21世紀高視聴率朝ドラランキング 平均視聴率20%超えの歴代名作一覧 ベスト10に入った人気作品は?

1961年(昭和36年) 4月3日、記念すべき第1作目となる「娘と私」(主演:北沢彪)から始まったNHK連続テレビ小説、通称“朝ドラ”。

昭和40年代から50年代にかけて黄金期を迎え、平均視聴率40%超えの数々の大ヒット高視聴率ドラマを連発したNHKの、いや日本を代表するドラマ枠の朝ドラですが、一般視聴者のテレビ離れによって21世紀に入ると視聴率は苦戦を強いられる事も珍しくありません。

しかしそんな21世紀朝ドラ作品の中にも、昨今のテレビ業界においては驚異ともいえる平均20%越えを果たしたドラマが数多くあります。ここではそんな21世紀(2001年以降)におけるドラマを視聴率の高い順にランキング形式でご紹介しましょう。

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ランキング次点11位~ クドカン「あまちゃん」や「ひよっこ」「わろてんか」等

順位 ドラマタイトル 視聴率(最高/平均) 主演 脚本 作数/製作年 制作局
14 わろてんか 22.5%/20.1% 葵わかな 吉田智子 97作/2017年 NHK大阪
13 べっぴんさん 22.5%/20.3% 芳根京子 渡辺千穂 95作/2016年 NHK大阪
12 ひよっこ 24.4%/20.4% 有村架純 岡田惠和 96作/2017年 NHK
11 あまちゃん 27.0%/20.6% 能年玲奈(現:のん) 宮藤官九郎 88作/2013年 NHK

21世紀(2001年~)における朝ドラのうち平均視聴率が20%を超えたのは14作品。トップ10圏外は4作品で上記の顔ぶれとなっています。いずれも2013年以降の作品と、新しい作品が並ぶ結果となりました。

“あまロス”という言葉を生み出して社会現象にまでなったクドカン原作の「あまちゃん」は意外なことに11位にとどまっています。まあこのドラマの価値は視聴率では図れないほど大きいのですが…普段朝ドラを見ない視聴者層を引き入れたのは凄い事だと思いますね。

第10位 朝ドラ67作目「まんてん」(2002年) 主演:宮地真緒

放送期間 :2002年9月30日~2003年3月29日
制 作 局:NHK大阪
音   楽:川崎真弘
イメージ曲:「この街」元ちとせ
脚   本:マキノノゾミ
主   演:宮地真緒
主 人 公:日高満天(花山満天)
時   代:平成9年~平成21年
平均視聴率:20.7%
最高視聴率:23.6%

ヒロインは当時グラビアなどでも活躍していた宮地真緒さんが務めました。宇宙飛行士となって夢をかなえる少女の半生を描いた作品です。

ヒロインの相手役に藤井隆さんが抜擢された他、笑福亭松之助、オール巨人、末成由美、桂楽珍、ゴルゴ松本(TIM)、山田花子、りあるキッズ(安田善紀・長田融季)などお笑い芸人が大挙して起用されたのが印象的な作品でしたね。

第9位 朝ドラ91作目「マッサン」(2014年) 主演:玉山鉄二、シャーロット・ケイト・フォックス

放送期間 :2014年9月29日~2015年3月28日
制 作 局:NHK大阪
音   楽:富貴晴美
イメージ曲:「麦の唄」中島みゆき
脚   本:羽原大介
主   演:玉山鉄二、シャーロット・ケイト・フォックス
主 人 公:亀山正春・エリー夫妻
時   代:大正9年~昭和46年
平均視聴率:21.1%
最高視聴率:25.0%

1995年の「走らんか!」以来約19年振りの男性主人公起用となったのがこの「マッサン」。そのコンセプトは大成功して見事高視聴率を記録して大いに話題にもなりました。玉山鉄二の演技もさることながら、外国人として初の主人公(W主演)に起用されたシャーロット・ケイト・フォックスもまた素晴らしかったですね。

ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝とその妻・リタをモデルにしたこの作品、ドラマタイトルの「マッサン」とはそのリタの夫の呼び名に由来しています。

第8位 朝ドラ68作目「こころ」(2003年) 主演:中越典子

放送期間 :2003年3月31日~9月27日
制 作 局:NHK
音   楽:吉俣良
挿 入 歌:「こころ」「ヒトツ/フタツ」熊木杏里
脚   本:青柳祐美子
主   演:中越典子
主 人 公:末永こころ(朝倉こころ)
時   代:平成12年5月~
平均視聴率:21.3%
最高視聴率:26.0%

視聴率が記録された初の朝ドラだった1964年(昭和39年)「うず潮」以来、平均視聴率20%を割った事のなかったモンスタードラマ枠がこのNHK連続テレビ小説だったのですが、その記録の最後の作品となったのがこの中越典子さん主演「こころ」です。残念ながらこの次の「てるてる家族」で初めて平均20%を下回った朝ドラは、その後、2012年「梅ちゃん先生」で平均20%を突破するまで17作連続で20%割れという苦難の時代を迎える事となったのです。

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第7位 朝ドラ64作目「ちゅらさん」(2001年) 主演:国仲涼子

放送期間 :2001年4月2日~9月29日
制 作 局:NHK
音   楽:丸山和範
挿 入 歌:「Best Friend」Kiroro
脚   本:岡田惠和
主   演:国仲涼子
主 人 公:上村恵里(古波蔵恵里)
平均視聴率:22.2%
最高視聴率:29.3%

個人的感想としては、「このドラマが7位っすか…」という印象です、もちろんいい意味ですが。もっと上位だと思ってましたね。それ程までに内容も面白かったですし、世間からの評価も高い番組だと思ったので…

その人気の高さは続編が複数回制作された事からも明らかです。「ちゅらんさん2」(2003年)、「ちゅらさん3」(2004年)、「ちゅらさん4」(2007年)と、なんと3シリーズも続編が作られているのですから驚きです(ドラマ枠は朝ドラ以外)。見る度に「沖縄行きてー」って思わせてくれるドラマです。主人公の弟役で、まだ十代だった若き日の山田孝之さんが出ているので彼のファンも必見ですよ。

第6位 朝ドラ89作目「ごちそうさん」(2013年) 主演:杏

放送期間 :2013年9月30日~2014年3月25日
制 作 局:NHK大阪
音   楽:菅野よう子
主 題 歌:「雨のち晴レルヤ」ゆず
脚   本:森下佳子
主   演:杏
主 人 公:卯野め以子(西門め以子)
時   代:明治44年~昭和22年
平均視聴率:22.3%
最高視聴率:27.3%

社会現象を巻き起こした「あまちゃん」放送終了を受けて後継番組としてスタートしたのがこの「ごちそうさん」です。結果的に視聴率は「あまちゃん」以上の数字を残し、朝ドラ再躍進のきっかけとなったドラマといっていいでしょう。

個人的な意見ですが、やはり杏さんの存在感というか女優としての力量は凄いと再認識してしまうドラマですね。他の女優にはないオーラを持っている稀有な存在です。ちなみに、現在の夫である東出昌大さんが劇中でも夫を演じており、文字通りこのドラマで二人は出会い結婚されたという、芸能界きっての人気者夫婦にとってもメモリアルなドラマでもあります。

第4位 朝ドラ65作目「ほんまもん」(2001年) 主演:池脇千鶴

放送期間 :2001年10月1日~2002年3月30日
制 作 局:NHK大阪
音   楽:千住明
挿 入 歌:「誰かがそばにいる」小林幸子
脚   本:西荻弓絵
主   演:池脇千鶴
主 人 公:山中木葉(松岡木葉)
平均視聴率:22.6%
最高視聴率:25.1%

NHK大阪放送局制作で、NHK大阪放送局内にあるNHK新大阪放送会館を使って制作された初めての朝ドラがこの「ほんまもん」です。個人的に大好きな西荻弓絵さんのドラマという事で注目していたのですが、数字的にも21世紀における朝ドラのランク4位に輝く結果となりました。

個人的には主人公のお父さんを演じた根津甚八さんの演じる板前・父親役演技が素晴らしかったですね。最後は舌ガンによって味覚を失うことになる主人公の父の切なさに心を打たれました。素晴らしい俳優さんだっただけに、63歳での俳優引退はあまりにも早すぎましたね…

第4位 朝ドラ90作目「花子とアン」(2014年) 主演:吉高由里子

放送期間 :2014年3月31日~9月27日
制 作 局:NHK
音   楽:梶浦由記
主 題 歌:「にじいろ」絢香
原   作:村岡恵理
脚   本:中園ミホ
主   演:吉高由里子
主 人 公:安東はな(村岡花子)
時代設定 :明治33年~昭和27年
平均視聴率:22.6%
最高視聴率:25.9%

大人気脚本家の中園ミホさんが脚本を務め、人気急上昇中だった吉高由里子さんが主演したこの「花子とアン」の成功は今考えれば当然といっていいのかもしれませんね。

このドラマの凄さの一つが豪華絢爛な若手俳優陣の起用でしょう。今では主演級の人気俳優が大挙して出演していました。そのメンツたるや、鈴木亮平、窪田正孝、黒木華、土屋太鳳、賀来賢人…今ほどの知名度も無かったこれらの若手俳優を起用したキャスティングはまさに先見の明というべきでしょう。

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第3位 朝ドラ90作目「とと姉ちゃん」(2016年) 主演:高畑充希

放送期間 :2016年4月4日~10月1日
制 作 局:NHK
音   楽:遠藤浩二
主 題 歌:「花束を君に」宇多田ヒカル
脚   本:西田征史
主   演:高畑充希
主 人 公:小橋常子
時代設定 :昭和5年~昭和63年
平均視聴率:22.8%
最高視聴率:25.9%

若手演技派女優としての地位を揺るぎないものとした感のある高畑充希さんの朝ドラ主演作がこの「とと姉ちゃん」。日本を代表する家庭向け総合雑誌として有名な「暮しの手帖」を生み出した大橋鎭子さんと花森安治さんをモデルとして描いたこの作品、高畑さんの圧倒的な演技力もあって見事に高視聴率を記録しました。

人気アニメ・タイバニ(TIGER & BUNNY)などを手掛けた新進気鋭の脚本家である西田征史さんの脚本もキャラの描き方や立たせ方等、流石としか言いようがない出来でした。この方、近い将来は必ずや大河ドラマも手掛けられる事でしょう。楽しみです。なお、現在大人気の坂口健太郎さんもこのドラマでの主人公の相手役によってエランドール新人賞を受賞して一気に飛躍されました。

第2位 朝ドラ66作目「さくら」(2002年) 主演:高野志穂

放送期間 :2002年4月1日~9月28日
制 作 局:NHK
音   楽:小六禮次郎
挿 入 歌:「桜景」「四季のさくら」森公美子
脚   本:田渕久美子
主   演:高野志穂
主 人 公:松下さくら(エリザベス・サクラ・マツシタ)
時代設定 :現代
平均視聴率:23.3%
最高視聴率:27.5%

外国語青年招致事業によって日本の中学に赴任する事となったハワイ生まれで日系四世のヒロイン役を高野志穂さんが演じたこの「さくら」。高野さんは実際に幼少期から両親の仕事の関係で世界各国に滞在していた帰国子女であり、バイリンガルでもあります。まさにこのドラマの松下さくら役にはこれ以上ないという程ピッタリハマっていましたね。

高野さんと、今は亡き名優・大滝秀治さん演じるお爺ちゃんとのやり取りが何とも良かったですねえ。大滝さんのあのナレーションもまた大滝さんにしか出せない味があって…まさに余人に代えられぬ存在感を持った俳優さんでしたね。

第1位 朝ドラ93作目「あさが来た」(2015年) 主演:波留

放送期間 :2015年9月28日~2016年4月2日
制 作 局:NHK大阪
音   楽:林ゆうき
主 題 歌:「365日の紙飛行機」AKB48
原   作:古川智映子
脚   本:大森美香
主   演:波留
主 人 公:今井あさ(白岡あさ)
時代設定 :安政四年(1857年)~大正年間
平均視聴率:23.5%
最高視聴率:27.2%

女性実業家で教育者、社会活動家としても活躍した広岡浅子の生涯を描いた「あさが来た」、まさに平成作品のみならず朝ドラ全作品を代表する傑作であることは間違いありません。

「びっくりぽん」というあさの口癖は広く世間一般でも用いられる流行語となり、AKB48の歌う主題歌「365日の紙飛行機」も国民的ソングといっていい程に愛される曲となりました。そして旧薩摩藩士で実業家の五代友厚を演じたディーン・フジオカさんはそれまで日本ではほぼ無名の存在でしたが、この五代様役によって一躍大ブレイクし、現在では押しも押されもせぬ主演級俳優に上り詰めました。とにかく影響力の凄さはずば抜けていましたね。

個人的には、三谷幸喜原作の2004年大河ドラマ「新選組!」で土方歳三を演じた山本耕史さんが10年振りに土方歳三として登場してくれたのが嬉しかったです。あのドラマのファンとしては涙ちょちょ切れもんでしたなぁ…(死語ですなぁ…)

 

なお、20世紀作品も含む朝ドラ全作品での高視聴率ランキングについてはこちらをご覧ください。

[TVドラマ]NHK連続テレビ小説(朝ドラ)の歴代高視聴率ランキング

朝ドラのワーストランキングについてはこちらを。

NHK朝ドラ(連続テレビ小説)歴代視聴率ワーストランキング

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