太陽にほえろの殉職場面と全刑事一覧①マカロニ、ジーパン、テキサス、ボン、殿下、スコッチ編

1970年代から80年代にかけて放送され、刑事ドラマシリーズの中でもずば抜けた人気を誇った日本テレビ系の「太陽にほえろ」。そんな「太陽にほえろ」の代名詞といえば、ニックネームで呼ばれる個性的な刑事たちの面々と、そんな刑事たちの壮絶な殉職場面なのではないでしょうか。

未だに様々な番組などで語り継がれることも多いほどに強烈なインパクトを視聴者に与えた太陽にほえろの殉職刑事たち。そんな殉職した七曲署の刑事(デカ)たちを殉職順にご紹介しましょう。

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1973年7月 早見淳(マカロニ)刑事 享年24 演:萩原健一

1972年(昭和47年)の放送開始から終了まで約14年の太陽にほえろの歴史で初の殉職者となったのが、早見淳刑事、通称マカロニです。

第1話から登場していたマカロニの衝撃的な死によって太陽にほえろの殉職伝説は始まったのです。

とはいえ、マカロニの殉職シーンは少々意外なものでした。事件とは何の関係もないゴリさん(石塚刑事)のお見舞いに病院へ行った帰り道、建築現場で立ちションをしていた際に(これ自体が軽犯罪なのですが笑)いきなり通り魔に腹部を刺されて命を落としたのです。このあまりに呆気ない、そして言葉は悪いですが犬死にとしか思えない殉職(正式には職務中ではないので殉職ではありません)シーンは逆にインパクト十分でした。

逆に言えばこの無駄死にこそ全てにおいて規格外のマカロニという刑事の最期に相応しいとさえ今では納得できてしまいますね。自分は太陽にほえろの殉職シーンの中でも一・二を争うほどに好きな殉職シーンです。

最後のショーケンのセリフ、「かあちゃん・・暑いなぁ・・」は何故かわかりませんが、涙なしには見れないんですよね。いかにもマカロニが最後に言いそうなセリフですな・・

1974年8月 柴田純(ジーパン)刑事 享年25 演:松田優作

あまりにも有名な殉職場面、恐らく日本で最も有名な殉職シーンがこの松田優作演じるジーパン刑事の殉職でしょう。

柴田純(ジーパン)刑事は竜神会に命を狙われていた会田という男を竜神会との大銃撃戦の末に助け出します。手に銃を持っていた会田は錯乱状態に陥っており、命を助けてくれたジーパンに対していきなり発砲。その銃弾はジーパンの腹部に命中。

何が起こったかわからないジーパンと錯乱したままその場を逃げ出した会田。自らの体の異変を感じ取ったジーパンは自らの腹部に手を当てて出血を確認して叫びます。

「なんじゃ、こりゃあああぁぁぁっ!!」

太陽にほえろで最も有名なセリフといってもいいでしょう。

薄れゆく意識の中で煙草を取り出して火をつけようとするジーパン。そして煙草をくゆらせることなく命を落とします。

間違いなくこの瞬間、日本のドラマ史に新たな伝説が生まれたのでした。同時に松田優作という俳優も永遠のレジェンドとなったのです。

1976年9月 三上順(テキサス)刑事 享年27 演:勝野洋

柴田純の死から2年後にテキサスが殉職するわけですが、実はドラマ上の三上順はその約1年前には殉職する予定となっていました。しかしファンの多数の助命嘆願により、その殉職は1年程先延ばしになったのです。

しかしその日は来てしまいました。

拳銃を密造している組織の取引現場に単身で乗り込んだ三上順(テキサス)は、圧倒的な人数を誇る相手に大立ち回りを演じますが、体中に数限りない銃弾を受けてしまいます。ようやく救援に訪れた山さんたち、七曲署の仲間たち。その姿を確認したテキサスは仁王立ちの血まみれの姿に安どの笑顔を浮かべ、崩れ落ちて力尽きました。仲間たちに拳銃密造グループの壊滅を託して・・

尚、このテキサス殉職となった1976年(昭和51年)9月3日放送、第216話「テキサスは死なず!」以降、太陽にほえろでの殉職シーンは次の殉職まで最長の2年10か月の間を空けることとなったのです。

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1979年7月 田口良(ボン)刑事 享年28 演:宮内淳

太陽にほえろの歴史の中で最も殉職の間が空いたのが、テキサス刑事とボン刑事の間でした。2年10か月の間にわたしも太陽にほえろを両親と見るくらいに大きくなりまして(小学校低学年)、記念すべきリアルタイムでの初殉職体験となったのがこのボン刑事の殉職だったのです。

というわけで、わたし的に最も思い入れの深い殉職がこのボン刑事だったりします(苦笑)。

といっても、個人的思い入れを抜きにしても実に感動的な殉職シーンでした。

ジーパンの殉職回と同じく全身白い衣装に身を包んだ田口良(ボン)刑事は、女性を庇って全身に銃弾を被弾。同じく1発の銃弾を被弾した女性を助けようとして残る気力を振り絞って救援を呼ぶべく公衆電話へと歩みを進めます。致命傷となる傷を負いながらなんとか公衆電話ボックスにたどり着いたボン。ようやく繋がった七曲署の電話口にはボス(藤堂俊介/演:石原裕次郎)の声が・・。藤堂の声を聞いたボンはただ一言声を絞り出すのがやっとでした。

「ボ・・ス・・・」

その場でボンは力尽きました。現場についた七曲署の仲間たちが見たのは真っ白な服を鮮血に染めて倒れているボンの姿だったのです。藤堂はただ黙って受話器を握ったボンの指をゆっくりと離してやるのでした。

うん、今でも昨日のように思い出せますね。やっぱり名殉職シーンでしょう。

1980年7月 島公之(デンカ)刑事 享年34 演:小野寺昭

七曲署の初期メンバーである島刑事(デンカ)。これまではマカロニ、ジーパン、テキサス、ボンと新人の若手刑事の殉職だったのですが、初期メンバーの殿下はマカロニ以外で初の初期メンバー殉職刑事となります。

それだけでも異色なのですが、またその死も異色中の異色な内容となっています。

事件解決後、アメリカから帰国するフィアンセを迎えに行くために自動車を運転しており、山道を走行中にセンターラインをオーバーして運転してきた対向車の大型トラックを避けようとしてガードレールを突き破って崖下に自動車もろとも転落。自動車はがけ下で爆発炎上し、乗っていた殿下も死亡してしまいました。

その死因はなんと「事故死」。しかしこれもまたクールでいぶし銀の島公之刑事らしいと思ってしまうのはわたしだけでしょうか。これもまたカッコいいと思ってしまうところが太陽にほえろのセンスの良さだと思いますね。

1982年1月 滝隆一(スコッチ)刑事 享年32 演:沖雅也

1980年(昭和55年)7月の、ある意味衝撃的ともいえる「太陽にほえろ」初の事故死という形でこの世を去った殿下(島公之刑事)の殉職から1年半を経て殉職することとなったのがスコッチ刑事(滝隆一/演:沖雅也)です。

殿下の殉職も太陽にほえろの歴史の中では異例中の異例なのですが、それに劣らずこのスコッチの殉職も異例の殉職となります。

それもそのはず、このスコッチ刑事の殉職、太陽にほえろの殉職メンバー中唯一の「病死」という事となったのです。

過去に銃弾を胸に受けた事が原因で負う事となった後遺症による持病が再発したスコッチは、次第に病気のために捜査の現場から遠ざかる事が多くなっていました。そんな中で起きた拳銃密造組織が暗躍する事件でスコッチは犯人逮捕という活躍をしますが、逮捕直後に大量吐血。直ぐに救急車で病院に運ばれるが、搬送された病院で山さんとゴリさんに見守られながら息を引き取りました。

スコッチといえば、テキサスの殉職後に七曲署に赴任し、そのキザなキャラクターで軋轢を巻き起こしながら徐々に皆と打ち解けていき、転勤と復帰を繰り返していた、太陽にほえろの刑事メンバーの中でもかなりの異色刑事でした。

ある意味、病死というのもこの異色の刑事にはふさわしいのかと今になってみれば思いますね。小坊だった当時はちょっと「微妙」な感じがしていましたけどね。大人になって改めてみてみるとジワジワきますよね。子供にゃあわからんかったんですよね(苦笑)。

みなさんはどの刑事の殉職シーンが最も印象深いですか?

というわけで、早見淳(マカロニ)から年代順に殉職6人目の滝隆一刑事(スコッチ)までをご紹介しまいた。最後まで行こうと思ったのですが、とてもじゃないとこのペースでは書ききれないのでページを分けます。

残りの刑事たちの殉職シーンについては以下の記事をご覧ください。

太陽にほえろの殉職シーン ロッキー・ゴリさん・ボギー・ラガー・山さん編

うーん、やっぱりどの殉職シーンもハッキリと覚えてますね(笑)。皆さんは個人的にどの刑事の殉職シーンが好きですか?大概40代以上の人とはこの話題でコミュニケーションとれちゃうってのがやっぱりすごいドラマですよね。

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