大河ドラマの歴代忠臣蔵(赤穂浪士)作品一覧と大石内蔵助(おおいしくらのすけ)役他主要キャスト

古来より日本人に愛され、何度となく映画やドラマ、舞台の題材として扱われてきた忠臣蔵(ちゅうしんぐら)。

赤穂四十七士が亡君・浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)の無念を晴らすべく吉良上野介(きらこうずけのすけ)を討つというその江戸時代の実話を基にした物語は、何度見てもやはり日本人の琴線に触れるものがありますよね。

そんな忠臣蔵(赤穂浪士)を題材としたドラマは、日本を代表する時代劇といってもいい、半世紀以上の歴史を誇るNHK大河ドラマでも何度か取り上げられてきました。ここでは、NHK大河ドラマにおける忠臣蔵をテーマとした作品とその主要な配役等をご紹介したいと思います。

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1964年放送第2作「赤穂浪士」主演:長谷川一夫(はせがわかずお)

放送期間 :1964年1月5日~12月27日
放送回数 :全52話
音   楽:芥川也寸志
原   作:大佛次郎
脚   色:村上元三
主   演:長谷川一夫
主 人 公:大石内蔵助
平均視聴率:31.9%

記念すべきNHK大河ドラマの第1作はこの「赤穂浪士」。55歳で大石内蔵助役に挑んだ昭和の大スター、長谷川一夫を主役に迎え、大佛次郎(おさらぎじろう)の傑作小説を村上元三の脚本、芥川龍之介の長男の天才作曲家・芥川也寸志(あくたがわやすし)の音楽でドラマにした何とも贅沢な一作です。本作の第47話「討入り」は現在に至るまでの大河ドラマ最高視聴率の53.0%という記録を持っています。

以下、忠臣蔵ではお馴染みの主要キャスト(四十七士以外)をご紹介しましょう。

登場人物名 俳優名
大石内蔵助 長谷川一夫
大石りく 山田五十鈴
大石主税 中村嘉葎雄
浅野内匠頭 尾上梅幸
あぐり(瑤泉院) 岸田今日子
徳川綱吉 十四代目守田勘弥
柳沢出羽守(吉保) 八代目坂東三津五郎
上杉綱憲 山内雅人
色部又四郎 野々村潔
吉良上野介 滝沢修

うーん、これだけでも凄い面々ですね。しかし四十七士やその他の登場人物もとにかく凄い俳優さんが揃っているのです。現在現存して見られる第47回「討入り」のオープニングで出てくる俳優さんの凄い事凄い事・・あれ見ただけで昔の大河ドラマって凄かったんだなあというのが一目でわかるくらいです。

にしても、芥川也寸志さんの作ったこの「赤穂浪士」のOP曲は何度聴いても魂を揺さぶられますね。まさに“忠臣蔵アンセム”といってもいい、赤穂義士の代名詞です。

1975年放送第13作「元禄太平記」主演:石坂浩二(いしざかこうじ)

放送期間 :1975年1月5日~12月28日
放送回数 :全52話
音   楽:湯浅譲二
原   作:南條範夫
脚   本:小野田勇、小幡欣治、土橋成男
主   演:石坂浩二
主 人 公:柳沢吉保
平均視聴率:24.7%

大河ドラマにおける忠臣蔵ものの2作目がこの「元禄太平記」です。が、忠臣蔵ものとはいってもこの「元禄太平記」は他の作品に比べると異色作といってもいいでしょう。

その理由は主人公です。

普通の忠臣蔵(赤穂浪士)ものといえば、主人公は大石内蔵助や四十七士の堀部安兵衛だったり、赤穂四十七士側が主人公サイドとなるのですがこのドラマは違います。時の徳川5代将軍・徳川綱吉の側用人として権勢を揮った柳沢吉保を主人公として描いています。討ち入った赤穂浪士側でも討ち入られた吉良家側でもない、幕府サイドを主人公として描いているのです。

そんな忠臣蔵作品の異色作の主人公を演じるのが石坂浩二さん。「天と地と」での上杉謙信役に続いて2作目となる大河ドラマ主役を務めました。以下が主要配役となります。

登場人物名 俳優名
柳沢吉保 石坂浩二
柳沢兵庫 竹脇無我
飯塚染子 若尾文子
大石内蔵助 江守徹
大石りく 岡田茉莉子
大石主税 5代目中村勘九郎(18代目中村勘三郎)
浅野内匠頭 片岡孝夫(15代目片岡仁左衛門)
阿久里(瑤泉院) 松坂慶子
徳川綱吉 芦田伸介
吉良上野介 小沢栄太郎

こちらも「赤穂浪士」に負けず劣らずの豪華さを誇ります。内蔵助役には大河ドラマ常連の江守徹さん、中村勘九郎さんと片岡孝夫さんという東西歌舞伎界のプリンスの共演、若尾文子さんや岡田茉莉子さん、松坂慶子さんといった大女優の美しさ、そして小沢栄太郎さんの名人芸といってもいい憎々しい吉良上野介役・・大河ドラマの良さを再認識させてくれる作品ですね。

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1982年放送第20作「峠の群像」主演:緒形拳(おがたけん)

放送期間 :1982年1月10日~12月19日
放送回数 :全50話
音   楽:池辺晋一郎
原   作:堺屋太一
脚   本:冨川元文
主   演:緒形拳
主 人 公:大石内蔵助
平均視聴率:23.7%

NHK大河ドラマでの忠臣蔵3作目であり、個人的な話で申し訳ないのですが、リアルタイムで全話(多分‥汗)を視聴した初めての忠臣蔵連続テレビドラマとなります。以下に主要キャストをご紹介しましょう。

登場人物名 俳優名
大石内蔵助 緒形拳
大石りく 丘みつ子
大石主税 松本秀人
浅野内匠頭 隆大介
阿久里(瑤泉院) 岡本舞
徳川綱吉 竹脇無我
柳沢吉保 岡本富士太
石野七郎次 松平健
近松門左衛門 四代目 中村梅之助
吉良上野介 滝沢修

この「峠の群像」の原作は、後年「秀吉」で歴史的高視聴率をたたき出した堺屋太一さんであり、赤穂浪士達をより現実的な視点で描いた、リアリズムが特色の一つといってもいいでしょう。

ある意味様式美と化した忠臣蔵の様式美とは違った、主君の仇討という理想と実際に置かれた現状のはざまで揺れる浪士たちの苦悩や葛藤などが他の作品よりも丹念に描いてあり、赤穂四十七士たちの組織に属する一社会人としての側面を強調して描いているドラマとして異彩を放っています。

ちなみに、この「峠の群像」には当時の若手トップアイドルたちが大勢出演している事でも話題になりました。以下に列挙します。

小泉今日子(つる役)
三田寛子(かる役)
野村義男(矢頭右衛門七)
錦織一清(清水一学役)
薬丸裕英(伊達村豊)

まだ本格ブレイク前のスーパーアイドル・“キョンキョン”こと小泉今日子、今や中村芝翫夫人としてコメンテーターなどでも活躍する三田寛子さん、そして布川敏和、本木雅弘とともにシブがき隊のメンバーだった薬丸裕英。さらには後に東山紀之、植草克秀と一緒に少年隊として一世を風靡する“ニッキ”こと錦織一清、そして田原俊彦、近藤真彦とともに「たのきんトリオ」として大人気だった“よっちゃん”こと野村義男。

わたしのような世代には煌めくばかりのアイドル黄金期におけるトップアイドルたちばかりです。ぶっちゃけわたしはこのアイドル目当てにリアルタイム視聴時には見てました(笑)

1999年放送第38作「元禄繚乱」主演:5代目 中村勘九郎(なかむらかんくろう)

放送期間 :1999年1月10日~12月12日
放送回数 :全49話
音   楽:池辺晋一郎
原   作:舟橋聖一
脚   本:中島丈博
主   演:五代目中村勘九郎(十八代目中村勘三郎)
主 人 公:大石内蔵助
平均視聴率:20.2%

峠の群像から17年後、現時点では最後の大河ドラマにおける忠臣蔵ものとなる作品がこの「元禄繚乱(げんろくりょうらん)」です。

音楽は峠の群像に続いて池辺晋一郎氏が大河忠臣蔵2作連続の起用となっています。このドラマ、赤穂浪士を束ねて討入りで主君の無念を晴らす大石内蔵助だけではなく、将軍側用人として取りつぶしのために赤穂四十七士たちを利用しようと暗躍する柳沢吉保、そしてその陰謀を阻止せんとする上杉家家老の色部又四郎の三つ巴にも似た頭脳戦が展開されています。

主要キャストは以下の通りとなっています。

登場人物名 俳優名
大石内蔵助 五代目中村勘九郎(十八代目中村勘三郎)
りく 大竹しのぶ
大石主税 二代目中村七之助
浅野内匠頭 東山紀之
阿久利(瑤泉院) 岸田今日子
徳川綱吉 萩原健一
柳沢吉保 村上弘明
上杉綱憲 宅麻伸
色部又四郎 松平健
吉良上野介 石坂浩二

前述した3作の大河ドラマと同じですが、とにかく俳優陣が豪華です。この「元禄繚乱」で特筆すべきは、現時点において大河ドラマ主人公を務めた俳優の出演が最も多い事でしょう。それだけ豪華キャストだということなのですが、そのすべての俳優さんをご紹介しておきます。

石坂浩二(天と地と、元禄太平記、草燃える)
近藤正臣(国盗り物語)
四代目中村梅之助(花神)
菅原文太(獅子の時代)
滝田栄(徳川家康)
東山紀之(琉球の風)
村上弘明(炎立つ)
三代目中村橋之助(毛利元就)
滝沢秀明(義経)
宮崎あおい(篤姫)

計10名の大河ドラマ主演俳優が勢揃いです。まあ当たり前ですが凄いメンツです(笑)。

さらにこのドラマにはお笑い界からも数多く出演しています。こちらもご紹介しておきましょう。

笹屋清右衛門役:明石家さんま
並木宗輔役:笑福亭鶴瓶
英一蝶役:片岡鶴太郎
小山屋弥兵衛役:四代目桂三木助
紀伊国屋文左衛門役:ラサール石井
豊松役:ダンカン
小山田庄左衛門役:井出らっきょ
鍋島摂津守直之役:石塚英彦
萱野重通役:デビット伊東

あの“お笑いビッグ3”のお笑い怪獣・明石家さんまからひょうきん族世代、落語界、たけし軍団、お笑い第三世代まで幅広い世代、ジャンルから選ばれています。これまた豪華です。

この「元禄繚乱」、まさに豪華絢爛な元禄文化を体現したような超豪華キャストなのです。

大河ドラマ史上最も長い「忠臣蔵空白期間」が続く中、次の忠臣蔵大河ドラマはいつ??

というわけで、大河ドラマにおける「忠臣蔵」を題材とした4作品をご紹介しました。

もう一度時系列で振り返ってみますと、

1964年(昭和39年) 赤穂浪士

1975年(昭和50年) 元禄太平記

1982年(昭和57年) 峠の群像

1999年(平成11年) 元禄繚乱

となっています。作品ごとの間隔を見てみますと、赤穂浪士から元禄太平記までの間が11年、そこから峠の群像までが7年、さらに元禄繚乱迄が17年という間隔となっています。しかし、現時点で最後の忠臣蔵ものとなっている元禄繚乱から、既に決定している2019年大河ドラマ(宮藤官九郎脚本のいだてん)まで20年という長い長い間が空いてしまっています。

というわけで、2020年は個人的にそろそろ「忠臣蔵」作品が来るのではと思っています。もうそろそろいいんじゃないでしょうか、ねえNHKさん(笑)

ちなみに、あまりにも人数が多すぎてここではご紹介しきれなかった大河ドラマにおける赤穂四十七士の面々については以下の記事でご紹介していますのでそちらをご参照ください。

大河ドラマの忠臣蔵四十七士配役 歴代堀部安兵衛や不破数右衛門、大石主税、片岡源五右衛門等キャスト

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