黒木華のドラマ「重版出来」(じゅうはんしゅったい)は神ドラマ!オダジョー、小日向、松重、良々など脇枠も豪華絢爛

2016年の第二四半期(4月から6月)のドラマがいよいよ始まりましたね。

基本的に面白そうだなと思ったドラマの1話目は見る事にしている主義ですのでけっこう色々なドラマを見ましたが、2話目から継続して見ようと思ったドラマは数少ないです(汗)。

そんな中でもわたしの個人的一押しドラマが、黒木華の初主演ドラマ「重版出来」です。読みは「じゅうはんしゅったい」と呼びます。

Sponsored Link

重版出来とはどういう意味?漫画原作の漫画業界のお話し

「重版出来」とは、いわゆる書籍など印刷物の増版・重刷という意味です。予定していた部数が売り切れたために増版するという事です。出版社や編集者、作者などにはとっても嬉しい出来事なのです。

このタイトルからもお察しの通り、この「重版出来」は週刊漫画誌の編集部が舞台となっており、そこで奮闘する女性新人編集者を主人公として描いた物語です。

原作は松田奈緒子さんの漫画「重版出来!」。月間スピリッツで2011年から連載されている人気漫画であり、現在も連載中で単行本は7巻まで発売されています。

申し訳ないのですが、わたしはこのドラマを見るまでこの漫画原作の存在を知りませんでした。当然読んでもいません(爆汗)。原作漫画は当然読むつもりですが、とりあえずこのドラマを見終わった後にしようかと思っています。先を知りたくないという理由もありますが、このドラマを気に入ってしまったので、しばらくはドラマのイメージを大切にしたいという理由が一番大きいからです。

でも漫画原作のファンの方がこのドラマに対してどう思っているのかは凄く気になりますね。というのも、最近は漫画原作のドラマ化が非常に多いですが、原作ファンの方からは不評なドラマがほとんどだからです。わたしも好きな作品がドラマや映画化されるのは微妙な感覚に陥ってしまいます。認知度が広がるというメリットよりも、あまりにひどい出来栄えにガッカリさせられることが多いからです。

この「重版出来」のマンガのファンがどう思われているのか分かりませんが、原作を知らないわたしから見たら凄く面白い作品だと思いました(第1話視聴時点でのお話です笑)。

昭和女優・黒木華の初主演ドラマ。地味だがやっぱ実力あるね

主演の黒木華さんは現在の人気若手女優の中でも一歩抜け出た感がありますね。その理由は何といっても演技力。世の中に一時期嫌というほど溢れかえっていた(笑)、「癒し系」という言葉を久々に思い出させてくれる女優さんです。その和風で素朴なルックスから「昭和女優」という異名もある女優さんです。

そんな黒木さんが、大手出版企業である興都館が発行する週刊漫画誌「バイブス」の編集部で奮闘する新人編集者・黒澤心(くろさわこころ)を演じます。この主人公・心は大学時代は有望な女子柔道選手であり、オリンピック候補にまでなったという異色の経歴を持つ編集者という設定で、ケガのために柔道を断念して大好きなこの世界に飛び込んできたという体育会系女子なのです。

第1話目では興都館社長である久慈勝(高田純次)を見事な背負い投げで投げ飛ばしてしまうという一幕もありました。それ以外にも心の体育会系の部分はこれからのドラマの展開のうえでも重要な要素になっていきそうな気がしますね。根性と行動力が売りですから(笑)。そんな長所を生かしつつ、様々な難題を解決していくという成長物語ですね。

第1話目でもデッサンの狂いに悩む大物漫画家・三蔵山(小日向文世)を立ち直らせる重要な働きを演じました。ストーリー的には数年前の大ヒットドラマ「半沢直樹」に通ずるようなカタルシスを感じられるドラマだと思います。

とにかく、この主人公・黒沢心に黒木華を持ってきたのは大成功だと個人的には思いますね。このドラマを見て改めて思いましたが、やはりこのコは演技が上手いです。そこにつきますね。

オダギリジョーと坂口健太郎、心との恋愛はある?

そんな主人公・心の先輩であり、教育係的な役割を担うのが、オダギリジョー演じる「バイブス」編集部の先輩デスク、五百旗頭 敬(いおきべ けい)。クールでありながら仕事はしっかりこなし、大物漫画家たちからも絶大な信頼を得ている、まさに「仕事の出来る大人の男」ってな感じです。

教育係とはいっても優しくクールに見守る系の先輩ですね。これがまたいいんです、オダギリジョーが。はまり役ってやつです。個人的には久々のオダジョーのドはまり役ですね。これから心とはどうなるんでしょうか。恋愛関係に発展するのか?1話目を見た限りではそんな感じはしませんでしたが・・

というわけで、もう一人の心との恋愛候補が、興都館営業部に所属する若手営業マン・小泉 純。演じているのは現在ブレイク中の若手俳優・坂口健太郎。

どちらかというと、オダジョーよりもこの坂口君演じる小泉純の方が恋愛に絡んできそうな雰囲気がプンプンしますね。第1話では本屋でたまたま遭遇した心と純だったのですが、こちらもこの先どうなるのか注目しましょう。

とはいえ、個人的にはあまり物語の軸が恋愛に傾き過ぎちゃったらこのドラマの良さが薄れてしまいそうな気もします。なんてったってこのドラマの良さは出版業界の内幕や漫画界の実情などを詳しく丁寧に知る事が出来るところだと思います。そこを話の軸に据えて展開していってほしいと個人的には思いますね。

Sponsored Link

荒川良々が個人的にツボ(笑)松重豊にヤスケンと豪華すぎる編集部

前途の三人が恐らく中心的な役割を果たすと思われるこの「重版出来」ですが、脇役が実力派揃いなのです。ていうか、そこがこのドラマが面白い最大の理由だと思います。心と同じ「バイブス」編集部のメンバーがまず凄い。

編集長の和田 靖樹に松重豊。熱狂的な阪神ファンで、ライバル誌打倒のために働く熱血編集長です。阪神の勝敗で機嫌が変わりすぎですが、基本的には心の良き理解者です。

そして編集部の壬生平太役に荒川良々(あらかわよしよし)。個人的に最も好きなキャラです(笑)。ていうか無条件に笑わせてくれます。荒川良々は最高です。最高の個性派俳優です。心と平太のカラミはこのドラマの肝といってもいい部分です、個人的には(笑)。

まだまだ行きますよー。同じく編集部のシニカルな現実主義者・安井昇役に今や大物脇役となったチームNACSの「ヤスケン」こと安田顕。ここにヤスケン持ってくるなんて贅沢すぎでしょ。相変わらずいい味出してます。

その他にも営業部長役に生瀬勝久、バイブス編集者に永岡祐、本屋の店員役に濱田マリ、小料理屋の女将役に野々すみ花・・などなど豪華&実力派揃いの脇役たち・・まあこりゃ面白くないわけないですよね。

漫画家陣も実力派揃い。そして原稿は本物の大物漫画家たちが・・

このドラマの重要な要素となる、個性豊かな漫画家陣も実力派揃い。

漫画界の大御所でありながら人格者の三蔵山 龍(みくらやま りゅう)役に小日向文世。

新進気鋭の大物漫画家・高畑 一寸(たかはた いっすん)役に滝藤賢一。

二枚目漫画家として人気を誇る成田 メロンヌ役に要潤。

凄いですよね。よくこんだけのメンツ集めたなと。主役級も脇役もゲストも実力派ばっかりですよ。んでもって本も面白いんだからそりゃあ面白いですよ、ええ面白いですとも。

そしてこのドラマの大きな売りの一つが、ドラマの中で出てくる漫画の原稿を本物の大物漫画家たちが手掛けている事です。

例えば第1話の三蔵山が書いていた「ドラゴン急流」という漫画は「機動警察パトレイバー」でお馴染みのゆうきまさみ先生の書き下ろしなのです。第2話以降も藤子不二雄A先生や村上たかし、田中モトユキ、河合克敏などの大物漫画家たちの原稿が登場するというのです。

漫画ファンならずとも見たくなってしまいますよね。ていうか、うまいとこついてきますよね、まあ自分なんかは思いっきり釣られちゃってるわけですけど(苦笑)。

しかしそんなのはあくまでも付録みたいなものです。このドラマの本質は面白い本と素晴らしい俳優さんたち。これに尽きます。第1話の視聴率は9.2%と、やや低調な滑り出しとなりましたが、視聴率なんて気にせずにこのスタイルを最後まで貫いてほしいですね。面白いもんは面白いんです。素晴らしいものを作れば、評価は未来にまで残るんです。

久々に毎週楽しみに出来るドラマが見つかりました。ホントにこのドラマはおススメですよ。

スポンサーリンク

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます

コメントを残す

このページの先頭へ