【1985年のジャンプ】前半は男塾、とんちんかん、シティーハンターを輩出するも後半からは長い低迷期へ?

1984年には、いよいよ連載開始以降10年以上にわたって週刊少年ジャンプの屋台骨を支え続ける伝説の「ドラゴンボール」が始まった週刊少年ジャンプ。既にずば抜けた人気を誇っていた「北斗の拳」との二枚看板によって、ジャンプは大きく躍進していく事となります。

ここでは、二枚看板が出揃った翌年、1985年(昭和60年)の週刊少年ジャンプについてピックアップしてみたいと思います。

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昭和六十年(1985年)第22号の連載作品名と漫画作者一覧

わたしが1985年(昭和60年)の週刊少年ジャンプでピックアップしたのは第22号。以下が連載作品とその作者名一覧です。

作 品 名        作 者 名

ドラゴンボール      鳥山明
キン肉マン        ゆでたまご
魁!!男塾        宮下あきら
キャプテン翼       高橋陽一
こち亀          秋本治
北斗の拳         武論尊・原哲夫
シティーハンター     北条司
学園情報部H.I.P.  富沢順
ブラック・エンジェルズ  平松伸二
ついでにとんちんかん   えんどコイチ
ハイスクール!奇面組   新沢基栄
銀牙~流れ星銀      高橋よしひろ
シェイプアップ乱     徳弘正也
きまぐれオレンジ☆ロード まつもと泉
ばくだん         本宮ひろし
ウイングマン       桂正和

なぜわたしがこの号をチョイスしたのか?それは、この号こそ、男子に圧倒的な人気を誇った名作、宮下あきら先生の「魁!!男塾」の連載が始まったメモリアル号だからなのです。

“漢”と書いて“おとこ”と読む!!記録よりも男子の記憶に残る傑作「魁!!男塾」

1981年の週刊少年ジャンプの記事に書いたとおり、わたしは思い入れの部分も含めて宮下先生の作品では一番「激!極虎一家」が好きなのですが、もちろん「魁!!男塾」も大好きです。極虎一家と遜色ないほどに好きです。その人気は「アメトーーーク」で男塾芸人が放送された事からも明らかでしょう。世のアラフォー硬派男子にとって、ある意味この男塾はバイブルといっても過言ではない存在なのです。

男塾一号生の主人公の剣桃太郎と仲間の冨樫源次、虎丸龍次、Jの主要4キャラクターに加え、驚邏大四凶殺(きょうらだいよんきょうさつ)で死闘を演じた関東豪学連の伊達臣人、豪学連三面拳の月光、飛燕、雷電らが仲間に加わり、さらには二号生の赤石剛次、大威震八連制覇(だいいしんぱーれんせいは)を戦った大豪院邪鬼らの三号生らとも死闘を演じながら仲間となっていき、世界各国の猛者たちと戦うという、ある意味少年バトル漫画のひな型といってもいい作品ともいえるかもしれません。

塾長・江田島平八や男塾名物の過酷な見世物、行事、さらに実在すると多くの少年たちに信じられていた民明書房など、数々の伝説を残してきたこの男塾。まさに記録よりも日本の少年たちの記憶にいつまでも残り続ける大傑作といえるでしょう。

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メディアミックスで人気を博した「シティハンター」と「ついでにとんちんかん」

1985年連載開始の人気漫画といえば、上記した「魁!!男塾」のほかに、男塾に先駆けて連載スタートした北条司先生の「シティーハンター」とえんどコイチ先生の「ついでにとんちんかん」があげられます。

シティーハンターに関しては、アニメ化されて杏里の歌うアニメ主題歌の大ヒットも相まって一躍大人気作品となった「キャッツ・アイ」を描いた北条司先生の待望の新作という事で、始まる前から大ヒットの予感は満載でしたね。

来生家の美人三姉妹を主人公に据えたキャッツアイとは打って変わって今度は凄腕のスイーパー(始末屋)・冴羽遼を主人公とし、ギャグもふんだんに交え、さらにオシャレな大人感も交えつつ、見事に北条司ワールドを完成させた作品と言っていいでしょう。

キャッツアイの主題歌も大ヒットしましたが、この「シティハンター」もアニメ化されて大成功しましたし、エンディングで使われていたTM NETWORKの「GET WILD(ゲット・ワイルド)」などのテーマソングもヒットしましたよね。

そうそう、ついでにとんちんかんもアニメ化されましたね。このアニメの主題歌はおニャン子クラブから派生した「うしろ髪ひかれ隊」が歌ってましたよね。メンバーは工藤静香、生稲晃子、斉藤満喜子でしたねえ。広島カープの応援歌で有名な生稲晃子さんの「麦わらでダンス」もアニメ版とんちんかんの後期オープニングテーマでしたね。

平松伸二、寺沢武一、桂正和らの実績組でも苦戦を強いられる週刊ジャンプの熾烈な争い

1985年は前述したように、「魁!!男塾」、「シティーハンター」、「ついでにとんちんかん」という後にアニメ化もされた名作が3作生まれるなど、結果だけ見ればまずまずの年だったのかもしれませんが、この3作が生まれたのはいずれも1985年の前半であり、後半はその後の週刊少年ジャンプの中軸を担うような新連載漫画は現れませんでしたね。どれも短期で終了した作品であり、その意味では今後に少し暗雲をもたらすものであったかもしれません。

ちなみに、1985年の男塾以降の新連載作品を列挙して見ますと以下の通りとなります。

開始号 作 品 名      作 者 名

23号 すもも        天沼俊
24号 飛ぶ教室       ひらまつつとむ
31号 ブラックナイトバット 寺沢武一
32号 ジャストACE    井上泰樹
39号 ウルフにKISS   寺島優・小谷憲一
40号 ショーリ!!     ちば拓
41号 ロードランナー    次原隆二
51号 ラブ&ファイヤー   平松伸二
52号 超機動員ヴァンダー  桂正和

残念ながらこれらの新連載作品はどの作品も20話を超える事が出来ずに終了の憂き目にあっています。作者も寺沢武一、小谷憲一、平松伸二、桂正和など実績豊富な面々も多く、ジャンプ内の新陳代謝が促される時期でもあったのかと思いますね。

男塾という看板を得た1985年の少年ジャンプですが、世代交代の必要性も大きく感じさせられる1年でもありましたね。

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