西田敏行 国民的人気俳優の代表作 猪八戒、池中玄太、浜崎伝助、更科六兵衛・・その名演の数々

みなさんは日本の国民的俳優というと誰を思い起こされますか?

昔はそれこそ今よりもたくさんいらっしゃったと思います。「国民的俳優」だけでなく、「国民的歌手」とか「国民的人気者」とか。そう思えば、時代的なものなのかもしれませんが、そんな存在が希薄になってきたとつくづく思いますね。

そんな今の時代の中、個人的に国民的俳優という名に一番ふさわしい俳優、それが「西田敏行」さんだと思うのです。

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西田敏行(にしだとしゆき)のプロフィール

本  名:西田敏行
ジャンル:俳優・歌手・司会者等
生年月日:1947(昭和22年)年11月4日
出  生:福島県郡山市
最終学歴:明大中野高校卒 明治大学農学部中退
身  長:166cm
血液型 :B型
デビュー:1967年
家  族:妻と2女
肩  書:日本俳優連合理事長等

わたしは現在40代という年齢なのですが、西田敏行さんの作品とともに育ってきたと言っても過言ではない世代です。それほどまでに1980年代から現在までずっと芸能界のトップに君臨し続けている名優です。

これほど息の長い芸能生活を送れる理由、それはやはり実力に他ならないでしょう。いい人から悪人まで、さらに俳優業のみならず歌手や司会業、ナレーターなどどんな役・仕事でもいとも簡単にこなせてしまうその多彩な才能は芸能界の頂点に居るのに相応しいと思いますね。

日テレ「西遊記」での孫悟空・堺正章との名コンビはアドリブ??

わたしが西田敏行という俳優を初めてテレビで見たのは1978年の「西遊記」でした。正確にいえば1978年「西遊記」の再放送だったと記憶しています。小学校の低学年の時だったはずです。

堺正章さんの孫悟空、夏目雅子さんの三蔵法師、西田敏行さんの猪八戒、岸部シローさんの沙悟浄という、日本における西遊記の黄金メンバーですね。

このドラマは本当に凄かったです。もう夢中になってみていたのをはっきりと覚えています。ゴダイゴの「モンキーマジック」が流れ始めた瞬間からもうドキドキワクワク(死語?w)でしたね。

この西遊記はとにかく主要4キャラが素晴らしかったですね。まさにはまり役です。特に大好きだったのが、孫悟空と猪八戒の掛け合い。これが面白いのなんのって。つい最近になって知ったのですが、この二人の掛け合いはほとんどが台本にないアドリブだったそうです。うーん、マチャアキと西田敏行恐るべし!って感じですね。今時専(時代劇専門チャンネル)で西遊記放送してますけど、放送開始から35年以上経った今見てもメチャクチャ面白いですね。ていうか、今見た方が小坊だった初見の時よりもこの二人の凄さが理解できますね。

ちなみに撮影裏話では、堺正章さん、岸部シローさん、西田敏行さんの三人はロケ中になんとか三蔵役の夏目雅子さんとツーショットになりたくて仁義なき抜け駆け合戦をしていたそうです(笑)。そりゃそうでしょ、夏目雅子さん本当にキレイでしたからねえ。

「もしもピアノが弾けたなら」を大ヒットさせた「池中玄太80キロ」

西遊記で初めて西田敏行さんを知ったわたしが、次に西田さんにどっぷりハマったのが、1980年に放送された日本テレビの「池中玄太80キロ」。個人的には土曜夜のドラマと言えば「池中玄太80キロ」しかないと今でも思っています(苦笑)。それほどまでにテレビにかじりついてみていた作品ですね。

とにかくエリ、ミク、ヤコの三姉妹が可愛くて良かったという印象が当時は一番強かったのですが(同世代だったしねw)、やっぱり今考えてみたらこのドラマも西田敏行さんのキャラありきだったんですよねえ。

最初の妻・鶴子(丘みつ子)と結婚して彼女の連れ子である三姉妹との同居生活が始まり、その後鶴子を亡くして家は火事でなくなってしまう・・という、普通に考えれば結構重くなりがちな話なんですけど、それをポジティブでアットホームな物語に代えたのは西田さんのキャラクターや演技あってこそだったのだと思いますね(当時消防だった時には当然そんなことは考えてませんw)。

子供たちに色々な事を面白くいろんなものに例えて諭していく西田さんの良きお父さんっぷりが一番印象に残っていますね。わたし的にはまさに「理想のパパ」であったのがこの池中玄太でした。

ちなみにこの「池中玄太80キロ」シリーズの2作目の主題歌に起用された「もしもピアノが弾けたなら」は、ドラマ人気との相乗効果で大ヒットを記録し、この曲のヒットによって西田さんはNHK紅白歌合戦にも初出場を果たしました。「歌手西田敏行」として最大のヒット曲として知られており、過去に何人もの歌手がカバーした名曲中の名曲ですね。

ちなみに長女のエリ役の杉田かおるさんが歌った挿入歌の「鳥の詩」も大ヒットしましたね(とりよー、とりよー、とりたちよー♪のあれです笑)。

「男はつらいよ」と並ぶ国民的映画「釣りバカ日誌」のハマちゃん役

そして1988年にはついにあの「国民的人気映画」が始まります。

ハマちゃんスーさんコンビでお馴染みの「釣りバカ日誌」です。

松竹の看板映画として、渥美清さんの「男はつらいよ」シリーズとともに、まさに「国民的映画」と呼ぶにふさわしい人気を誇ったシリーズもの映画です。ほぼ一年に一本のペースで制作されたこの「釣りバカ日誌」シリーズは、1988年に第一作が公開されて以来、2009年に「釣りバカ日誌20ファイナル」でその歴史を閉じるまで、実に22作品にも及ぶ名作を日本映画界に残してくれました。

そのタイトルにあるように、釣りというのが毎回キーワードとしては登場するものの、やはりこの作品も西田敏行さんのキャラクターによる部分が国民的人気を得る一番の要素になったのだと思いますね。

特にスーさん役の三國連太郎さんとのコンビは日本映画史に残る「名コンビ」と断言して差し支えないのではないでしょうか。

鈴木建設の代表取締役社長であるスーさん(鈴木一之助)と、その鈴木建設営業部に所属する一社員に過ぎないハマちゃん(浜崎伝助)。しかし、釣りに行って偶然知り合ったハマちゃんとスーさんはお互いを鈴木建設の社長、社員であることを知らずに打ち解け、そしてスーさんはハマちゃんの釣りにおける弟子的な存在となって釣りでは立場が逆転していく・・という感じの物語です。

仕事はテキトーで問題児、しかしなぜか憎めないお調子者の魅力あふれるハマちゃんと、生真面目で仕事では辣腕を振るうやり手社長のスーさん。この二人の掛け合いが釣りバカ日誌最大の魅力であることは周知の事実でしょう。

とにかく西田敏行さんの魅力に溢れた人物がハマちゃんです。もう西田さん自身がハマちゃんなんじゃないの?って思っちゃうくらいにはまり役でしたね。佐々木課長(谷啓)とのやり取りも面白かったなあ・・もっかい見たいっすねえ・・

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泣けて笑える・・三谷幸喜作品の常連としても欠かせない大俳優

最近の西田敏行さんと言えば、個人的には三谷作品のイメージが一番強いですね。

映画では2006年の「THE 有頂天ホテル」を皮切りに、2008年の「ザ・マジックアワー」、2011年の「ステキな金縛り」、2013年の「清須会議」、2015年の「ギャラクシー街道」の五作品に出演していますし、テレビドラマでも「オリエント急行殺人事件」や「わが家の歴史」「ステキな隠し撮り」など、数多くの三谷幸喜の作品に出演しています。

これらの中でもっとも印象深いのが、やはり主演を務めた「ステキな金縛り」ですね。戦国時代の北条家に仕えた落ち武者の幽霊・更科六兵衛(西田敏行)が現代の裁判に証言者として出廷するという、まあ荒唐無稽な設定なのですが、これがまあ笑えるわ泣けるわ・・脚本、演出、そして出演者の演技とも素晴らしい映画となっています。まさに三谷幸喜の本領発揮という作品です。

中井貴一や深津絵里、阿部寛をはじめ、脇役も超豪華な実力派たちに囲まれながら、この映画もキモとなるのはやはり西田敏行。まあこの役も西田敏行さん以外にはあり得ないし、西田敏行さんだからこそこれだけ笑えて泣ける映画になっている事は間違いないでしょう。

三谷幸喜さんといえば、脚本を書くときに当て書き(演じる役者さんを決めておき、その役者をイメージしながら台本を作る事)で執筆する事は有名です。もちろんこの更科六兵衛は西田敏行さんを前提としたキャラクター。名脚本家が名優用に作った役なのですから素晴らしくないわけがありません。

本当に理屈抜きに面白いです。泣きたいとき、笑いたいときは迷うことなくこの映画を見ましょう(一緒に見たうちの嫁は最後号泣でした笑)。あ、でも全然重くないので勘違いなさらないように(笑)。

ちなみにこの更科六兵衛ですが、幽霊になる前の本職(?)の北条家家臣として、後に制作された「清須会議」にも出演しています。ただただひたすら清州へ急ぐ滝川一益(阿南健治)を追いかける役なんですけど(笑)。

北条家が重要な役どころで出てくる今年の大河ドラマ「真田丸」にも更科六兵衛出てくれないかなと期待していたんですけど、さすがに無理でしたね。まあNHKですからしゃーないか・・(汗)でも三谷幸喜は絶対出したかったと断言出来ますね(笑)。

「アウトレイジビヨンド」の花菱若頭・西野はまさに「悪」!

ここまでご紹介してきたように、けっこうこれまでは人情味あふれる人物、親しみのある人物などを演じた西田さんをご紹介してきましたが、この人の凄さは極悪非道な人間や腹黒い人間を演じても凄みを出せることではないでしょうか。まさにここまで紹介したキャラクターとは正反対に位置する役柄ですね。

テレ朝の人気シリーズとなっている「ドクターX-外科医・大門未知子-」シリーズでは、欲望と野望に満ちた腹黒い権力欲の塊ともいえる東帝大学病院長の蛭間重勝を演じていますし、同じくテレ朝の「民王」では、総理の座を狙う黒幕大物政治家、城山和彦役を熱演しています。

これらもまあ本当に、言い方は悪いのですが、「小憎ったらしい」人物としてドラマには無くてはならない存在として堂々の存在感を示しています。本当にいやらしい役ですし、これらを見れば西田さんの演技の奥深さを窺い知ることができます。

これらの人物は表面上は善人の皮を被っているのですが、正真正銘の悪人も演じています。その代表格が北野武監督作品の「アウトレイジビヨンド」での関西の広域暴力団・花菱会の若頭、西野役でしょう。

まあアウトレイジシリーズのキャッチコピーが「全員悪人」というくらいですから、当然西野も悪人なのですが(笑)、この悪役ぶりがまた凄いんですよね。ただの下っ端の薄っぺらい悪っぽさではなく、本当に何というか・・「お主も悪よのお・・」と感心してしまうような凄味と嫌らしさに溢れているのです。

既に最新作が制作されているという話もある「アウトレイジシリーズ」の続編ですが、間違いなくこの西田さん演じる西野も重要人物として登場することでしょう。本当に楽しみですね。

「ナイトスクープ」と「人生の楽園」も西田敏行以外にあり得ません




とにかくわたしの好きな番組に西田敏行さんが絡んでいる確率がものすごく高いのです。いや逆かもしれませんね。西田敏行が出ているから好きなのかも・・。卵が先か鶏が先か?みたいなもんですけど(苦笑)、それくらい私の人生には西田さんの作品がきっても切り離せない存在としてあります。

現在でも映画・ドラマはもちろんの事、大阪在住時代からずっと見続けている「探偵ナイトスクープ」では局長として素の西田敏行さんとして今や番組の顔となっていますし、毎週欠かさず見ているドキュメンタリー番組、「人生の楽園」でも素晴らしいナレーションを聞かせてくれています。もうこの番組も西田さん以外のナレーターでは成り立たないでしょう。ドキュメンタリー内容ももちろん素晴らしいですが、西田さんのハートフルなナレーションによって成り立っているといっても過言ではありません。

とにかく凄い人です。芸達者な人って芸能界にはたくさんいますが、中には器用貧乏になってしまって埋没してしまう人もいるのですが、どの分野においても超一流の才能を発揮しているため、何十年もこの政界のトップにいられるのでしょうね。

2003年には心筋梗塞で倒れて緊急入院、今年2016年には「頸椎亜脱臼」や「胆嚢炎」を発症するなど、健康面が心配な西田さんですが、健康には留意してもらいたいですね。もう「日本の宝」と言ってもいい存在ですから。

とにかく、「探偵ナイトスクープ」と「人生の楽園」だけはずっと続けてもらわなければ困りますからね(苦笑)。

これからもどんどん素晴らしい作品を世に残していってもらいたい俳優さんですね。

西田敏行さんの俳優人生において外す事の出来ない、NHK大河ドラマについてはこちらの記事をご参照ください。

西田敏行の大河ドラマにおける出演作や演じた人物などとその歴史

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