[大河ドラマキャスト]今川家臣の関口氏経(うじつね)は男・井伊直虎の父親だった?矢島健一演じる謎の人物像

2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」は戦国時代から安土桃山時代にかけて駿河の今川家と三河の徳川家、さらには甲斐の武田家の間で争奪戦となった遠江国にある井伊谷という地方の国人領主であった井伊氏を描いた物語です。

ここでは「おんな城主直虎」で井伊氏に立ちはだかる大きな壁、海道一の弓取りとの異名を取った名門今川家に仕えた親類であり重臣、関口氏経をご紹介したいと思います。

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謎の男、今川家家臣・関口氏経(せきぐちうじつね)の生涯・略歴

関口氏は元々駿河の守護大名として栄えた名門今川家の親類縁者であり、譜代の重臣という位置づけの名家であった。そんな今川家の宿老である関口家に生まれた氏経も今川義元氏真に仕えた。官位は越後守、越中守。

氏経の名が資料に最も現れるのは、今川氏真が遠江国井伊谷領主であった井伊氏に対して実施を命じた徳政令に関してである。氏経は書状でこの徳政令の実施を井伊氏の当主である井伊次郎に迫っており、さらには井伊氏の親族などにも同様の書状を送っているのが確認されている。さらにそれらの書状を送った3か月後の永禄十一年(1564年)11月には、井伊谷領主である井伊次郎との連名で、井伊氏が治める遠江国祝田郷の有力者に宛てて徳政令を迫る書状も見受けられる。氏経がこの時期に今川氏真の名代として重要な実務を任されていた事が伺える。

別の説としては、関口氏経は今川家における井伊家の目付(めつけ)であったという説もある。どちらにせよ今川氏真の元で重要な任務を背負っていた人物であることは間違いない。小野但馬守政次が井伊氏で絶大な権力をふるったのも、この関口氏経と懇意だったからともいわれている。

桶狭間の戦いにおいて今川義元とともに討死したという説もあるが、もしそうであれば徳政令などを発行した人物は別人という事になる。どちらにせよ生年、没年ともに明らかにはなっておらず、現在においても謎に包まれた人物である。

井伊谷の女領主・井伊直虎は実は関口氏経の息子・井伊次郎だった??

この2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」における主人公は、井伊氏当主であった井伊直盛の娘である次郎法師が名乗った井伊直虎だったといわれています。つまり、井伊直虎とは女性だったという事です。

しかし、このドラマが放送される直前である2016年12月頃にメディアをこの直虎関連のニュースが賑わせたのを覚えていらっしゃいますでしょうか。そのニュースというのが・・

「井伊直虎は男だった」

というものでした。なにせ「おんな」城主直虎と銘打って大々的に大河ドラマ次作のPRをNHKが行っていた矢先のこの報道でしたから、様々な媒体でニュースとしても大きく取り上げられたので記憶にある方も多いのではないでしょうか。

その井伊直虎は男だった?という説はこちらです。

同美術館によると、古文書は、直虎を補佐していた今川家の武将、新野左馬助親矩(にいのさまのすけちかのり)の娘らから、彦根藩(井伊家)の家老(左馬助の孫)が寛永17(1640)年に聞き書きし、子孫が約100年後にまとめた『雑秘説写記(ざつひせつしゃき)』。「(領地は)新野殿のおいの井伊次郎殿に与えられた」「関口越後守氏経の子が井伊次郎」とあるのが見つかった。

過去には、関口氏経と次郎直虎の連署がある書状も見つかっていたことも合わせ、井伊直虎が男子だった可能性があるとした。

産経WEST

ちなみに上の記事にある同美術館というのは、京都市にある井伊美術館の事です。あくまで「井伊直虎は男だった」という事実が発見されたわけではなく、その可能性を示す古文書が見つかったという事です。新野左馬助親矩の甥が井伊次郎であり、その次郎は関口氏経であると言う事は、新野親矩と関口氏経も親類であったという事でしょうか。

ともかく、この記事の中で特筆すべきところは「関口越後守氏経の子が井伊次郎」という部分。そう、ここで紹介している関口氏経の事なのです。氏経の子が井伊次郎として井伊の当主だったのでは?という事です。

正直この真偽についてはこれからの研究を待つ必要があるでしょう。ですが、この説が出たからといって大河ドラマに影響があるとは私は思いません。直虎が女であるというのも一説、男であるというのも一説、歴史というのは諸説あって当たり前といっていいものだからです。第一、大河ドラマが史実通りでなければならないのであれば、それはもはやドラマではないですしね(笑)。だから個人的に全然気にはしていません。ただ、資料が出てきて研究が進み、真実が明らかになってくるのは日本史にとってはとてもいいことだとは思いますけどね。

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隠れたミスター大河ドラマ、矢島健一さんが演じる井伊氏・今川氏の重要人物

というわけで、放送開始前に突如としてクローズアップされた関口氏経(笑)。まあ井伊直虎の父親だったという可能性のある人物という事なのですから当然といえば当然なのですが・・

そんな今川家臣の関口氏経を演じるのがベテラン名脇役の矢島健一さん。この矢島さんですが、実は知る人ぞ知る大河ドラマ常連俳優さんであり、なんとこの「おんな城主直虎」が8作目の大河ドラマ出演となるのです。これまでの出演歴を全てご紹介しますと、1989年「春日局」(福島正則役)、1995年「八代将軍吉宗」(浅野吉長役)、1998年「徳川慶喜」(酒井忠義役)、2004年「新選組!」(広沢富次郎役)、2006年「功名が辻」(直江山城守兼続役)、2008年「篤姫」(松平春嶽役)、2012年「平清盛」(藤原教長役)、以上となります。いやいや凄いですね。個人的にはやっぱり大好きだった「新選組!」での広沢様の役が印象強いですね。

今回は前述したように、井伊氏とは因縁浅からぬ今川家の重臣。それも井伊に対する目付役という立場に近い、主人公の井伊直虎にとってはある意味敵役のようなポジションの人物ですね。さらには、直虎が城主であった時期の中でも大きな出来事であった、徳政令に大きく関わった人物でもあり、その意味でもドラマではキーパーソンとなる人物やもしれません。

もしかすると井伊直虎という人物の父だった可能背も浮上したこの関口氏経という今川家臣。井伊に仇なす存在となるのか、吉をもたらす存在なのか・・・矢島健一さんのいぶし銀の演技とともに楽しみですね。

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