西田敏行の歴代大河ドラマ出演作品と演じた歴史上の人物達 おススメ作品や代表作、主演作など

幼少時からずっと見続けてきたNHK大河ドラマ。個人的には日曜夜8時といえば「大河タイム」なのです。

2016年大河ドラマ「真田丸」はこれまで何十本も見てきた大河作品の中でも出色の出来の大河だと思っています。満足度は100点満点に近いと言ってもいいでしょう。

しかし、三谷幸喜作の大河ドラマという事で、個人的には三谷作品に多く出演歴があるあの大物俳優が出演するのでは?と少し期待している自分がいました。残念ながらその期待は裏切られてしまったわけですが・・

その大物俳優こそ、「西田敏行」さんなのです。

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大河ドラマ出演12作品、主演4作品はこれからも破られない不滅の金字塔

西田敏行さんのキャリアの中で避けて通れないのがNHK大河ドラマでしょう。

西田さんはこれまでになんと、12作の大河ドラマ作品に出演しています。うち主演が「八代将軍吉宗」での徳川吉宗役、さらに「翔ぶが如く」では西郷隆盛役で大久保利通役の鹿賀丈史さんとのW主演、「山河燃ゆ」でも松本幸四郎さんとのW主演、そして「葵-徳川三代」では、徳川秀忠役で、徳川家康役の津川雅彦さん、徳川家光役の尾上辰之助さんとリレー形式のトリプル主演となっています。

「あの」大河ドラマで四度も主演を演じているのは、これまでの50年以上にわたる大河ドラマの歴史でも文句なしの第1位となります(2位は3度主演の石坂浩二)。

もはや大河ドラマの顔といっても過言ではありません。大河ドラマの顔という事は、すなわち日本の顔といっても差し支えないとわたしは思います。まさに大俳優です。

西田敏行さんの大河ドラマ以外の代表作などについては以下の記事をご参照ください。

国民的俳優・西田敏行の代表作等

徳川将軍家の家康、秀忠、吉宗の三人を演じた実績

ちなみに、こちらが西田敏行さんの大河ドラマの全お仕事です。

放 送 年  作 品 名   役  名

1972年  新・平家物語  北条義時
1973年  国盗り物語   弥八
1977年  花神      山県狂介
1981年  おんな太閤記  豊臣秀吉
1984年  山河燃ゆ    天羽忠
1988年  武田信玄    山本勘助
1990年  翔ぶが如く   西郷隆盛
1995年  八代将軍吉宗  徳川吉宗
2000年  葵 徳川三代  徳川秀忠
2003年  武蔵 MUSASHI  内山半兵衛
2006年  功名が辻    徳川家康
2013年  八重の桜    西郷頼母

凄いですね。そうそうたる面々です。まさに日本史を彩ってきた大物ばかりですね。

大河ドラマで色々な歴史上の人物を演じてきた西田敏行さんですが、特筆すべきは徳川家の歴代将軍のうち初代、二代目、八代目を演じている事でしょう。

日本の戦国時代の三傑と呼ばれた武将も豊臣秀吉と徳川家康を演じています。後は織田信長を演じれば三傑コンプリートなのですが、49歳で本能寺に散った信長を演じるには69歳の西田敏行さんでは少し厳しいかもしれませんね(涙)。

ネットで大人気?日本史西田敏行年表

ちなみに西田さんのこの大河ドラマの役にちなんだ「西田敏行年表」なるものがネットでは取り上げられています。以下がそうです。前述した大河ドラマで演じた役名に当てはめてみてください。わかりますか?

1584 西田敏行、西田敏行に小牧長久手の戦いで敗れる。
1598 西田敏行死去。遺児は後に西田敏行に滅ぼされる
1600 西田敏行、真田昌幸に進軍を阻まれ西田敏行の叱責を受ける
1600 西田敏行、上記にも関らす石田三成を関ヶ原に破る
1603 西田敏行、幕府を開き初代将軍になる
1605 西田敏行、西田敏行に将軍職を譲り、後に駿府城に移る。
1614 西田敏行が西田敏行を「関ヶ原には遅すぎ、大坂には早すぎる!たわけうつけ間抜けーッ!」と怒鳴り付ける。
1716 西田敏行、八代将軍になる
1745 西田敏行、徳川家重に将軍職を譲り、江戸城西の丸に移る。
1868 薩摩藩の西田敏行らと長州藩の西田敏行らが協力して幕府を倒す
1877 西南の役で、長州閥西田敏行総指揮の官軍に西田敏行軍は鎮圧され、城山で自刃。

凄いっすね(笑)。まさに西田敏行無双ですなwww

某巨大匿名掲示板ではこの西田敏行年表がコピペされる度に盛り上がっている次第です。

大河出演3作目の「花神」山県狂介役が転機に?

西田さんの大河ドラマ初出演は1972年(昭和47年)の大河ドラマ第10作目「新・平家物語」での北条義時役です。鎌倉幕府の二代目執権であり、北条得宗家の初代として北条執権体制の基礎を作った歴史上の大人物を演じた訳ですが、このドラマの主役は平清盛であったので、北条義時役の西田さんの出番はごくわずかであったようです。

続く1973年(昭和48年)の「国盗り物語」にも弥八という役で出演しますが、これも出番はほんの少しのチョイ役だったようです(総集編しか見ていないのでゴメンなさい涙)。

大河ドラマでの西田さんの出世作となったのが、1977年(昭和52年)の「花神」での山県狂介(有朋)役。幕末長州藩を描いたこの作品の中では主演クラスの吉田松陰や高杉晋作に絡む重要な人物であり、後の日本国総理大臣にもなった大物です。夢想家ともいえる革命家・高杉晋作と対比して描かれる事の多かった難しい役どころを見事に演じ切り、西田敏行という俳優はこの作品を機に「ミスター大河ドラマ」の座に上り詰めていったのです。

準主役に抜擢された「おんな太閤記」での秀吉役

そして、リアルタイムでわたしが西田敏行を初めて見た作品がいよいよ登場します。

1981年(昭和56年)放送の橋田寿賀子脚本の「おんな太閤記」です。佐久間良子さん演じるねね(高台院・北政所・お寧、寧)の夫である天下人・豊臣秀吉を演じたのが西田敏行さんでした。堂々の準主役という役どころですね。

大河ドラマは両親が見ていたのですが、わたしはそれまで全く興味がありませんでした。しかしこの「おんな太閤記」は別でした。なんたって、あの「西遊記」の猪八戒が出ていたのですから(笑)。それだけの理由で両親と一緒に何となく見ていたのをよく覚えています。そして、それがわたしの大河ドラマデビューだったのです。今思えば、現在の大河ドラマファン、日本史好きであるわたしのルーツともいえる作品です。そしてそのきっかけを作ってくれたのは紛れもなく西田敏行さんでした。この作品を見なければ、その後の歴史好きの自分はいなかったかもしれません。まさに西田さんには感謝してもしきれないのです。

そして3年後の1984年(昭和59年)の近代史を描いた「山河燃ゆ」にて、西田さんはついに加藤剛さんとW主演という形で初の大河ドラマ主役の座を射止めます。演じたのは架空の日系二世の人物、天羽忠。これで名実ともに日本を代表する俳優へと昇り詰めたのです。

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武田信玄に生涯を捧げた忍者・山本勘助

続いての出演が1988年(昭和63年)の大河ドラマ史上2位の高視聴率を記録した「武田信玄」。この大河史に残る名作で西田敏行さんが演じたのが甲斐武田家の名軍師と謳われた、あの山本勘助です。

しかしこの「武田信玄」での山本勘助は軍師ではなく、密偵や諜報活動を専門として行う、忍びの様な人物として描かれました。

ハッキリ言いますが、わたしはこの「武田信玄」での山本勘助役が大河ドラマにおける西田敏行の全仕事で一番好きです。

何故かというと、とにかくシンプルに「カッコいい」からです。武田信玄をあくまで陰から支え続け、信玄のために生きて、そして人知れず信玄のために死んでいったこの山本勘助は、わたしの中にある西田敏行イメージを根底から覆すものでした。

それまで私の中では「西田敏行=面白くて親しみやすいおじさん」だったのですが、この山本勘助は硬派でとにかくカッコイイ役でした。そしてそのギャップにわたしは完全にノックアウトされてしまったのです。

まさに西田敏行という俳優の奥深さをこれでもかと示してくれるのが武田信玄での山本勘助でしょう。見た事のない方は絶対に見ておきましょう。西田さんのイメージが変わる事請け合いです。

鹿賀丈史との大久保利通&西郷隆盛コンビは永久に不滅です

そして武田信玄から2年後の1990年(平成2年)には、二度目の主役となった「翔ぶが如く」で西郷隆盛役を演じます。

これもまた素晴らしいドラマでした。ここでもシリアスでカッコいい西田敏行を見る事が出来ます。

司馬遼太郎作品という事で、題材からして面白くないわけがないのですが、それにしても西郷隆盛を演じた西田さんと大久保利通を演じた鹿賀丈史さんのW主役の演技力はずば抜けていました。まさに維新三傑と呼ばれた二人が乗り移ったかの如き熱演でした。

放送から四半世紀(25年)が経った現在でも、わたしの中のイメージは「西郷隆盛=西田敏行、大久保利通=鹿賀丈史」のままで時が止まってしまっています。

2018年の大河ドラマは西郷隆盛を主役とした「西郷どん(せごどん)」に決定し、鈴木亮平さんが西郷を演じる事が決まりましたが、果たして西田敏行という余りにも高い壁を超えられるのでしょうか。鈴木亮平さんのニュー西郷像に期待したいところですね。

ところで、西田さんと言えば福島県の出身として有名です。福島県と言えば幕末の会津藩。会津藩と言えば、幕末に薩長を中心とした明治新政府軍と戦った「会津戦争」ですよね。言ってみれば、会津人にとっては仇敵ともいえる新政府の中枢である西郷を演じるに当たって、西田さんはとても迷ったそうです。

しかし、会津の旧友に相談したところ、「長州じゃなければ大丈夫だ」と言われて出演を決めたというエピソードは有名です。この会津の友人さんはまさにグッジョブという他の無い大ファインプレーですよね。この方の一言が無ければ西田隆盛は生まれなかったのかもしれないのですから・・

ジェームス三木作品で八代将軍吉宗と二代将軍秀忠を熱演

1995年(平成7年)には、三度目の大河主演を「八代将軍吉宗」の徳川吉宗役で務めました。

この「八代将軍吉宗」は、天羽忠、山本勘助、西郷隆盛と、三作続いたシリアスな人物像とは違った、ホームドラマ的な色合いの強い部分が多い徳川吉宗役であり、西田さんのパブリックイメージに近い役どころだったと言えます。

この作品まで三作連続で低視聴率が続き、大河ドラマ危機説が囁かれていましたが、この作品は平均視聴率26.4%をたたき出し、大河ドラマ復活となった作品となりました。

そして記念すべきミレニアム大河(2000年)には、四度目の大河ドラマ主演作が生まれます。

「八代将軍吉宗」と同じ、ジェームス三木脚本の「葵 徳川三代」での二代将軍・徳川秀忠役です。

この大河も見ごたえ十分でしたね。特に初代将軍で偉大な父でもある徳川家康役の津川雅彦さんと西田さんのカラミはもう、名人芸ともいえるものでした。日本を代表する演技派俳優の演技バトルを見て、やはりトップ俳優はレベルが違うとうならされたものです。

西田敏行さんは天下人・家康と、徳川幕府の完成者として名を残した三代将軍・徳川家光(尾上辰之助)の間に挟まれながら、しっかりと江戸幕府の基礎を築いた徳川秀忠を見事に演じました。この徳川秀忠もまた、わたしの中では西田敏行さんのイメージが最も強いのです。演技が上手すぎるというのも全く困ったものですな(笑)。

福耳家康と会津藩の名家老・西郷頼母で抜群の存在感を発揮




2003年(平成15年)の「武蔵MUSASHI」で1話ゲストとして内山半兵衛役で出演した後、2006年(平成18年)の「功名が辻」では「葵 徳川三代」で演じた徳川秀忠の父・徳川家康を演じます。

この「功名が辻」での徳川家康は、かなりニュートラルな視線で描かれた徳川家康でした。清濁併せのむ、まさに天下人としての器の大きさを感じさせる家康でしたね。

特に西田さんの徳川家康で度肝を抜かれたのが、その見事すぎる福耳(笑)。思わず、「え?西田敏行ってこんな福耳だったっけ?」と思ったほどです(笑)。しかしこれは特殊メイクによるもの。残されている家康の絵などから、少しでも実物に近付けるために施されたものだそうです。うーん、毎回このメイクは大変だったでしょうね。でも西田さんは「西遊記」で豚耳メイクの経験があるから免疫は出来ていたのかもしれません(笑)。

そして2016年現在で最後の出演となっているのが、2013年(平成25年)に放送された「八重の桜」における西郷頼母役です。

前述したように、福島県(旧会津藩)出身の西田敏行さんにとっては郷土の英雄ともいえる、幕末会津藩の会津藩家老役です。まさに会津武士の持つ「会津士魂」を見事に感じさせる名家老役でした。

ちなみに大河ドラマではありませんが、1986年に放送された日本テレビの年末時代劇スペシャル第二作となった1986年の「白虎隊」では、西田さんは同じく会津藩の家老である萱野権兵衛(長修)も演じていましたね。

この萱野権兵衛も凄かったです。会津戦争の責任を一身に背負って切腹して果てる、まさに会津武士を絵にかいたような人物でした。最後の西田さんの壮絶な切腹シーンは何度見ても涙が出る程の迫真の演技でしたね。

ミスター大河ドラマ、西田敏行の13作目はどれに?そして誰を演じるのか?

冒頭に述べたように、わたしは2016年の大河ドラマ「真田丸」での西田敏行さんの出演を本当に心待ちにしていました。

真田丸の脚本は、西田さんとは何度も仕事を共にしている三谷幸喜氏。前回の2004年の三谷幸喜作品、「新選組!」では残念ながら西田さんの出演は無かっただけに、今回こそは・・と個人的に思っていました。

しかし残念ながら出演は無し。真田丸は問答無用の名作だと断言しますが、西田さんがどんな役で出るのか興味があっただけに、そこが残念でしたね。

2017年は柴咲コウ主演の「おんな城主直虎」、2018年は先に述べたように「西郷どん」、そして2019年は東京オリンピックにまつわる近代史を取り上げる事がすでに決まっているNHK大河ドラマ。

果たして西田敏行さんの大河ドラマ出演13作目はどの作品になるのでしょうか。

そして今度はどんな偉人を「西田敏行色」に染めてくれるのでしょうか。

西田さんはまだ69歳。まだまだこれからも大河ドラマを彩って欲しいものですね。個人期には寡黙でクールな古武士のような役を演じてほしいです。人の好さげな人物や腹黒系の役もいいですが、シリアスな西田敏行も大好きなんで(笑)。

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