避行を助ける事となり、落ち武者狩りの農民たちや明智の軍勢から逃げ切った家康は、ボロボロになりながらも三河の岡崎城を目指す。

信濃の真田の郷にいた真田昌幸(草刈正雄)にも本能寺の変で信長が討たれたことが知れる。半信半疑であった昌幸の元に明智光秀からの書状を携えた使者(まいど豊)が訪れる。内容は、信長を討ちとった自身の正当性とともに明智に味方せよという物であった。使者は真幸以外の信濃の国衆に宛てた同様の内容の書状も持っていた。真幸は他の国衆への書状を取り上げたうえで、使者を捕らえてしまう。

そのうえで、重臣の高梨内記に対して、他の国衆への書状を全て処分したうえで国衆を急いで集めるよう命じる。内記が去った後、昌幸は嫡男である真田信幸(大泉洋)に対して抑えていた気持ちをぶつけた。

「信長め、なぜ死んだ!?ちくしょう!!あの男に賭けたわしの身はどうなる!?源三郎、どうすればよいのかこの父に教えてくれ!!」

これほどまでに混乱し、弱き姿を見せた父に信幸は戸惑うが、徐々に落ち着きを取り戻していくと、昌幸は本来の大胆さを見せ始め、次なる戦国の覇者が誰になっても生き残る決意をする。真田屋敷で正室・薫(高畑淳子)と話していた昌幸は安土の織田家へ人質に送った松の身が心配になり、佐助(藤井隆)を呼んで安土へと向かわせる。

信濃の国衆が集まった真田屋敷で織田信長亡き後の身の振り方について緊急の会議が行われた。

真幸をライバル視する室賀正武(西村雅彦)が織田家に服属を決めた真幸に対して責任を追及すると、真幸は真田家宛ての明智からの書状を見せて正武を黙らせてしまう。他の国衆への書状を全て処分し、真田家への書状だけを残す事で、あたかも明智光秀が真田家を信州・小県の代表として認知しているという風に見せたのである。

国衆らに真田家の威光を思い知らせて話し合いの先手を取った昌幸はこう宣言する。

「われわれ国衆は織田を見限る事とした。信濃を狙っている者たちの中で最もこの小県の価値を分かっておる上杉に味方し、この小県を守る!」

これにまた異を唱えたのは室賀正武であった。

「織田が黙ってはおるまい」

すると、真幸はこう返す。

「先手を打つ。上杉の力を借りて、織田勢をこの地から追い払う」

上杉家の居城である越後・春日山城では昌幸の弟・真田信尹(栗原英雄)が上杉家当主の上杉景勝(遠藤憲一)と交渉を進めていた。織田家の代わりの小県の国衆の後ろ盾として、織田勢を小県から追い払ってほしいという信尹の要請に対して、小県の国衆の後ろ盾にはなるが、織田を追い払うのは断った景勝。弱気を助け、強きをくじくという父・上杉謙信以来の家風を強く持っている景勝にとっては、弱っている織田家の弱みに付け込むようなやり方は承知しかねないものであったのである。食い下がる信尹に、上杉家の家老・直江兼続(村上新悟)は諦めるよう諭すのであった。

この景勝の返答を知らせる信尹からの書状を読んだ昌幸は思案する。上杉につくべきか、それとも北条か・・悩む昌幸に対して、誠実な嫡男・信幸はあくまで織田家への忠誠を貫くべきと言うが、色々な謀略を巡らせている昌幸は取り合おうともしなかった。

そんな時、上州厩橋城の織田家重臣・滝川一益(段田安則)から呼び出され、昌幸は会いに行く。まだ信長が打たれたことを知らない一益。一益に亡き信長の壮大な野望を聞かされた昌幸と信幸は改めて信長の偉大さを思う。

一方、三河の岡崎城では、命からがら逃げ帰った家康の姿があった。ほっとした家康は城で待つ側室・阿茶局(斉藤由貴)の膝に倒れ込むように甘える。阿茶はそんな家康を愛おしく感じるのであった。

信繁、三十郎が京から安土へと戻ると、真田屋敷には茂誠しかいなかった。松は織田の兵によって安土城へと連れていかれてしまったのである。信繁は三十郎、茂誠を連れて安土城へと侵入する。安土城の廊下で松を発見した信繁だったが、松は一緒にいた女、子どもたち二十人ほども一緒に連れていくと言って聞かない。明智軍は今にも攻め寄せてくるかもしれないというこの危急において、信繁はある妙案を思いつく。

「これだけの城だ。抜け道がきっとあるはず」

信繁は城に侵入した時に見つけた井戸が抜け道だと考えた。井戸を調べると案の定外へと抜ける道がある。そこを通って信繁たちは無事に安土城の城外へと脱出する事に成功するのであった。

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視聴した感想と最優秀キャラ(MVP)

一緒に見ていた妻が、「ホントにあっという間に終わっちゃうね。面白いドラマってホントに不思議。」と言っていましたが、まさにその通り。もっと見たいのになぁと思わせながら終わってしまうのが優れたドラマの条件です。その意味でこの「真田丸」はわたしにとっては極上のエンターテイメントと言えます。

まずは先週放送された第4話「挑戦」の最後でさらっと触れた「本能寺の変」。この一大イベントをどう扱うのか?吉田鋼太郎さん演じる信長の最期は見られませんでした(笑)。あっさり流して終わり、その後息子である信忠の切腹シーンが少しあっただけでした。しかしこれは想定の範囲内。脚本家の三谷幸喜はこのドラマが始まる前から、信繁が実際に関わっていない(見ていない)事はなるべく抑えめに描くと言っていましたので、まさにその通りだったのです。

本編は、織田信長の死によって振り回される真田家と徳川家をメインに描かれました。

安土城で織田家に起きた変事を知り、とっさに機転を利かせて立ち回る信繁。ようやく織田の家臣となって家の安泰を得られた矢先の信長死去に珍しく動揺する昌幸。織田を見限ってどうするかを考える父に対してあくまで義を貫くことを進言する律儀な信幸。

真田家の三人のキャラがこれでもかというくらい強調されていましたね。何度も言いますが、三谷幸喜の凄さはこのキャラクターを立たせる能力にあります。この能力が秀でているからこそ、視聴者は出ている登場人物へ感情移入できるんですよね。

キャラ立ちは徳川家においてもいかんなく発揮されています。

猜疑心が強く、臆病でありながら表の顔と裏の顔を実に巧妙に使い分ける、まだ天下に名を馳せる前の徳川家康。一本気であり、その実直さゆえに家康に疎まれながらも、主君のために身を投げうつ戦国を代表する英傑・本多忠勝。子供のような弱さと、一介の名将が持つ剛胆さを併せ持つ家康を時には暖かく、時には厳しく見守るお母さん的な役割の側室・阿茶局。

真田家と同等なくらいに徳川家の人たちも感情移入してしまうのが凄いですね。

一見すると家康を情けなく描きすぎと思われるかもしれませんが、この頃の家康はむしろこっちが正解なのではないかと思います。天下人になるのはこの18年も後です。天下人として号令するまでの家康としてはこれでいいのではないでしょうか。嫌でも真田家に立ちはだかるラスボスとして、その存在感を示していくのですから。

さて、それではこの第5話「窮地」の個人的MVPに。

今回は「徳川家康とゆかいな仲間たち」でどうでしょう(笑)。

家康の「伊賀超え」は家康の持つ決断力・行動力と家康の持っている「運」を示す重要なエピソードです。それを遺憾なく発揮していましたね。途中で加わった服部半蔵もよかったです。笑いも交えながら、家康の人物像、そして周りの家臣たちの必死さを伝えるのに十分でしたね。家康と別れて命を落とした穴山梅雪との対比も良かったですね。体のいい嘘で別行動を取りたがる梅雪を内心は蔑みながらも、表向きは丁寧に礼を言って別れた後の家康の歩き方が梅雪に対する家康の心情の全てを現していました。まさに内野聖陽恐るべし!でしたね。

今回は家康、忠勝、数正、半蔵、阿茶の5人の合わせ技で一本!!ということにします。

次点は段田安則さんの滝川一益。

何も事情を知らずに亡き信長の壮大なる理想を語る一益に少しほろっときましたね。この後の一益の苦労を思うと特にね・・

にしても、たったあれだけのセリフで信長という人間をあらわしてしまうとは・・凄いっすね、やっぱりこの作品は。

とりあえずもはやミスター滝川一益は段田さんで殿堂入りってことでよろしいか?(笑)

あと、ほんの少しの登場だったのですが、明智から真田への使者としてまいど豊さんが出ていましたね。三谷幸喜の大河ドラマ「新選組!」では新選組5番隊組長である谷三十郎を演じていた役者さんです。個人的には嬉しかったですね。ただもう少し見たかったな(涙)

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