(動画有)スラッシュメタル四天王の名盤はこれ!アンスラックス編 正統派メタルとしても超名盤として文句なしの一択!

1980年代後半から1990年代前半にかけて、全世界で巻き起こったハード・ロック、へヴィ・メタル(以下、HR/HM)の一大ムーヴメント。

モトリー・クルーやガンズ・アンド・ローゼズなどがスターダムに駆け上がりましたが、HR/HMの中でもよりへヴィでファストなスラッシュ・メタルバンドの活躍も特筆すべきものでしょう。

ムーヴメントが来るまでは、アンダーグラウンドの音楽として一部マニアのものであったスラッシュ・メタルですが、そんなスラッシュ・バンドの中でもスラッシュ四天王と呼ばれたバンドたちがいます。

ここではそんなスラッシュ・メタルバンドの四天王をご紹介しながら、その数あるアルバムの中でも特にお薦めのアルバムをご紹介したいと思います。

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後のへヴィ・メタルのミクスチャー化の先駆け、アンスラックス

今回紹介するのは、スラッシュ四天王の中でも最も幅の広い音楽性を持つアンスラックスです。後にレッチリ(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)やレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンが大成功を収める事となるミクスチャー・ロックのジャンルの先駆けと言ってもいい存在がこのアンスラックスですね。

スラッシュ・メタルの持つラウドでファストでへヴィな音楽性に、ファンクやラップ、ヒップホップといった要素を加えてどんどん音楽性を変化させていったのが、他のスラッシュ・バンドと比べてアンスラックスの特異性だと言えるでしょう。

アンスラックス以外の他のスラッシュ四天王たちは、どちらかというと硬派なイメージがありますが、アンスラックスは陽気なイメージです。アメリカン!!て感じですね。いやもちろんいい意味でですよ(笑)。

特にライブでその特徴は際立ちます。リズム・ギターのスコット・イアンは野太い声で叫びながら、がに股でリフを刻みながらのし歩き、ベースのフランク・ベロは髪を振り乱してヘッドバンキングしながら観客を煽り(カッコいいんだ、これがまた)、ヴォーカルのジョーイ・ベラドナはインディアンの衣装やパフォーマンスで盛り上げ、リード・ギターのダン・スピッツは小柄な体と童顔に似合わない野太い腕でニコニコ笑いながらギターを弾きまくります(1980年代から90年代の話です)。

とにかくライヴ・パフォーマンスは一見の価値ありです。ああ、全盛期のこのメンバーの時に見ときたかったっすねえ・・(遠い目)

アンスラックスの個人的一押しおススメアルバム

そんなアンスラックスの一押しアルバムがこれです。

Spreading the Disease (邦題:狂気のスラッシュ感染)

1. A.I.R.
2. Lone Justice
3. Madhouse
4. S.S.C./Stand or Fall
5. The Enemy
6. Aftershock
7. Armed and Dangerous
8. Medusa
9. Gung-Ho

1986年発売のアンスラックスにとっての2ndアルバムです。メンバーは

ジョーイ・ベラドナ  (ヴォーカル)
スコット・イアン   (リズムギター)
ダン・スピッツ    (リードギター)
フランク・ベロ    (ベース)
チャーリー・ベナンテ (ドラムス)

はい、バリバリの黄金期メンバーですね。アンスラっつったらこの面子でしょ?ってメンバーです。

個人的になんですが、アンスラックスの一押しアルバムといえばこのアルバムの他に思いつきませんでした。文句なしの一択です。実はこのアルバムがわたしのスラッシュメタル初体験アルバムでもあります(どーでもいーよねー笑)。

アンスラックスが本格的にアメリカで大ブレイクを果たしたのは、まだもう少し先の話であり、このアルバムは全米チャートで100位にも入りませんでした。しかし間違いなくこのアルバムはHR/HM史に残る名作です。

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正統派メタルからスラッシュバンドへの過渡期であったこの時期だからこその名作

ただし!!ただしです!!

生粋のスラッシュ・ファンの方にしてみれば、「このアンスラのセカンドはスラッシュじゃねぇよ」とおっしゃる方もいるかもしれません。

確かに、6.Aftershockや9.Gung-Hoなどのようなバリバリのスラッシュもありますが、正統派へヴィ・メタルの名残もかなり残したアルバムとも言えます。ですがわたしはだからこそ名盤だと思うのです。

正統派のパワーメタルとスラッシュメタルの融合。それがこのアルバムの魅力だと思います。アンスラックスの過渡期であったこの時期でなければ生まれなかった作品。そんな奇跡の名盤だと思います。

特に特筆すべきは1. A.I.R.、2. Lone Justice、3. Madhouse、4. S.S.C./Stand or Fall、8. Medusaあたりの楽曲のすばらしさ。どれもしっかりとしたメロディがあり、それでいてスラッシーさやヘヴィネスも失っていない、まさに名曲中の名曲たちです。

このアルバムからのシングル曲となった「Madhouse」のPVです。うーん、みんな若いっすねえ。スコットなんかまだロン毛だし(笑)。

やはりこのアンスラックスが他のスラッシュ四天王たち(メタリカ、メガデス、スレイヤー)と全く異なった印象を与えているのは、ヴォーカリストのジョーイ・ベラドナの存在ですよね。吐き捨て系のヴォーカルが多いスラッシュバンドにあって、ハイトーンのジョーイのヴォーカルは異端と言ってもいいかもしれません。

さらにそのジョーイの歌う歌メロがまたアンスラックスの(というよりこのアルバムの)正統派メタルさに大きく貢献しています。

とにかく捨て曲なしの名盤です。スラッシュファンのみならず、ジューダス・プリーストとかアイアン・メイデンなどの様式美が好きな人たちにも大いに受け入れられるアルバムだと思っています。

何度も言いますが、この頃のアンスラックスのライヴを見たかったっすねえ・・。まだ鳥取住みの厨房だったからまあ無理だったんですけどね(苦笑)。

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