“赤かぶ検事奮戦記”歴代ドラマキャスト フランキー堺、橋爪功、中村梅雀各シリーズの主要登場人物(柊家や法眼弁護士等)

京大法学部卒で弁護士資格を持ち、作家になる前には弁護士としても活躍した人気推理作家・和久峻三氏。弁護士としてのキャリア・知識を生かした法廷もののリアリティは他の追随を許さないほどのものがあり、過去には江戸川乱歩賞や日本推理作家協会賞などを受賞している日本を代表するミステリー作家です。

そんな和久峻三さんの数ある人気作品の中でも代表作といっていいのが、作品数100作以上を超える「赤かぶ検事シリーズ」でしょう。赤かぶ検事シリーズは何度もテレビドラマで実写化され、その人気を決定付けました。

ここでは和久峻三原作の「赤かぶ検事シリーズ」の連続テレビドラマシリーズや2時間ドラマシリーズの作品ごとの主要キャストなどをご紹介していきたいと思います。

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フランキー堺主演・テレ朝版「赤かぶ検事奮戦記」春子役の春川ますみとの名古屋弁は名人芸

記念すべき「赤かぶ検事シリーズ」の初映像化はテレビ朝日系列で放送された(制作は朝日放送)連続テレビドラマ「赤かぶ検事奮戦記」でした。主人公の柊茂(ひいらぎしげる)を演じたのが、戦後を代表する喜劇俳優・フランキー堺さん。このシリーズ、フランキー堺さんの晩年の代表作といってもいいほどの人気作品となり、何度もシリーズ化される事となりました。以下がそのシリーズ前作となります。

シリーズ名 全話数 放送期間 放送形態 放送時間
赤かぶ検事奮戦記 5話 1980年10月3日~10月31日 連続テレビドラマ 毎週金曜21:00~21:54
赤かぶ検事奮戦記Ⅱ 13話 1981年11月27日~1982年2月26日 連続テレビドラマ 毎週金曜21:00~21:54
赤かぶ検事奮戦記Ⅲ 14話 1983年1月7日~4月8日 連続テレビドラマ 毎週金曜21:00~21:54
赤かぶ検事奮戦記Ⅳ 10話 1985年11月25日~1986年1月31日 連続テレビドラマ 毎週金曜21:00~21:54
赤かぶ検事奮戦 3作 1990年4月17日・10月16日・1991年2月12日 2時間ドラマ 火曜ミステリー劇場枠
赤かぶ検事の逆転法廷 11話 1992年1月6日~3月16日 連続テレビドラマ 毎週月曜20:00~20:54

個人的に赤かぶ検事といえば、このフランキー堺さんの1作目の印象が一番強いですね。フランキー堺さんと春川ますみさんの名古屋弁でのやり取りがまあ素晴らしいんです。面白いのなんのって、うちの亡くなった祖母がこの夫婦のやり取りをゲラゲラ笑いながら見ていたのが懐かしいですね(笑)。とにかくフランキー堺さんの演技力には脱帽です。間違いなく昭和を代表する名優の一人です。

柊茂、春子、葉子や法眼弁護士、榊田警部補役ら歴代レギュラー俳優一覧

フランキー堺さん主演のこの「赤かぶ検事奮戦記」ですが、そのシリーズ中における主要登場人物たちのキャスティングを見てみましょう。

シリーズ名 柊茂 柊春子 柊葉子 ライバル弁護士 相棒役
赤かぶ検事奮戦記 フランキー堺 春川ますみ 倍賞千恵子 沖雅也(法眼弁護士) 森田健作(榊田警部補)
赤かぶ検事奮戦記Ⅱ フランキー堺 春川ますみ 片平なぎさ 勝野洋(法眼弁護士) 森田健作(榊田警部補)
赤かぶ検事奮戦記Ⅲ フランキー堺 春川ますみ 和泉雅子 荻島真一(泉弁護士) 森田健作(笛吹事務官)
赤かぶ検事奮戦記Ⅳ フランキー堺 春川ますみ 星野知子 内田朝雄(大久保弁護士) 小倉一郎(本多事務官)
竹内力(水野刑事)
赤かぶ検事奮戦記 フランキー堺 春川ますみ かたせ梨乃(1作目) 田中健(法眼弁護士/1作目) 桜金浩(小池事務官)
美保純(2・3作目) 高峰圭二(榊田警部)
赤かぶ検事の逆転法廷 フランキー堺 春川ますみ 美保純 御木本伸介(法眼弁護士) 桜金浩(小池事務官)
高峰圭二(榊田警部)

主人公の赤かぶ検事こと柊茂役は当然全作においてフランキー堺さんなのですが、妻の柊春子役も全て春川ますみさんです。この夫婦の絶妙なコンビぶりはこの作品の生命線の一つともいえる程だったのでこれも当然ですよね。

弁護士であり、時には父の茂との法廷対決にもなる娘の柊葉子役には大物女優の名がずらりと並んでいます。2時間スペシャルの2~3作目と、最終作となった逆転法廷では美保純さんが続けて演じられましたが、後は全てのシリーズで違う女優さんとなっています。

赤かぶのライバル弁護士といえば、法眼弁護士ですが、法眼弁護士が出演しないシリーズもあります。ⅢとⅣがそうですね。その場合もきっちり赤かぶ検事のライバルとなる弁護士が登場しています。

検察事務官や警部などの相棒役は、現千葉県知事の森田健作さんの印象が強いですが、第4シリーズでは当時弱冠21歳だった竹内力さんも駆け出し刑事の水野鉄太郎役でレギュラー出演しています。これがまた超絶イケメンなのです(笑)。

フランキー堺さんと春川ますみさん演じる茂と春子の名古屋弁での軽妙なやり取り、そして大物女優が歴代を務めた娘・柊葉子役、二枚目や名バイプレーヤーが演じたライバル弁護士・相棒事務官・刑事役・・赤かぶ検事シリーズの元祖に相応しい名作です。

2時間ドラマ「新・赤かぶ検事奮戦記」若き日のV6長野博や窪塚洋介もレギュラーで

フランキー堺さんが赤かぶ検事役として10年以上演じられた柊茂役ですが、その役を引き継いだのがこれまたシブい名優・橋爪功さん。この配役センスには本当にうならされる他有りません。素晴らしいですね。橋爪功さんが赤かぶ検事を演じたシリーズは全て2時間ドラマ枠である「土曜ワイド劇場」で放送され、題名は「新・赤かぶ検事奮戦記」となっています。以下が番組の概要となります。

シリーズ名 作品数 放送期間 主演 放送局
新・赤かぶ検事奮戦記 17作 1994年~2005年 橋爪功 テレビ朝日系列(制作はABC)

このドラマには、原作には登場するものの、フランキー堺さん主演の赤かぶシリーズでは登場しなかった、柊正男と柊誠二という茂と春子の二人の息子も登場します(葉子の弟達)。

以下が橋爪功さん主演の「新・赤かぶ検事奮戦記」のレギュラー出演者となります。

柊茂役
橋爪功

柊春子役
藤田弓子

柊葉子役
畠田理恵(1・2作)
高田万由子(3~13作)
西條三恵(14~17作)

柊正男役
長野博(1・2作)
榎本雄太(3作)
窪塚洋介(4~9作)
石川伸一郎(10~13作)
斉藤慶太(14~16作)

柊誠二役
国分博(1・2作)
菊池健太(3作)
土倉有貴(4~13作)
尾上寛之(14~16作)

岡田警部役
谷村昌彦(1~7、9~11作)

榊田警部補役
渡辺哲

法眼正法弁護士役
羽場裕一(2作)
石丸謙二郎(14~17作)

行天燎子
中島史恵(14~17作)

溝口警部
石倉三郎(14~17作)

こちらの作品も、放送期間約12年、全17作という超ロングスパンの作品でありながら、妻の春子役は全作で藤田弓子さんが演じられています。こちらの橋爪&藤田ペアの名古屋弁でのやり取りもまた素晴らしく、ドラマの肝といってもいいものでした。

他で目を引くのが、赤かぶ検事の長男である柊正男役。

ジャニーズ事務所の人気アイドルグループ、V6メンバーの長野博さんが1作目と2作目で正男を演じられています。V6結成前ですね。さらに、三代目の柊正男役にはあの窪塚洋介さん。当時の芸名は「ヨースケ」でしたが、後の超大物となる片鱗は見せてくれていました。

フランキーさんの前シリーズと同じく、ABC(旧朝日放送)と松竹が制作を手掛けており、テーマソングもフランキー堺さんの時に使用されていた、渡辺岳夫さん作曲のあの軽快でキャッチーなあのお馴染みのテーマが使用されています。個人期には赤かぶといったら何といってもあの渡辺岳夫さんの音楽ですね。

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TBS版「赤かぶ」連ドラ化もされた中村梅雀の人気シリーズは2016年にキャストをリニューアル

フランキー堺さんが約11年半、橋爪功さんも約11年という長期にわたって演じ、人気ヒットシリーズとなった「赤かぶ検事奮戦記」シリーズですが、橋爪さんの新・赤かぶ~が終了すると、ABC・松竹の制作による赤かぶシリーズは終了という事となります。約4年の空白期間を経てTBS系列で始まったのが、中村梅雀さん主演のこのシリーズです。

シリーズ名 全話数 放送期間 放送形態 放送時間
赤かぶ検事奮戦記 京都転勤篇 1作 2009年5月11日 2時間ドラマ 月曜ゴールデン枠
赤かぶ検事京都篇 9話 2010年1月13日~3月10日 連続テレビドラマ 毎週水曜21:00~21:54
赤かぶ検事奮戦記 4作 2010年10月18日~2015年2月2日 2時間ドラマ 月曜ゴールデン枠
赤かぶ検事奮戦記 2作 2016年11月28日~継続中 2時間ドラマ 月曜名作劇場枠

まずは2009年に月曜ゴールデンで2時間ドラマが放送され、2010年初頭には水曜劇場枠で1時間の連ドラ化で全9話が放送され、その後はまた月曜ゴールデンへと戻って2時間ドラマとなって、今は月曜名作劇場の中で不定期に放送されているシリーズものです。

このTBS版赤かぶシリーズの主要キャストがこちらになります。

柊茂役
中村梅雀

柊春子役
古手川祐子(1~5作・連ドラ)
宮崎美子(6作~)

柊葉子役
菊川怜(2~5作・連ドラ)
武田梨奈(6作~)

行天燎子役
原沙知絵(1~5作・連ドラ)
高橋かおり(6作~)

溝口警部役
中西良太(1~5作・連ドラ)

白井警部補役
河相我聞(6作~)

桜田事務官役
川俣しのぶ(1~5作・連ドラ)
久保田磨希(6作~)

第1作目から連ドラシリーズを挟んで第5作目までは、主要キャストはほぼ不動だったのですが、2時間ドラマ枠の名称が月曜名作劇場となった第6作目からは、主演の中村梅雀さん以外のメンバーを俳優総入れ替えという形でリニューアルしました。

今や放送枠、作品数ともに減少の一途を辿っている2時間ドラマの中でしっかり生き残っている貴重な2時間ドラマとして、いやそれより何よりフランキー堺さん、橋爪功さんと続いてきた名作小説の2時間ドラマ・連ドラ化という映像化の歴史を守るためにもこれからもさらなる新作、シリーズ継続を望みたいものですね。

 

以上、和久峻三さん原作の「赤かぶ検事奮戦記」の歴代シリーズをご紹介しました。

その他のシリーズものや単発作品についてはそれぞれ以下の記事をご参照ください。

「告発弁護士猪狩文助(いかりぶんすけ)」シリーズ

2時間サスペンス・芸者弁護士シリーズ歴代作品と主演女優

2サスでドラマシリーズ化された和久峻三原作作品 あんみつ検事や京都殺人案内、九門法律相談所、フルムーン探偵等

和久峻三原作単発2時間ドラマ放送テレビ局別 テレ朝、日テレ、フジ、TBS、テレ東各局の名作ミステリー

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