2019年は【NHK新大型時代劇】復活を【BS時代劇】か【土曜時代劇】枠で!“真田太平記”“宮本武蔵”“武蔵坊弁慶”の興奮を再び!

2019年の大河ドラマは人気脚本家のクドカンこと宮藤官九郎氏による、オリンピックにまつわる近現代史の大河ドラマとなる事がNHKから発表されています。

クドカンファンのわたし的には非常に楽しみである反面、生粋の大河ドラマファンとしては、時代設定が近現代史になるというのは少し寂しくもあり物足りなさもある1年になるのかなという気もあり、非常に複雑な心境であることも否めません。

恐らく大河ドラマファンの中には同じような気持ちをもってこの発表を聞かれた方も数多くいる事だと思います。そこで2019年の「時代劇ロス」を解消する案をご提案したいと思います。

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現代史大河ドラマ放送によって時代劇を欲する大河視聴者層

まず、2019年の近現代大河ドラマの詳細や過去の大河ドラマにおける近現代史大河ドラマの歴史についてはこちらの記事をご参照ください。

2019大河ドラマはクドカン脚本で33年ぶりの近現代史に!NHKの東京五輪大河は昭和三部作を超えられるか?

記事にも書いてあるように、純粋な明治時代以降を舞台とした大河ドラマは50年以上にわたる長い長い大河ドラマ史においても三作品しかありません。それが、昭和59年から61年にわたる「近現代三部作」と呼ばれている「山河燃ゆ」「春の波濤(はとう)」「いのち」の三作品です。

当初はこの昭和59年から始まる近現代史を舞台とした大河ドラマは、5部作となる予定でしたが、視聴率の低迷や視聴者の要望、その他の諸事情などによって3年で終わりを告げました。

確かに近現代史のドラマというのは同じNHKの朝ドラ(連続テレビ小説)で取り上げられており、やはり大河ドラマでは江戸時代以前の歴史ものを見たいという視聴者の気持ちは理解できます。わたしがそうなんで(苦笑)。

しかし大河ドラマを近現代史として放送することを決めた昭和時代のNHKはさすがという他有りません。何故かといえば、そんな時代劇を欲するであろうこれまでの大河ドラマ視聴者の要望をしっかりと満たすプランをちゃんと用意していたのです。

30年以上前の水曜時代劇枠に新設された「NHK新大型時代劇」

近現代史を大河ドラマの題材としてチョイスし、放送することを決めたNHK。しかし幕末物や戦国時代ものを中心とした時代劇を欲する視聴者は多いであろうという事を予測したNHKが事前に打った戦略。それが、

NHK新大型時代劇」枠の新設だったのです。

真野響子主演の「御宿かわせみ」や中井貴一主演の「立花登 青春手控え」、三田村邦彦主演「壬生の恋歌」などの佳作を生み出していた毎週水曜日夜8時からの「水曜時代劇」の枠。それまで半年クールでドラマが制作されていたこの枠を、1年間にわたって大河ドラマ並みの大作時代劇を放送する「NHK新大型時代劇」というシリーズにしたのです。

この「NHK新大型時代劇」の放送によってこの昭和59年から昭和61年の間の3年間は実質1年間に大河ドラマの新作が2本見られるという、時代劇ファンにはこたえられない夢のような3年間だったのです。

しかも驚くべきは、この「NHK新大型時代劇」が放送されていた3年間で放送された作品群のレベルの高さ!まさに本家本元の大河ドラマの名作たちに勝るとも劣らない名作品の宝庫だったのです。

「宮本武蔵」「真田太平記」「武蔵坊弁慶」という歴史的名作を生んだ奇跡のドラマ枠

昭和59年から始まった大河ドラマの近現代三部作の開始に伴うNHK新大型時代劇。

恐るべきレベルの高さを誇った、昭和59年からの三作品は以下の通りとなっています。

放送開始年月  作 品 名 主  演   原  作

昭和59年4月 宮本武蔵  役所広司   吉川英治

昭和60年4月 真田太平記 渡瀬恒彦   池波正太郎

昭和61年4月 武蔵坊弁慶 中村吉右衛門 富田常雄

わたしは全ての作品をリアルタイムで見ていましたが、どれも未だに忘れる事の出来ない名作ばかりです。

記念すべき第1作目となる宮本武蔵でしっかりと大河ドラママニアの心を掴む事に成功したといえるでしょう。今まで数限りない宮本武蔵をみてきましたが、役所広司さんの宮本武蔵はわたしの中でのベスト・オブ・宮本武蔵です。しかも断トツぶっちぎりで(笑)。三枝成彰氏の神テーマソングが流れただけでアドレナリン大放出です、未だに(笑)。本位田又八役の奥田瑛士や佐々木小次郎役の中康次も良かったですし、お通役の古手川祐子さんも健気なお通にピッタリでしたねえ・・

翌年の第2作目が真田太平記。池波正太郎氏の名作のドラマ化でしたね。昨年は大河ドラマで待望の真田主人公作品となる「真田丸」が制作されましたが、それまではこの「真田太平記」こそが真田ものの決定版と呼ばれていました。いや未だにこの作品こそが真田ものの最高傑作だという声も多いですね。それも致し方なしです。とにかく全てが最高過ぎるんです。俳優の演技も原作も音楽も・・。丹波哲郎、渡瀬恒彦、草刈正雄の主演クラスはもちろんの事、中村梅之助、夏八木勲、遥くらら、伊藤孝雄、榎木孝明、中村梅雀、石橋蓮司・・全ての俳優さんが輝いています。これまた最高なんです。

そして最終作となった「武蔵坊弁慶」。この作品だけは昭和61年4月開始で同年12月最終回(全34話)という変則放送だったのですが(昭和62年1月からは大河ドラマ枠で「独眼竜政宗」放送が決まっていたため)、これまた素晴らしかったんです。テレビドラマを見て号泣したのはこのドラマが生まれて初めてでしたね(「安宅の関」と「衣川立往生」の回)。とにかく中村吉右衛門さんの弁慶もこれまたわたしの中ではベスト・オブ・武蔵坊弁慶です。もちろんぶっちぎりで(笑)。

とにかくこの三作品は、大河ドラマファンであれば絶対に見ておいてもらいたい三作品ですね。恐らくその面白さにぶったまげる(死語?笑)でしょう。保証します。

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2019年の候補枠は「土曜時代劇」かBSプレミアムの「BS時代劇」か

というわけで、来たる2019年の近現代クドカン大河ドラマによって「時代劇ロス」に陥るであろう大河ドラマファン救済の秘策こそが、この「新大型時代劇」の復活なのです。

当時は水曜時代劇が放送されていた枠を「新大型時代劇」の枠としたのですが、もちろん別に水曜日に拘る必要はありません。名前も別に「新大型時代劇」でなくても構いません。ただ、1年間骨太で良質な大河ドラマ並みの時代劇が見れればそれでいいのです。

現在(2017年1月)のNHKのタイムテーブルで言うと、BSプレミアムで毎週金曜夜8時から放送されているBS時代劇が最も適していると言えるかもしれませんね。現在は中井貴一主演「雲霧仁左衛門3」を放送しているドラマ枠です。再放送は日曜午後6時45分からとなっていますが、大型時代劇となればBSだけではもったいないので地上波でも再放送すればいいと思います。

BS時代劇でなければ、現在武井咲主演「忠臣蔵の恋」をやっている土曜時代劇枠(土曜午後6時10分~)でもいいかもしれません。この枠は現在32分の枠なのですが、これを45分枠に伸ばすという感じで。

まあこの辺りはぶっちゃけどうにでもなるでしょうし、視聴者的にもどうでもいいです。ただ単に時代劇を見たいという欲求を満たしてさえもらえれば(笑)。

NHKなら・・NHKならきっと何とかしてくれる・・

まあテレビ界受難の時代といわれている現在と33年前の状況を単純に比較出来るものではないですし、わたしがここまで述べたように大河ドラマ並みの1年間の大型時代劇を大河と並行して作るというのがそう簡単にいくものでない事くらいは、業界人でないわたしでも理解は出来ます(苦笑)。

しかしわたしは、

「それでもNHKなら・・NHKならきっと何とかしてくれる・・!!」(スラダン陵南の名場面っす笑)

と本気で思っているのです。そう、これは期待の裏返しなのです。決して無理を承知で難題を吹っかけているわけではございません(汗)。

冒頭で述べたように、個人的にはクドカンの2019年大河ドラマは大いに楽しみにしているクチです。とはいえ、やはり大河の本流である時代劇が1年間ないというのはいかにも寂しいのです。

NHKが30年以上前に実験的に始めた大河の近現代化は非常に意欲的な試みであり、副産物として上記に挙げた歴史的名作たちを誕生させたという嬉しい効果もありました。

是非とも2019年の放送開始までに検討していただきたいですね。そして、

「さすがNHK、そこにしびれる、あこがれるぅぅぅっ!!」(あ、ジョジョの名セリフっす汗)

っていわせてもらいたいですよね。

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2 Responses to “2019年は【NHK新大型時代劇】復活を【BS時代劇】か【土曜時代劇】枠で!“真田太平記”“宮本武蔵”“武蔵坊弁慶”の興奮を再び!”

  1. にんにん より:

    たまたまこのページにたどり着いた者ですが、おっしゃることに激しく同意いたします。

    真田ものの最高傑作は、「真田太平記」以外にありえません。
    「真田太平記」こそが真田ものの決定版と呼ばれていたのは、「真田丸」が制作されるまでだったのですか?
    私は、「真田丸」の主役が堺某に決まったと聞いた時からダメだこりゃと思い、その通りの駄作でした。
    真田ものなので仕方なく観はしましたが、早送りかスキップでね。
    とくに長澤まさみと高畑淳子が出てくる場面はすっ飛ばし!(彼女ら自身を責めている訳ではなく、あんな演出はないな、と。)
    木之元亮には、もうちょっと出演していてもらいたかったな。

    「武蔵坊弁慶」は、私もまさに「安宅の関」と「衣川立往生」の回がもっともはまった回でした。
    とにかく吉右衛門さんがかっこよかった!
    山川静夫アナの語りもよかったな。

    「真田太平記」は、ケーブルテレビでの再放送がけっこうあったので録画してありますが、「武蔵坊弁慶」はチャンネル銀河での再放送が一度あったことを後から知って、大変悔しい思いをしました。「武蔵坊弁慶」の再放送は、きっと難しい問題があるのでしょうね。
    ただ完全版のDVDがNHKから発売されたので、観る機会は与えられたとホッとしています。

    • りぞっと より:

      武蔵坊弁慶の完全版発売は本当にうれしかったですよね。即買いしました(笑)
      山川静夫アナの語り、良かったですよね。ああいう落ち着いていながら重厚なナレーション出来る人もほとんどいなくなりましたね。
      後は個人的にはやっぱり芥川也寸志氏のオープニング。あ聞くだけで安宅関や衣川の名場面が蘇ってきてしまいます。ある意味反則級の名曲だと思います。

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