【大河キャスト】井伊直親の妻で直政の母・しの(奥山ひよ)と父・奥山朝利(ともとし) 小野政次に翻弄された親子の人生

井伊直政といえば、誰もが認める井伊家の名君。「井伊の赤鬼」と呼ばれ、さらに屈強な井伊家の代名詞ともいえる「井伊の赤備え」を生み出したのも井伊直政です。さらに酒井忠次本多忠勝榊原康政といった名将に混じって徳川四天王と呼ばれた、まさに戦国時代を代表する武将ですね。

ここではそんな井伊直政の母である奥山ひよと、祖父(外祖父)である奥山朝利をご紹介しましょう。

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奥山しの(ひよ/おひよ) 演:貫地谷(かんじや)しほり

奥山しのの略歴

遠江国引佐軍井伊谷の国人領主・井伊氏の一族である奥山氏に生まれた戦国時代の女性。奥山ひよ(おひよ)ともいう。

生年は不明。父は井伊氏譜代の家臣であり一門衆でもある奥山家当主・奥山朝利(ともとし/朝利ではなく奥山親朝の娘という説もあり)。

井伊氏第22代当主である井伊直盛の養子となった井伊直親に嫁いで正室となる。

永禄三年(1560年)の桶狭間の戦いで直親の義父・直盛が今川義元や家臣らとともに戦死すると、夫の井伊直親が井伊氏第23代当主となり、翌年の永禄四年(1561年)には嫡男・虎松(後の井伊直政)が誕生する。

しかし虎松誕生の翌年、永禄五年(1562年)に夫・直親は徳川家との内通を疑った主君・今川氏真の命によって今川家臣・朝比奈泰朝の襲撃を受けて殺されてしまう。わずか二歳の虎松も今川家によって命を狙われたが、今川家臣である新野親矩(ちかのり)によって命を救われ、しのと虎松は新野親矩の元に身を寄せる事となった。

しかし永禄七年(1564年)にはその新野親矩が今川家による遠江国曳馬城(後の浜松城)攻めに従軍して討ち死に。さらに永禄十一年(1568年)の武田信玄による今川領侵攻の際には、今川家当主今川氏真の命を受けた井伊家家老・小野道好(政次)が井伊谷を占領して実権を掌握しようと虎松の命を狙った。そこで幼少の虎松の命を守るために井伊氏は虎松を出家させることで何とか難を逃れた。

小野道好が粛清されて今川氏真から徳川家康に遠江国の実権が移ると、しのは徳川家臣であり、修験者としても有名な松下常慶(じょうけい)の兄とも伝えられる松下清景と再婚。虎松は一旦松下家の養子となり、その後徳川家康に仕えて井伊氏に戻る事となった。

天正十三年(1585年)に没。墓所は井伊氏の菩提寺である龍潭寺(りょうたんじ)。


若手実力派・貫地谷しほりが演じる井伊直親の妻、直政の母

この時代(戦国期・安土桃山時代)の井伊氏の男子は、今川家の騒乱に巻き込まれて若くして命を落としていくのですが、その悲劇の連鎖を経ち切ったのが、後に徳川四天王として名を馳せる井伊直政(幼名・虎松)であり、その直政の母こそこの奥山しのです。

このしのという女性も若くして夫の井伊直親を失い、幼い嫡男・虎松も何度となく命を落としかけました。しかし見事に虎松を立派に育て上げて後の井伊氏の繁栄に繋げた手腕は見事という他有りませんね。隠れた井伊氏復興の立役者といっていい存在かもしれません。

息子の直政が徳川家康の腹心として天正壬午の乱や小牧・長久手の戦いで大活躍した姿を見てから亡くなったのは、苦労を重ねてきたしのにとっては本当に嬉しかったことでしょうね。

そんな井伊直政の母親・奥山しのを演じるのはまだ31歳ながらその演技力は若手女優の中では群を抜いているとまで評価される貫地谷しほりさん。大河ドラマは2007年の「風林火山」、2010年の「龍馬伝」、2013年の「八重の桜」に続いて4年ぶり4回目の登場となります。

いやあ、どの役もしっかりハッキリと印象に残ってますねえ。風林火山の記事でも書いたように、同ドラマでのミツ役は衝撃的でしたね。個人的には大河ヒロインの中でも最高に好きな役の一つです。ほとんど無名だった貫地谷さんの演技には本当に驚かされました。まさに大女優誕生の瞬間でした。

「龍馬伝」での千葉佐那もよかったですねえ。ぶっちゃけ、ヒロインのおりょうさんよりも佐那ちゃんの方が好きになってしまいましたね。まさに強気で健気な千葉佐那という女性にピッタリでした。

今回は主人公・井伊直虎の恋敵(?)の一面もあるという難しい役どころ。しかし演技的にはハッキリ言って何の問題もないでしょう。奥山しの役は恐らく1年間通して出番のあるキャラクター。そういう意味でも非常に楽しみですよね。

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奥山朝利(おくやまともとし) 演:でんでん

井伊谷の豪族であった井伊家の一門衆にして重臣。別名を奥山親秀とも。官位は因幡守(いなばのかみ)。

生年は不詳。父は奥山親朝。

井伊氏の親類として重職を担う奥山家の当主となり、娘の奥山ひよを23代当主の井伊直親に嫁がせるなど井伊氏の中でも大きな力を持っていたとされる。

織田信長今川義元が闘った桶狭間の戦いによって井伊直盛が亡くなり、娘おひよの夫である井伊直親が井伊家当主の座に就くが、同じく井伊氏家臣であった政敵・小野政次(道好)によって暗殺されたといわれている。

 

中野直由(なおよし)や小野政次、新野親矩らとともに井伊氏を支えた重臣がこの奥山朝利です。

しかしこの奥山朝利の時代の井伊氏の重臣たちの間は決して一枚岩ではありませんでした。特に今川家に近い存在であった小野家の専横によって井伊氏は危機を迎えていく事となります。

そしてそんな井伊氏家臣団の内紛にこの奥山朝利も巻き込まれる事となっていったのです。結果的には政敵ともいえる小野家の当主・小野政次によって暗殺されてしまうのですが、この辺りの経緯を「おんな城主 直虎」ではどのように描くのか非常に楽しみでもあります。

井伊家臣・奥山朝利を演じるのがベテラン俳優のでんでんさん。大河ドラマは1991年「太平記」、1995年「八代将軍吉宗」に続いて22年振りの出演となります。

すっかり名脇役としてのポジションを確立したでんでんさんですが、わたしのイメージはやっぱり「お笑いスター誕生」で勝ち抜いていたピン芸人のイメージが強いので困ったものです(笑)。土曜昼といえばあの番組でしたからね、うちら世代にとっては。

近年では「あまちゃん」とか「ゆとりですが何か」などのクドカン作品でいい味出してるのが何気に嬉しいですね。気が早いですが、再来年の2019年の宮藤官九郎大河出演も期待しちゃいますね、個人的には。

今回は井伊氏の家老として井伊家に大きな影響を及ぼし、そして内紛によって命を落とすというなかなかのキーパーソン。奥山朝利という武将をどう演じるのか、そして小野政次役の高橋一生さんとの演技バトルなどは必見でしょうね。

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