(動画有)スラッシュメタル四天王の名盤はこれ!メガデス編 マーティ・フリードマン以降か以前か?

1990年代にスラッシュ四天王(メタリカ、メガデス、スレイヤー、アンスラックス)と呼ばれたスラッシュ・メタルを代表する4バンド。その中でも、ここ日本においてメタリカと並ぶ人気を誇ったのが、この記事でご紹介するメガデス(MEGADETH)です。

個人的には全盛期の日本公演も見に行った最も思い入れのあるバンド、メガデス。その名盤をご紹介しましょう。

スポンサーリンク

「スラッシュ四天王」メガデスの歴史・経歴

スラッシュ四天王・メガデスの名盤紹介の前に、簡単にメガデスについて説明しておきましょう。

メガデスの結成は1983年。

メタリカのギタリストだったデイヴ・ムステインによって結成されます。結成時のメンバーはムステインと、「ジュニア」と呼ばれる事になるメガデスもう一人の要、ベーシストのデイヴ・エレフソン。

彼ら二人はクリス・ポーランド(G)とガル・サミュエルソン(Dr)をメンバーに迎えて、1985年に1stアルバムの「キリング・イズ・マイ・ビジネス」でデビュー。

翌1986年には「ピース・セルズ・・バット・フーズ・バイイング?」を発売。メジャーレーベル移籍第1弾のこのアルバムはスラッシュ・ファンに衝撃を与え、一躍HM界でカリスマ的人気を獲得します。

そしてクリスとガルが脱退し、ジェフ・スコット・ヤング(G)とチャック・ピーラー(Ds)を迎えて制作された「ソー・ファー・ソー・グッド・・・ソー・ホワット?」で全米チャート最高位28位を記録。「アナーキー・イン・ザ・UK」のカヴァーなど、前作に比べて幾分コマーシャリズムになったという批判はあったものの、この作品でメガデスの地位は劇的に向上しました。

そしてジェフとチャックを解雇し、マーティ・フリードマン(G)とニック・メンザ(Ds)を迎えて1990年に発売された「ラスト・イン・ピース」で、メガデスはスラッシュメタルからより正統派へヴィ・メタルに近いサウンドを展開。続く1992年発売の「破滅へのカウントダウン」ではよりシンプルなサウンドへと変化し、全米チャート2位を記録するバンド史上最大のヒット作となったのです。

その後もこの黄金期メンバー(ムステイン、ジュニア、マーティ、メンザ)で「ユースアネイジア」、「クリプティック・ライティングス」、「リスク」の3枚のアルバムを発表しますが、アルバムごとに売り上げは低迷。さらにサウンドもよりポップなものへと変化していき、結局リスク発売前後にニック・メンザとマーティ・フリードマンが脱退。

その後は2002年に一度解散したものの2004年に再結成。以降は2016年現在まで6枚のアルバムを出して、今なお精力的に活動を続けています。

メガデスのマイ・フェイヴァリット・アルバムは「ピース・セルズ…バット・フーズ・バイイング?」!!

メガデスのアルバムのベストを選ぶのは非常に難しいですね。特に「ラスト・イン・ピース」までの4枚はどれも甲乙つけがたい出来です。どれもそれぞれに魅力あるアルバムなんですよね。

アルバム全体の出来で言えば、マーティとニックが加わって黄金期のメンバーが揃った「ラスト・イン・ピース」なんですけど、既にこのアルバムの頃のメガデスはスラッシュバンドという枠を超えて、へヴィ・メタルバンドとして大きな存在になっていました。サウンドもより正統派HMというにふさわしい音楽でしたしね。マーティがこのバンドに持ち込んだメロディは素晴らしい化学反応を起こしましたよね。

というわけで、「スラッシュ四天王」というタイトルがついているこの記事の趣旨に沿って、「スラッシュ・メタルバンド、メガデス」の至高の一枚を選ぶという事になれば、わたし的にはこれです。

ピース・セルズ…バット・フーズ・バイイング?(Peace Sells… But Who’s Buying?)」

うん、スラッシュ・メタル・バンドのメガデスとしての名盤はやっぱ2ndのこれでしょう。

1stの「キリング・イズ・マイ・ビジネス(Killing Is My Business… and Business Is Good!)」もメチャクチャ好きなんですが、なんといっても音質が・・ねえ?(苦笑)。曲自体は最高なだけにやっぱりあのサウンドプロダクションが勿体なさすぎなんですよねえ(泣)

3rdも「ピース・セルズ・・」と遜色ないんですけど、もうこの辺りは好みの問題でしょう。「イントゥ・ザ・ラングス・オブ・ヘル」や「フック・イン・マウス」、「イン・マイ・ダーケスト・アワー」など名曲揃いなんで捨てがたいんですが・・

やっぱり「ピース・セルズ」ですね。

いきなりKOされるインテレクチュアルなスラッシュ・チュ―ン「ウェイク・アップ・デッド」

もう1曲目からスラッシー全開です。まさに「インテレクチュアル・スラッシュ・メタル(知的スラッシュメタル)」と呼ぶにふさわしい曲ですね。

ひねくれた(もちろん褒め言葉w)リフの嵐。とにかくリフ、リフ、リフ(笑)。しかも何種類もの。あまりにも贅沢な素晴らしいリフの宝庫。しかし全てが計算されつくした嵐であり、その凄まじく攻撃的なサウンドは、聴き手に一瞬の隙も油断も許してはくれません。しかしそれが心地いいんです。メガデス初期を代表する疾走系の超攻撃的チューンです。

うーん、PVからしてカリスマ性がプンプンですよね。てか、ムステインカッコいいっすね。メタリカにはないビジュアル面の華がメガデスにはありますよね。ジュニアもイケメンですしね。メタリカもメガデスも来日公演行きましたけど、女性ファンは圧倒的にメガデスの方が多かったですねえ。

まあ、メタリカの男臭いルックスはそれはそれでいいんすけどね(笑)。メタリカはやっぱあのルックスじゃないと。甘いイケメンなんぞはいらんぜよ!!って感じがいいんですよね(笑)。

とにかくこの頃のメガデスはやっぱ尖ってましたね。触れれば切れる鋭利な日本刀のような感じですね。対するメタリカは相手を真っ二つにたたき割る大刀って感じでしょうか。

まあどっちも大好きなんですけどねー(笑)。

スポンサーリンク

タイトル曲「ピース・セルズ」を初めとして捨て曲なしの名曲揃い

この後もたたみかけます。これまた独特のひねくれリフ(褒め言葉だってw)とうねるようなリズム隊(ベースとドラム)が大活躍する5分超の大作、「The Conjuring」を挟んで、タイトル曲「ピース・セルズ(Peace Sells)」に続いていきます。

これはオリジナル・メンバー時のライブ映像ではないですね。ギタリストのクリス・ブロデリック在籍時です。

まあちょっとムステインは太り気味でジュニアもさすがにちょっと老けたかなって気はしますが、やっぱりカッコいいですね。流石の名曲です。

やっぱりひねくれてますわー(だから褒め言・・略)。ジュニアのベースラインから静かに入り、「あれ?おとなしいな」と思わせておいてのBメロ前のリフで一転、スラッシーに後半突入!!そのまま終盤へ!って感じです。展開もひねくれてるんですが、それがいいんですよ。だからこそメガデスなのです。

んでもって4曲目のキャッチーなサビと邪悪なリフが魅力的な「悪魔島(Devil’s Island)」、さらにB面(死語・・笑)に入った5曲目、ザクザクのリフと高速スラッシュが最高な「グッド・モーニング/ブラック・フライデイ(Good Mourning/Black Friday)」、6曲目の後半の疾走感と前半のミステリアスさが見事に融合した「バッド・オーメン(Bad Omen)」と、まさに捨て曲なしの名曲オンパレード状態。

ホンダCR-XのCMでお馴染みのジェフ・ベックの名曲カバーも収録

そして7曲目はあの「ギターの神様」ジェフ・ベック・グループでも有名なカヴァー曲「迷信の恐怖(I Ain’t Superstitious)」。この曲は多分、40代以上の人なら一度は聴いた事あるんじゃないでしょうか。1980年代後半にテレビで盛んに流れていたホンダの人気車種「CR-X」のCMに使われていた曲なんですよね。

当時の先輩にCR-X乗りの人がいて、その人に教えてあげたらメチャクチャ気に入ってたのを思い出しますね(笑)。ハッキリ言ってこのアルバムではちょっと浮いてる感じがしないでもないですが、しっかりとメガデス風味にアレンジされていますんでしっかりとカッコいいですよ。

んでもってラストはこれまた超名曲「マイ・ラスト・ワーズ(My Last Words)」で締めくくります。この曲も大好きな曲です。個人的には「ウェイク・アップ・デッド」とこれがこのアルバムの中で一番好きかも。

とかくメガデス(特にこの時期の)はデイヴ・ムステインのワンマンバンドだといわれがちなのですが、ジュニア(デイヴ・エレフソン)の才能の非凡さはこの曲のベースラインを聞いてもらえれば一目瞭然だと思いますね。疾走曲なんですが、どこか哀愁を漂わせるメロディなどはメガデスにしか出せないこのバンドの持ち味でしょうね。

とにかく凄いアルバムですよ。名リフの宝庫であり、それらを組み合わせて出来上がる曲のクオリティ、さらにメンバーの技術の凄さには感服するばかりです。クリス・ポーランドとガル・サミュエルソンもやっぱ凄いですよ。この二人も素晴らしい仕事してます。もっとこの二人が参加したアルバムを聞きたかったですね。

メガデスの凄さはどのアルバムも高レベルなクオリティを誇っているというところ

というわけで、「ピース・セルズ」をメガデスの名盤に指名させていただきました。

ただししつこいようですが、あくまで「スラッシュバンド」メガデスの名盤ですからね。

トータルで見たら個人的には「ラスト・イン・ピース」かもしれませんが、日によりますね(笑)。その日の気分で変わります。今日は「ラスト~」かもしれないですが、明日になったら「ソー・ファー~」かもしれないし、その次の日には「ピース・セルズ~」かもしれません(汗)

ハッキリ言ってしまうと、それだけどのアルバムもレベルが高いという事です。

どのアルバムも1枚通して聴いた後だと、そのアルバムが「やっぱりこれが一番だな」と思ってしまえる作品なんですよね。

まあそれくらいのクオリティだからこそ、四天王と呼ばれるんですけどね(笑)。

関連コンテンツ

スポンサーリンク

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます

コメントを残す

このページの先頭へ