【大河直虎キャスト】竹千代(松平元信→元康→徳川家康)阿部サダヲが演じる人質から三河独立、天下人への道

NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の主人公は井伊直虎。井伊直虎といえば、徳川四天王と呼ばれた井伊直政を輩出した井伊氏。井伊氏といえば徳川家康・・

という事で、井伊氏を主人公とする題材では避けて通れないのが徳川家康。

ここでは井伊氏の物語にとっては最重要人物ともいえる後の天下人・徳川家康(竹千代/松平元信・元康)をご紹介したいと思います。

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松平元康(竹千代、徳川家康)の略歴

出生~織田・今川の人質時代から桶狭間の戦いでの独立まで

幼名を竹千代。初め松平元信と称し、元康へと改名。その後家康と改名した後に姓を徳川と改め、徳川家康とした。江戸幕府初代将軍。官位は正一位・征夷大将軍。神号は東照大権現(とうしょうだいごんげん)。

天文十一年(1543年)、三河国の国人である松平家八代当主の松平広忠と正室・於大の方との間に松平家嫡男として生まれる。幼名を竹千代と名付けられる。

幼少期は松平家と敵対する隣国・尾張国の織田家に人質として捕らえられ、尾張で過ごす。

天文十八年(1549年)に父・広忠が松平家家臣の謀反で殺害されると、松平家の主家である今川家によって織田家から救い出され解放される。しかし、三河国の実効支配を目指す今川義元は松平家の嫡男である竹千代を領国の三河国岡崎城には返さず今川家の本国である駿河国に留め置き、三河岡崎城には今川家臣を入れ、三河の松平領を実質的直轄地とした。

天文二十四年(1555年)には元服し、今川義元の一字を拝領して名を松平元信とする。同時期には今川家臣・関口親永の娘・瀬名姫(築山殿)と結婚して妻に迎えた。その後に名を松平元康と改めた。

永禄三年(1560年)には尾張の織田信長との桶狭間の戦いによって今川義元が討ち死に。元康も今川軍として出陣していたが、この混乱で空き城となった岡崎城に入城。以降は将軍家との結びつきを深めるなど、今川家とは距離を置いた独自の行動を始める。今川家の支配下にあった三河の支城などを次々と攻め落として三河の支配地域を広げたうえで隣国の織田信長と同盟を結んだ(清州同盟)。これによって今川家とは完全に敵対関係となったのである。

翌永禄四年(1561年)には今川義元からの偏倚である元の字を捨て、名を家康と改めた。

永禄九年(1566年)には朝廷から従五位下・三河守に任ぜられる。これを機に姓を徳川と改め、徳川家康と名乗る。

徳川家康に改名後、武田家との戦い、瀬名姫・信康粛清、本能寺まで

甲斐武田家と親戚関係にあった義元の母であり氏真の祖母である今川家の重鎮・寿桂尼(じゅけいに)が没すると、永禄十一年(1568年)には敵対関係にあった甲斐の武田信玄と同盟を結び、武田家は今川との同盟を破棄して今川領駿河国へ侵攻、家康は今川領遠江国へと軍を進めて侵攻を開始。駿河を制圧した武田家に対して徳川家の遠江制圧は長引き、武田軍は駿河だけでなく遠江にも侵攻する構えを見せ、徳川と武田は再び敵対関係となる。

武田に先んじて遠江を手に入れたい家康は、駿河を武田家に追われた今川家当主の今川氏真が立て籠もる掛川城を説得によって開城させ占拠。これによって戦国大名の今川家は滅亡することとなった。尚、氏真はしばらくの間徳川家康の庇護の元、浜松で過ごしたといわれている。

家康は本城を岡崎城から遠江国・浜松城へと移す。井伊氏ら遠江の国人たちの多くを支配下に置いた家康は三河・遠江の東海道二国を領することとなった。

家康にとって最大の危機が訪れたのが元亀三年(1573年)。最大の敵である武田信玄が家康の領国・三河と遠江に同時に攻め込んだのである。家康は同盟国である織田信長に援軍を要請するが、室町幕府将軍・足利義昭の敷いた信長包囲網によって援軍を出せない状態となった織田軍は満足な援軍を送る事が出来ず、家康は孤立無援で戦国最強とも言われた武田軍を独力で迎え撃つことを余儀なくされた。

徳川軍は緒戦となった一言坂の戦いで敗戦を喫すると、遠江の要衝である二俣城も落とされてしまう。年が明けてようやく信長からの援軍が到着し、居城・浜松城に迫った武田信玄率いる武田本軍と大規模な野戦となったが、この戦いに大敗。多くの家臣や将兵を失い、家康は命からがら浜松城へと逃げ延びた(三方が原の戦い)。

しかしこの武田軍の三河・遠江侵攻中に武田家の総大将・武田信玄が病死。武田軍は甲斐に引き返し、家康は三河・遠江の実権を回復。

天正三年(1575年)には信玄の後を継いだ武田勝頼との長篠の戦いを織田信長との連合軍で大勝。これを機に武田家は衰退の一途をたどる事となり、家康の領国経営の危機は去る事となった。

天正六年(1578年)には家康の正室・築山殿と敵国・武田家との内通疑惑が持ち上がる。同盟相手である織田信長の命によって家康は築山殿を謀殺し、嫡男の松平信康は切腹に追い込まれる事となった。

天正十年(1582年)には織田信長が武田討伐の大軍を起こし、家康もこれに呼応して駿河方面から甲斐に侵攻。武田勝頼は天目山で自害して武田家は滅亡。家康は駿河国も手中に収める事となった。

同年、同盟相手であった織田信長が本能寺で明智光秀の謀反に遭い死去(本能寺の変)。これ以降、家康は織田家臣の羽柴秀吉と対立していく事となっていく。

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鳴くまで待とうホトトギス・・この歌が全てを体現する徳川家康の人生

とりあえずここでの家康の略歴は本能寺の変までにしておきます。「おんな城主 直虎」の主人公・井伊直虎の没年が天正十年(1582年)ですので、物語的にはこの辺りまでが描かれるという事ですね。これ以降の略歴はとりあえずここでは省略しておきます。家康の1582年以降についてはこちらの記事の方が詳しいのでご参照ください。

真田丸キャスト 徳川家康 真田家のラスボス!狸親父と呼ばれた戦国レース最終勝者の人生とは?

それにしても本当に苦難の人生ですよね。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の戦国時代の三英傑を例えた超有名な歌は本当にこの三人のキャラクターをよく現していますよね。

織田信長:鳴かぬなら殺してしまえホトトギス

豊臣秀吉:鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス

徳川家康:鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス

生まれてすぐに織田家の人質となり、父は早くに家臣の裏切りで殺され、織田家から解放されたかと思いきや今度は今川家の人質。義元の死によってようやく独立したかと思いきや、今度は織田信長の元で妻と子を失いながら耐え抜き、その信長死後は台頭した豊臣秀吉に仕えて領国を追われ、未開の地であった江戸へ移封。そしてその秀吉の死によってようやく関ヶ原の戦いでチャンスをものにする・・

結果的には苦難に耐えて耐えて耐え抜いた末の戦国レースの最終勝者がこの家康だったというのは、いかにも日本人らしいサクセスストーリーですよね。しかも世界中でも類を見ない長期政権である江戸幕府を開いたという。まさに戦国というカオスの世を終わらせて平和の時代を築いた英雄であることに異論を唱える人は少ないでしょう。

時系列的には直虎での阿部家康→真田丸での内野家康 より苦悩する家康像はレア?

昨年2016年の大河ドラマ「真田丸」では内野聖陽が演じた徳川家康。真田丸第1話の時代設定は天正十年(1582年)。前述したようにこの「おんな城主 直虎」の主人公である井伊直虎が死去したのも天正十年(1582年)。というわけで、このドラマで演じられる家康は真田丸で見られる家康のすぐ前の時代といっていいでしょう。つまり、昨年と今年の大河ドラマでほぼ家康の人生を全て見られるという事です。

昨年の真田丸における徳川家康は主人公である真田幸村の宿敵であるという、いわゆるラスボス的立場で出番は非常に多かったのですが、徳川家臣団の中でも有名な徳川四天王のうち出番のあったのは本多平八郎忠勝のみ(演じたのは藤岡弘、さん)。残念ながら酒井忠次と榊原康政、そしてこの物語の中心人物である井伊直政は登場しませんでした。

遠江国の国人であった井伊氏は、第24代当主の井伊直政が徳川家康に仕えた事によって立身出世を果たし、一国の大名として取り立てられます。井伊氏と徳川家康とはまさに切っても切り離せない関係であり、井伊氏にとって徳川家康という人物は主君という存在以上の大恩人でもあります。

真田丸での徳川家康も激動する時代の狭間で身の処し方などを葛藤する様子が見られましたが、今回の直虎での家康の苦悩は比べるまでもなく大きく深いものとなるでしょう。

実は今川人質時代の家康を描いた作品というのはそれほど多くはありません。その意味では今回の家康というのは非常にレアな家康像を見られるチャンスともいえるかもしれません。今回個人的に大きな楽しみがこの苦難の時代の家康なんですよね。


13歳の竹千代を演じる46歳の阿部サダヲ(笑)。内野聖陽の家康との違いにも注目

竹千代時代から松平元信、元康、そして徳川家康へ・・家康の苦難の時代を演じるのが押しも押されもせぬ名優の地位を固めた感のある阿部サダヲさん。サダオではなくサダヲです、念のため(笑)。

阿部サダヲさんの大河ドラマ出演は1999年の「元禄繚乱」、2012年の「平清盛」に続いて5年ぶり3度目の登場となります。

やっぱり平清盛の怪僧・信西役が強烈に印象に残っていますね。基本的に平清盛は近年ではすごく好きな大河の部類に入るのですが、あまり出番は多くなかったにも関わらず強烈なインパクトを残してくれましたね。間違いなくこれまでの作品とは全く違った新たな信西像を作ってくれた好演だったと思いますね。ていうか、個人的に平清盛については全般的にもっと評価されてしかるべき大河ドラマだと声を大にして言いたいですね。

クドカン作品で一躍その名を轟かせて以来、順調に大俳優としてのステップを歩んできた阿部サダヲさんですが、今回の徳川家康役は非常に楽しみですね。なんといっても主人公に準ずる大事な大役ですから。井伊氏の危機を救う救世主的な側面も大きいこの「おんな城主直虎」での徳川家康は、タヌキ親父的な側面の大きかった真田丸での内野聖陽さんの家康とは全く異なるものになるであろうことは間違いないでしょう。

竹千代としての尾張人質時代、そして駿河人質時代を経て独立して徳川家康として天下人の道を歩き始める後の神君をどう演じるのでしょう。個人的な見どころは今川義元の人質となっていた竹千代時代ですね。竹千代の初登場時は13歳。なんと子役を使わずに46歳の阿部サダヲさん本人が演じられます(笑)。大注目ですよね。

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