必殺シリーズエンディング曲ベスト10 平尾昌晃(ひらおまさあき)渾身の名曲の数々、浜省&和田アキ子の異色曲も?

必殺シリーズの醍醐味の一つといえば、素晴らしい映像美とその美しい映像を極限まで生かしている素晴らしい音楽の数々。

殺しの際にかかるテーマ曲はもちろんの事、オープニングや劇中の挿入曲、出陣のテーマなど、その優れた音楽はドラマの人気に大きく貢献したのは間違いありません。

そしてそんな必殺の音楽集で外せないのが、様々な歌手や俳優が歌っていたエンディング曲。ここでは個人的に素晴らしいと思う(思い入れの深い?)必殺エンディング曲ベスト10をご紹介したいと思います。あくまでわたくし個人の独断と偏見によるものなのでクレームの類いは受け付けません(苦笑)。

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第10位 あかね雲(新必殺仕置人主題歌) 唄:川田ともこ

曲   名:あかね雲
シリーズ名:新・必殺仕置人
発 売 年:1977年
歌 手 名:川田ともこ
作   詞:片桐和子
作   曲:平尾昌晃
編   曲:竜崎孝路
B面収録曲:つむぎ唄
発 売 元:東芝EMI

必殺シリーズ前期の中でも屈指の人気を誇る必殺シリーズの第10作目、「新・必殺仕置人」のエンディング曲がこの川田ともこさんの歌う「あかね雲」です。川田ともこ“さん”というよりも川田ともこ“ちゃん”と呼んでもいいくらいの年齢だった女の子(川田ともこさんは当時12歳)が歌っているとはとても思えない歌唱力にまずは驚かされてしまいますね。

主旋律であるメロディは、新必殺仕置人の中における仕置場面のテーマ曲に使用されています。必殺ファンには定番中の定番の曲としてあまりに有名な曲です。大体カラオケにも入ってますね。非常に歌いやすい歌なのでおススメですが、必殺ファンにはド定番ですが必殺を知らない人にはあまり知られていないのがネックとなるかもしれません。まあそれは「あかね雲」に限らずこのランキングに出てくる曲の多くに言えることですが・・(汗)

最終回「解散無用」で壮絶な結末を迎える主水や鉄、巳代松ら仕置人グループ。この曲を聞くと二度と戻らぬあのメンバー一人一人の顔が思い浮かんでくるのです。

第9位 旅愁(暗闇仕留人主題歌) 唄:西崎みどり(現:西崎緑)

曲   名:旅愁
シリーズ名:暗闇仕留人
発 売 年:1974年
歌 手 名:西崎みどり
作   詞:片桐和子
作   曲:平尾昌晃
編   曲:竜崎孝路
B面収録曲:みかづき恋歌
発 売 元:ミノルフォンレコード

必殺シリーズの数ある主題歌の中でも、ミリオンセールスを記録する最大のヒット曲となったのがこの「旅愁(りょしゅう)」でしょう。今も演歌歌手として、そして日本舞踊、西崎流新宗家でも活躍していらっしゃいます(現在の名前は西崎緑)。

10位で紹介したあかね雲発売時の川田ともこさんは12歳でしたが、この旅愁の時の西崎みどりさんは14歳。中学二年生でした。まあ中学生が歌っているとはとても思えぬ艶っぽさです。さすがは当時人気作曲家の平尾昌晃さんのお弟子さんだっただけの事はあります。やっぱり当時の歌謡界というのは凄かったんだなというのを痛感させられますね。

この曲は必殺ファン以外でも知名度は高いのですが、必殺シリーズにおいても、主題歌となった「暗闇仕留人」以外のスペシャル版などで頻繁に使われました。さらにこの曲は中条きよしさんや石川さゆりさんなど多くの歌手にカバーされてきた事でも有名です。まあそれも納得の素晴らしいメロディなんですよねえ・・

「暗闇仕留人」最終回で西崎さんはゲスト出演。雪の舞う中江戸を去る西崎さん、そして中村主水や村雨の大吉、おきんら仕留人のその後を描く際に流れた映像と曲の織り成す美しさもまた絶品でしたね。

第8位 哀愁(必殺仕置屋稼業主題歌) 唄:葵三音子

曲   名:哀愁
シリーズ名:必殺仕置屋稼業
歌 手 名:葵三音子
作   詞:片桐和子
作   曲:平尾昌晃
編   曲:竜崎孝路
発 売 元:ビクターレコード

10位の「あかね雲」や9位の「旅愁」に比べれば幾分地味な感じは否めない「哀愁」を8位としました。まあ「あかね雲」や「旅愁」が他の作品群で使われていたのに対して、この「哀愁」はあまり使いまわしされていないというのが、地味な感じである大きな原因なのでしょう。

しかし曲の良さは決して負けてはいません。作詞・片桐和子、作曲・平尾昌晃、編曲・竜崎孝路というトリオはあかね雲、旅愁と同じ。そして歌い手である葵三音子さんの歌唱力、表現力も素晴らしいです。そして個人的に素晴らしいのはやはり哀愁漂う曲と歌詞。やはり必殺シリーズはこれでなくては!!という感じですね。

ちなみにこの曲も主水や市松、印玄らの仕置の場面でアレンジバージョンが使われています。仕置の場面でカットインするテナーサックスの音色は破壊力抜群です(笑)。最初は面白いと感じたアレンジでしたが、あれ、慣れるとクセになってしまいますよね(笑)。

ちなみに必殺仕置屋稼業の第24話「一筆啓上血縁が見えた」ではドラマ中に葵三音子さんが登場してこの「哀愁」の一節を歌い上げています。これはコアな必殺ファンには有名な場面ですね。

最終回「一筆啓上崩壊が見えた」で奉行所に捕らえられた市松(沖雅也)を救うために中村主水(藤田まこと)が打った大ばくち。小雪舞う中、市松の救出劇の途中でこの曲がカットインする場面はやはり素晴らしい。素晴らしすぎるのです。

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第7位 愛して(翔べ!必殺うらごろし主題歌) 唄:和田アキ子

曲   名:愛して
シリーズ名:翔べ!必殺うらごろし
歌 手 名:和田アキ子
作   詞:浜田省吾
作   曲:浜田省吾
編   曲:井上鑑
発 売 元:RCAレコード

必殺シリーズの曲といえば、平尾昌晃さん!というファンは多いはずです。ほとんどのシリーズ作品の曲は平尾昌晃さんによって手掛けられているのですが、中には例外となるシリーズもあります。必殺シリーズ第14作目となる中村敦夫さん主演の「翔べ!必殺うらごろし」に関してはその例外の作品であり、劇中曲を比呂公一さんが手掛けており、平尾昌晃さんではありません。エンディング曲も平尾さんではなく、なんとあの「浜省」こと浜田省吾さんの曲を、出演者でもある(若役で出演していた)和田アキ子さんが歌っています。かなり異色の超大物コンビのエンディングテーマなのです。

演歌調の曲が多い必殺シリーズのED曲には珍しく、ロック調の曲はそれだけで異色といえるものですが、これが素晴らしいのです。さすが浜省、さすが和田アキ子といった感じで、間違いなく必殺シリーズに新風を吹き込んでくれた曲だと思いますね。最終回、おばさん(市原悦子)が死んだことをおねむ(鮎川いずみ)から告げられた舟の上の若(和田アキ子)。そこでバックに流れるこの曲は印象的でしたね。

ちなみに、作詞作曲を手掛けた浜田省吾さんは、1979年にこの曲の歌詞違いバージョンである「愛を眠らせて」をシングルとして発売しています(こちらの作詞は三浦徳子さん)。聴いた事のない人は聞き比べるのも面白いですよ。

第6位 望郷の旅(助け人走る主題歌) 唄:森本太郎とスーパースター

曲   名:望郷の旅
シリーズ名:助け人走る
歌 手 名:森本太郎とスーパースター
作   詞:安井かずみ
作   曲:平尾昌晃
編   曲:竜崎孝路
B面収録曲:幸橋のたもとで
発 売 元:日本コロムビア

「あーあー(ジャララン)、あーあーあー・・(ジャララン!)」のイントロでお馴染みのこの曲、「望郷の旅」を6位に挙げます。辻平内のがキセルからくよらせる紫煙とともに流れるイメージが強いです。てか、紫煙を見るとこの曲が脳内でカットインしてきてしまいます(笑)。そんくらい印象強いです。文句なしの名曲です。

演歌の多い必殺シリーズのエンディング曲ですが、この曲はノリのいいロック調であり路線的には第1作目の「必殺仕掛人」のエンディング、山下雄三さんの歌う「荒野の果てに」と同路線ともいえます。幾多のシリーズに流用されて必殺アンセムソングと呼ぶほどの知名度を誇る「荒野の果てに」と比べるとかなり地味な扱いとなっているこの「望郷の旅」ですが、曲的には「荒野の果てに」に勝るとも劣らぬ名曲です。こういった曲の平尾先生のメロディメイカーぶりもまた素晴らしいし大好きなんですよね。音楽的な引き出しの多さには驚かされるばかりです。

望郷の旅を歌ったのが、「森本太郎とスーパースター」。沢田研二さんや岸部一徳さん、岸部シローさんが在籍した伝説のGSバンド、「ザ・タイガース」のギタリストでコンポーザーでもあった森本太郎が結成したバンドです。再結成して現在でも活躍しているこの森本太郎とスーパースターですが、メンバーチェンジによってこの曲は現在は封印されているというのは非常に残念ですよね。是非とも当時のヴォーカルだった海老沢雄一さんのバンド復帰でのこの曲の復活を期待したいですね。

「助け人走る」最終回のラストシーンでは解散してそれぞれの旅路を行くそれぞれのメンバーの様子をこの曲に乗せて紹介していましたね。最後、一人寂しそうに落ち込むお吉(野川由美子)の前に表情一つ変えずに中山文十郎(田村高広)が現れ、ともに去っていく場面のBGMはこの曲以外にあり得ないと思います。それほどピッタリな名場面でした。

 

必殺主題歌のトップ5については以下に続きます。

必殺シリーズ歴代主題歌(ED曲)ベスト10②

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