必殺シリーズ歴代殉職登場人物番外編 映画で死亡した殺し屋メンバーたち‥劇場版はパラレルワールド扱い??

必殺シリーズといえば、1972年のシリーズ放送開始以来、中村主水をはじめとして数多くの人気名物キャラクターを輩出してきた時代劇です。

悪人を闇に葬る際の個性豊かなそれぞれの必殺技などは必殺シリーズ唯一無二の魅力といってもいいでしょう。そしてそんな魅力的なキャラクターたちの中には、劇中で壮絶な最期を遂げた登場人物も多いですし、それもまた必殺の見せ場の一つとなってきました。

ここではドラマのレギュラーシリーズでの殉職者ではなく、劇場版(映画)において殉職したテレビシリーズの人気キャラ達をご紹介しましょう。

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組紐屋の竜(京本政樹) 「必殺!Ⅲ 裏か表か」(1986年劇場公開)

「必殺仕事人Ⅴ」で初レギュラーとして登場、その後は「必殺仕事人Ⅴ激闘編」にも出演して後期必殺シリーズを代表する人気キャラとなった組紐屋の竜ですが、1986年公開の映画「必殺!Ⅲ裏か表か」において殉職する事となりました。

思えば、必殺仕事人で飾り職人の秀と三味線屋勇次という超人気キャラが誕生したおかげで、必殺シリーズは息を吹き返して黄金期を作り上げました。その二人、秀と勇次の代わりに入ったのが、花屋の政(後に鍛冶屋へと転職w)とこの組紐屋の竜でした。普通は超人気キャラが去った後には人気が低迷するものなのですが、この竜と政はさらに新たな女性ファンを開拓してさらに人気を押し上げるという人気キャラとなりました。

そんな組紐屋の竜は映画「必殺!Ⅲ裏か表か」での真砂屋一味との対決において、自らが囮となって仲間たちの血路を開かんと奮戦します。しかし衆寡敵せずに真砂屋一味によって致命傷を受けて倒れました。その後にはっきりと絶命したとわかるシーンが無いので生死不明とも取れますが、やはり常識的に考えれば死亡扱いという事となるのでしょう。考察ではその意見が圧倒的に多いのも事実ですね。

演じた京本政樹さんは生粋の必殺ファンであり、ご自身のキャラクターである竜に関しては殉職して退場したいという思いが強かったそうです。でもわたし的にはキッチリとテレビレギュラーでもっとしっかりと殉職シーンを撮ってあげたかったと思ってしまいますね。

壱(柴俊夫) 「必殺!Ⅲ 裏か表か」(1986年劇場公開)

必殺仕事人Ⅴ激闘編で、主水、政、竜らの仕事人メンバーとともに仕事をこなしたはぐれ仕事人メンバーの一人、壱(いち)。この壱も劇場版の「必殺!Ⅲ裏か表か」で真砂屋一味との激闘の末に殉職します。

真砂屋一味の手練れが集って仕事人一味を殲滅しようとした島での戦いで竜が仲間の血路を開くべく囮となって死んだ後、真砂屋の屋敷へとたどり着いた仕事人たちは、またも死闘を繰り広げる事となり、そこでの戦闘で壱が殉職するのです。仕事人仲間である秀(三田村邦彦)が必死の形相で戦っているその足元に無残に転がる壱の亡骸がその戦いの過酷さとリアルさを醸し出していましたね。

とにかくこの映画「必殺!Ⅲ裏か表か」は敵が異常に強い。そして仕事人メンバーが弱い(笑)。いや、正確に言えばテレビドラマのような超人的なキャラではなくってもっとリアリティのある強さにしてあるというべきでしょうか。んなわけで、必殺最強レベルといわれる中村主水でさえも一見するとザコキャラにしか見えないような敵に苦戦する貴重なシーンも見られます。

個人的に壱という仕事人はハードボイルドな前期キャラの雰囲気を濃厚に受け継いだような登場人物であり、後期キャラの中ではかなり好きだったので、やはりテレビシリーズの中で1話を割いて殉職回を作ってあげてほしかったなと思いますね。

参(笑福亭鶴瓶) 「必殺!Ⅲ 裏か表か」(1986年劇場公開)

組紐屋の竜(京本政樹)とはぐれ仕事人の壱(柴俊夫)と同じく、はぐれ仕事人の参もこの映画「必殺!Ⅲ裏か表か」での殉職仕事人のうちの一人です。この参も、この映画に出演している壱、出演していない弐(梅沢富美男)と同じくテレビレギュラーシリーズの「必殺仕事人Ⅴ激闘編」ではぐれ仕事人として主水たちの助っ人として活躍したメンバーでした。

ただし、「必殺仕事人Ⅴ激闘編」では、ほぼ毎週の登場でレギュラーメンバーだった壱と比べれば出演回数は非常に少なく、弐と同じく準レギュラーといってもいい程のレアキャラぶりでしたね。

そんな参が映画に登場・・となったわけですが、刺客と戦って殉職した竜や壱と違い、参の最期は悲惨極まりないものでした。

真砂屋の刺客で埋め尽くされた島へと潜入した折、見つからぬよう潜伏中に犬に吠えられて居場所を発見され、群がって襲い掛かる真砂屋一党に対して成すすべなくやられて、最後には他の仕事人への見せしめのために晒し首とされてしまったのです。

竹槍の先に刺された参(笑福亭鶴瓶)の生首がまたグロいというかリアルというか何というか・・て感じで、参が見つかってやられるまでの経緯も含めて軽くトラウマになりそうなシーンでした。あの場面から急激に映画自体のスイッチがオンになるような場面でもありましたね。もちろんよりハードに、より陰鬱に、という意味でですね。

ともかく、この参の殉職場面はテレビシリーズも含めた必殺シリーズの殉職シーンの中でも飛びぬけて悲惨で衝撃的な最期だった事だけは間違いないでしょう。

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鍛冶屋の政(村上弘明)「必殺5 黄金の血」(1991年劇場公開)

中村主水主演の必殺シリーズ劇場版としては5作目となった「必殺!5 黄金の血」では、後期必殺シリーズ屈指の人気キャラの一人、鍛冶屋の政が殉職して果てます。

上でチラッと述べましたが、「必殺!Ⅲ裏か表か」は劇場版の中でも異色といえる程のハードボイルド路線であり、3人もの仕事人メンバーが次々と殉職するという壮絶な戦いとなりました。それ故に一人ひとりの殉職シーンもあっさりといった感があったのですが、この政の死に関してはⅢの三人よりも丁寧にフィーチャーされています。

が、結構死の瞬間はあっさりでした(苦笑)。愛する女のために裏稼業から足を洗い、その女も失ったことによって、自暴自棄というわけではないでしょうが、覚悟の上での敵のラスボス(天本英世さん演じる地獄組頭領・赤目)との差し違えての相討ちによる死・・語弊があるかもしれませんが、わたしには自死に近いものを感じましたね。

それにしてもテレビ版で演じた夢次、朝吉の二人の配役がこの劇場版で違うというのはいかがなものかと思いますね。別の仕事人という体で問題なかったと思うんですけど・・そこが気になって入り込めませんでしたね、個人的には(苦笑)

中村主水(藤田まこと) 「必殺!主水死す」(1996年劇場公開)

政や竜といった人気キャラ達が殉職を遂げてきた必殺劇場版ですが、ついについについに!必殺の顔ともいうべき中村主水もその最後を映画で迎える事となりました。

この映画の公開前はインパクト絶大でしたね。なんといっても「主水死す!」ですからね。これ以上ないネタバレをタイトルでやらかしているという・・(笑)。これでももしも主水死ななかったら暴動もんじゃないの?と思いましたがご心配なく、“映画の中で”しっかり主水は殉職しておられます。

詳細は敢えて省きますが、主水の最期を簡単に説明すると、ラスボスとの戦いに勝利した後に不意打ちで後ろから指され、息絶え絶えのラスボスが最期の力を振り絞って火薬を爆発・・というわけで、主水の最期は爆死という事になるのでしょうか。あの状況で生還は期し難いという感じですので、間違いなく死亡していると思われます。

しかし、そんな中村主水ですが、この壮絶な死を描いた劇場版公開から11年後に制作されたテレビドラマ「必殺仕事人2007」では南町奉行所の書庫番として普通に何の説明もなく登場しています(爆汗)。

必殺仕事人2007の設定があの殉職の前日談という設定なのか、或いは映画の世界はパラレルワールド扱いなのか、とにかく制作側から主水の死に対する公式のアナウンスが無い以上は全て推測に過ぎません。

まあ、主水の死なんて全く望んでいなかったので、2007で普通に中村主水が出てきて個人的には嬉しかったんですけどね(笑)。

主水死亡→復活に見る、TVドラマが正史で劇場版はパラレルワールド??

というわけで、以上の仕事人たちが映画の中で殉職したキャラクターです。

実際には流しの仕事人とか、1回限りのゲスト扱いで殉職した仕事人たちもたくさんいるのですが、そちらは外してあくまでテレビシリーズでレギュラーを張った登場人物のみとさせていただきました。

中村主水の項で述べたのですが、やはり劇場版やテレビドラマのスペシャル版などはパラレルワールド扱いとなっているというのが真実に最も近いのではないかと思いますね。

というわけで、他のキャラクターたち、鍛冶屋の政や組紐屋の竜、さらにはぐれ仕事人の壱や参もそのうちドラマかなんかでひょっこり復活・・なんて可能性も無きにしも非ずかと思います(再登場するにはさすがに年月が開きすぎですかね苦笑)。

ちなみに、普通のレギュラーテレビシリーズにおける殉職メンバーについては以下の記事からご覧ください。

必殺シリーズ歴代殉職殺し屋一覧①

必殺シリーズ歴代殉職殺し屋一覧②

必殺シリーズ歴代殉職殺し屋一覧③

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